【椅子と演奏の関係】

ソロギタリストで僕のように座って演奏する者にとって、「椅子の高さ」というのは演奏の質を左右する非常に重要なポイント。客席から見てる方にとっては、おそらく「ただ座っているだけ」という感覚で、そこまで想像できないかと思いますが、椅子の高さによって決まるギターと身体の距離や(ホールド感?)、ギターを支える右足の高さの具合によって、弾きやすさ、弾きにくさが出てくるんですよね。というより、冒頭に書いたように、その日の演奏の運命が決まってしまう部分なんです。

そこで、足台を使ったり、さらに、右足のつま先を上げたりして高さを調整したりするんですが、これまで完璧に合ったことがありません・・・言い訳に聞こえるかもしれませんが(笑)。加えて、最近は客席からの見やすさを優先して、より高い椅子(足がステージにつかない!)を使うことがあったりして、「見やすさ」と「演奏のしやすさ」の間を行ったり来たりで苦労することが増えてきました。先日も、急遽、ストラップをお借りしてホールド感を上げてみたんですが、やはり、しっくりきませんでした。さらに、途中、立って弾いたりもしてみましたが、数十秒で撃沈!(笑)。

野球の投手で言うと、マウンドの高さや傾斜、周辺のグランドの土の固さ、さらにプレートの高さなどから来る問題に近いかもしれませんね。やはり「慣れる」しかないのでしょうか・・・でも、すでにソロギタリストとして再出発してから20年近く経ってるし(笑)。

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