やっぱり右手

カナダ・ツアーへ向けての練習の過程で、改めて思いました―ギターは右手(弾き手)で決まると。僕のライブに来られる人たちは、よく僕が「本番は練習よりガク~ンと演奏の質が落ちる」と口にするのをご存知だと思いますが、逆に、練習のときは完全に緊張感から開放されているせいか、うまい具合に力がぬけて、自分で言うのもなんですが、けっこう“いけてる”んですよね(笑)。ので、ライブで冗談まじりに言うように、練習をのぞき見してもらうのが一番なんですが、まぁ、そういうわけにはいかないので、日夜、練習と本番のギャップを埋めようと努力しているわけです。

さて、なにが難しいかと言うと、とくに右手(左手もそうですが)の指の一本一本をバラバラにきちんとコントロールできるかどうかという点ですね。ライブでは緊張感(とくに「見られている」ということへのプレッシャー!)などで、どうしても力んでしまうので、筋肉が硬くなったような状態になるんですよね。よって、各指のコントロールがしにくくなる、という筋書き。ましてや、トミー・エマニュエルのように、あるときはサムピックを使ったり、普通のピックを使ったりという使い分けにはかなりの技術(+慣れ)が必要となりますねぇ。僕には到底できないことです。なぜなら、親指から弦までの数ミリの距離感が異なるだけで、弦に対するアタック感とかが全く違うからです。とにかく違和感があるんですよね。例えば、アンコールだけとかならできるかもしれませんが、本編のライブの中で使い分けることは厳しいと言わざるを得ませんねぇ。

ギター・ライブへ来られる人たちは、おそらくプレーヤーの左手しか注目していないのではないでしょうか。思うに、左手に関しては真面目に練習さえすれば、かなりのスピードで弾けるようになると思いますが、こと右手となると、そのプーヤーの実力と直結する“センス”の部分も鍵となってきますので、一筋縄ではいかないところがあります。今後は、そんな隠れた部分にも注目していただいて、ライブを楽しんでいただければと思います。

ちなみに、カナダ・ツアーの曲目は決まりました。あとは精度を上げていくのみです!

では、今日はこの辺で。

ピ~んときたら…

3月3日のカナダツアー出発に向け、さて何を演奏しようかと思いを巡らせていると、立て続けに新曲が2曲もできてしまいました! で、さっそく、忘れないように(もう記憶力はたよりにならん!?)、先日の誕生日にいただいたICレコーダーに録音。僕の場合、曲を作るつもりでギターを持つわけではないんです。ポロポロと練習をかねて弾いている途中で、何かピ~んとくるフレーズとかコードとかに出会った瞬間からアイデアが膨らんでくるんですよね。この「ピ~ん」という感覚は、まさに頭の中に電気がともる感じかな。一見、“受身”のように思えるかもしれませんが、僕の場合、作曲のための作曲ではどうしても無理がでてくるような気がするんです。なんか、自然さに欠けるというか、小手先だけで処理をしようとするところがでてくるというか。頭で考える作業は、大体、曲がまとまってきてからでいいと思うなぁ。それまでは、「心」(感覚)のおもむくまま舵取りをしていったほうが、より自然(素直)な感じになると思うけど、どうでしょうか?

で、カナダ・ツアーですが、日本の伝統的な曲をやって欲しいというリクエストがあって、今、選曲中なのですが、この“伝統的”という言葉の解釈は「古くから伝わり、日本(人)を代表する曲」ということでいいのかな? ん・・・どうしよう。 何をやればいいのかなぁ。

出発まで、あと8日ほどですが、旅の準備もろもろで、なんかせわしな~い感じがしてきました。飛行機が怖いし、機内で眠れるかなぁ・・・(笑)。 

「生」はええねぇ!

お知らせしていたように、昨夜はMBSラジオ『押尾コータローの押しても弾いても』に出演させていただきました。ここは、いつも温かく迎え入れていただけるだけではなく、スタッフの皆さまとも「ギター」という言語を通して会話ができるので、単に“仕事”として出向いて行くのとはぜんぜん違いますねぇ。ライブ会場とは異なる緊張感も楽しめるし!

で、押尾くんと軽くセッション(♪Superstition)の打ち合わせなどをしていると、あっと言う間に本番の時間。大体、番組スタートから30分後くらいの登場と聞いていたので、しばしスタジオの外で待機。ライブでもそうなんですが、本番の5~10分前というのは、僕にとってすごく大切な時間帯なんですよね。たとえ、たわいもないことを話していても、それなりにマインドは演奏へとシフトしていってるんです。意外と、この出番前の過ごし方によって演奏の質が左右されることもあると思いますねぇ。もう、業界にデビューしてから何十年も経つけど、自分のテンションを本番時にピークへもっていくことの難しさは、あいかわらず変わっていないようです。

さて、本番ですが、僕の生演奏は「♪Hotel California」(イーグルス)を選びました。ニューCDから選曲したほうが良かったのかもしれませんが、少しでもリスナーの皆さまに馴染みのある曲の方が、アコギの面白さを理解してもらえるかな、という気分で選びました。楽しんでもらえたのかな?

そして、押尾くんとのセッション。やっぱセッションでの押し合い・引き合いは文句なく楽しい! あのスリル感あふれるギブ&テイクの駆け引き。ギター以外は無言なんだけど、空気中には様々な言葉が飛び交ってるような錯覚を覚えますね。いや~、楽しかった~!

最後になりましたが、かおりん、そしてスタッフの皆さま、ありがとうございました! ライブの告知もろもろ感謝しております。そうそう、ギターのほう、頑張ってくださいね。番組中に言うのを忘れていましたが、ことギターを学ぶことに関しては「各駅停車」でいいんですよ。 「一歩、一歩」です。ただ、分かれ道は、それを続けることができるかどうかです。ご健闘を祈ります!

では、この辺で。

変な夢

ここ数日間、立て続けにめっちゃ変な夢をみました。ひとつは、なんと、右足の太もも部分がマグロのトロになってしまった夢! そして、夢の中でそれを見た僕は、「ええ~脂のってんなぁ」と自分の太ももにコメントするありさま(笑)。もうひとつは、何故かメキシコに旅をして迷子になって泣きそうになった夢。手にはきちんと通貨のペソを握りしめていました。
それにしても、夢ってなんか意味があるんやろかぁ? あと、「こんな、あんな夢をみたい」と思って、実際に見れるのかなぁ。 ほんとうに夢って不思議やね。

さて、今夜はどんな夢をみるかな・・・

明日はMBSラジオの『押尾コータローの押しても弾いても』にゲスト出演します。関西地方メインの番組ですが、聴ける人は聴いてみてくださいね。もちろん、生演奏しますよ!

無事終了!

皆さん、お元気ですか?

それにしても寒いですね~。これは全国的かな? とくに昨日の神戸(鈴蘭台)はめっちゃ寒かった! でも、記念ミニ・ライブツアーの締めとして、熱い一夜となりました。そして、昨日はこのシリーズ最後のライブということで、少し内容も変えて、「思いのまま」みたいな感じで進行しました。ので、思いつきで久しぶりに演奏した曲もありましたし(危険度・大!?)、明後日にMBSラジオでお世話になる押尾くんの「♪黄昏」まで演奏してしまいました! じつは、この曲好きなんですよねぇ、僕は。なんとも言えない哀愁があるんよねぇ。

そして、その前の東京、京都のライブにご来場くださった皆さまにも感謝いたします。ありがとうございました! とくに、京都は僕にとって「思い出の街」でもありますし、なんとソロギターでは初めての演奏ということもあり緊張していたのですが、お店(モダンタイムス)の皆さま、そしてお客さまにも温かく迎え入れていただいたお陰で楽しく進行できました。おおきに!
東京の会場は、アコギ好きが集まるお店「らいん」。共通の趣味(フェチ!?)を持つ人たちがお酒を飲みながらワイワイできる雰囲気がここにはありますねぇ。不定期ですが、アコギのライブを開催しておられますので、興味のある方はぜひ行ってみてください。

・・・ということで、2月3日に始まった新譜発売記念ライブシリーズ、これで一段落ということになりました。次はカナダ・ツアー、そして、4月のダグ・スミス(インターナショナル・フィンガーピッキング・チャンピオン!)との国内ツアーと続きます。

今後とも、よろしくお願いしますね!

では、今日はこの辺で。

15, 16, 17のライブ!

今日は、15日からのライブに備え、軽く練習。「軽く」というのは、先日、演奏中に割れた爪のことがあって、これ以上悪くならないようにと気をつけながらやったから。割れたところと他の部分の長さを合わせないといけないので、結局、他の指の爪も全体的に短く切らざるをえませんでした。ので、ちょっと心配…ライブ当日には爪をきちんと補強する予定ですが、今は「お願い、3日間はもってくれ~」という気分です(笑)。

何でもそうですが、「バランス」って大切なんやね、やっぱり! 失くしてみて初めて意識するものかもしれないね。たかが「爪」と言ってしまえばそれまでですが、これまであまり問題がなかったので強く意識したことはなかったんですが、今回のちょっとしたトラブルで「もっと面倒をみないとなぁ」とか「大切にしないとなぁ」と、なにか人間関係にも言えるようなことを改めて思うようになりました。大げさですが、「ケガの功名」かな?

で、そのライブですが、また少し内容を変えてやりますので、「一度見たよ~」と言われる方にも楽しんでいただけるかと思っています。ぜひ、お誘い合わせの上、ご来場くださいね! 念のために、↓スケジュールを書いておきますね。

  • 2月15日(金):モダン・タイムス(京都) 開演:19:30
    お問合せ先:(075)212-8385
  • 2月16日(土):カフェ・らいん(東京) 開演:18:00
    お問合せ先:(03)3262-4675
  • 2月17日(日):スターダスト・カフェ(神戸) 開演:19:00
    お問合せ先:(078)592-6310

では、会場でお会いしましょう&よろしくお願いします!

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※2月20日(水):MBSラジオ『押尾コータローの押しても弾いても』にゲスト出演いたします。

“なまり”はグ~!?

先日、東京で偶然入ったお店に、これまた偶然、オーストラリア人の軍団がいました。僕自身、5年半も住んだところですので、彼らの英語のアクセント(なまり)を聞いた途端に“里帰り状態”みたいになってしまい、そこから一気にお酒が進んでしまったのですが、やっぱりお国柄を表す「なまり」はええなぁ、とつくずく思いました。
いわば、アクセントはアイデンティティーの象徴でもあるわけですが、すごく魅力的でもあると思うんです。だから、日本人が英語を話すときのアクセントなんかも、その意味では魅力的ですし、「私は発音がイマイチで・・・」とか謙遜する必要なんてまったくないと思うんですよね。もちろん、相手に理解してもらえるように、よりよい発音を心がける努力は必要でしょうが。

日本語も同じ・・・関西弁、九州弁、東北弁などなど、その地域独特のなまりがあるわけですが、僕的には、このなまりは大切にして欲しいと思いますねぇ。数十年前、僕が関西から東京へ上京したときなど、まだ関西弁が今ほど認知されていなかったこともあり、関西弁でしゃべっていると人に笑われたりしましたが、それでも関東の言葉に変えたいと思ったことはありませんでした。大げさに言うと、関西人の魂は売ったらあかん(!)という気分かな。

国が変われば人も言葉も変わります。それは日本の中のそれぞれの“国”も同じ。冒頭に書いたオーストラリア人軍団と言葉を交わして改めて感じたことは、もっと「違い」を楽しめるようになりたいと思ったのと同時に、その「違い」を尊重しなければ何ごとも始まらない、生まれない、ということかな。

いろいろあったなぁ…

まずは、8日(東京)、9日(名古屋)のライブへご来場くださった皆さまに感謝いたします。 ありがとうございました! 寒い中、ありがとうねっ! 今回は、いろいろとありました…まずは、乾燥しているせいか、演奏中、爪がぱっくりと割れてしまったこと。こんなこと、これまでほとんどなかったけど、どうしたのかなぁ・・・爪まで年とったかな(笑)。次のライブまであまり間がないので、何とかせんとあかんなぁ。いや、どげんかせんといかん!

次は名古屋の雪。これも久しぶりでしたねぇ。ひと時は、ひょっとしたらライブが中止になるかと思うくらいの降りようで、雪のつぶもカンロ飴くらいにでかかった。マジに。でも、ライブは決行。そして、一番面白かったのは、ライブハウス『源』の会場セッティング。なんと、椅子の代わりにコタツが3つも用意してあった!? しかも、その上にはミカンとお菓子が置いてあったよ~。ん・・・まさに、一般家庭のリビングルーム状態! ので、結構、テンション上げるのに苦労したかな(笑)。お客さまも! でも、めっちゃおもしろかったし、源さんの次のアイデアに期待が高まりましたねぇ。ひょっとすると会場に布団を出すかも(笑)。

やっぱり「ライブ」はええねぇ! ということで、次は15日(京都:モダンタイムス)、16日(東京:カフェ・らいん)、17日(神戸:スターダスト・カフェ) へ行きますので、またぜひお誘いあわせのうえ、ご来場くださいね。お待ちしております!

住出

2/8, 9のライブ

さぁ、いよいよ東京(BACK IN TOWN)と名古屋(源)のライブが目前に迫ってきました。寒いうえ、連休ということで、各会場に見に来ていただけるかどうか少し不安ですが(笑)、僕のほうは準備万端!

今日は、あと一回、演奏曲目をひと通り練習する予定です。ちょこっとだけメニューも変えたし、気合入れていくでぇ~~~! もちろん、ニューCDの収録曲は全曲演奏しますので、ご安心を。

では、会場でお会いしましょう! CDの即売会のほうもよろしくね。

住出

※お手数ですが、ライブの詳細は「CONCERTS」ページでご確認ねがいます。

カナダ・ツアーはハードスケジュール

先日、3月に行うバンクーバー近辺(ブリティッシュ・コロンビア州内)のツアースケジュールが、相棒のドン・アルダーから届きました。なんと、なんと、めっちゃ忙しいスケジュールになっとりますぅ。3月3日に現地に着いて、その日の夜からスタートという強行日程! 2週間の滞在中、休みは1日だけの13公演…ん~、体力持つかなぁ? 今からちょっと心配。やっぱドリンク剤は持参したほうがええかもね(笑)。彼いわく、「飛行機の中でよう寝といてね」(関西弁は使ってませんが)ということですが、なんか余計に寝れそうにないなぁ(笑)。まぁ、でも、なかなかこういう機会はないので、頑張ってきたいと思っています。

もし、皆さんの中で、「私、俺の知り合いがブリティッシュ・コロンビア州にいる」と言われる方がおられましたら、ぜひ、下のサイト(英語)のご紹介をお願いいたします。これは、ドンがツアーのために作ってくれたものです。もちろんスケジュールも出ていますので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。

www.groovebrotherstour.com

さて、次は8日の東京(BACK IN TOWN)、9日の名古屋(源)でのライブです。ぜひ、ご来場くださいね。お待ちしております!

では、

住出