お願い

最近、残念なことに、ライブ中に無断で写真撮影したり、録画・録音したりする人を見かけるようになりました。これは僕だけではなく、数多くのアーティストが迷惑を被ってることなんですが、僕としては「絶対にやって欲しくない嫌なこと」の1つなんです。僕が演奏する会場は小さなところが多く、飲み物・食べ物を出す際の雑音やら何やら、演者の集中力を妨げる要素はすでに幾つか存在します。

ステージではアホなことをしゃべったり冗談も多い僕ですが、一旦、ギターを弾き始めると、「真剣の刃の上を裸足で歩く」くらいの心的態度でのぞみたいと常に思っています。そんな中、上記のようなルール(+マナー)違反のことをされると、影響をうけやすい僕としては集中力が途切れるだけではなく、「なんで、そんな自分勝手なことをするのかなぁ」と、腹立たしい(+寂しい)思いで一杯になるんです。もちろん、周りのお客様にも悪影響があるのは言うまでもありませんが。

僕は、ライブは桜の花が散るように、たとえ短くても美しく過ぎ去っていくところに良さがあると常々考えております。できれば、皆さんにも、そんな瞬間~瞬間の時間の流れを共有していただきたいと思っています。

本当は、この手のことを書くことは気のりしないのですが、どうしても僕の気持ちを理解して欲しかったこともあり、今回、書いてみました。

よろしくお願いいたします。

次のライブ!

皆さん、次のライブのお知らせです。場所は兵庫県の西明石ですが、お近くの方は、ぜひ、よろしくお願いいたしますね。曲目など、先日のライブとは変えてのぞみますので、お楽しみに!

6月14日(土):THE JACARANDA JAPAN(西明石)
前売り:2500円 当日:3000円(共にドリンク代別)
開場:18:30 開演:19:30
ご予約・お問合せ先:078-923-3023 
メール予約:tg014681@tigers-net.com

では、お待ちしております!

東京→仙台→大阪

まずは、今回の3ヶ所ライブにご来場くださった皆さまに感謝いたします。ありがとうございました!

一日めの東京は、『アンコール渋谷』という初めてお邪魔したお店。会場には若い人たちもいてくれて嬉しかったなぁ。と言っても、“若くない人”はどうでもいいということではありませんので、誤解のないようにね(笑)。場所は渋谷の東口方面にあるのですが、久しぶりにこちらの渋谷側へ行ったので、なんか懐かしい感じでした。昔、宇田川町(反対側)に所属する事務所があった頃、渋谷はよくウロウロしていた所ですので、やっぱり馴染みがあるなぁ。でも、あの頃から風景が激変しているのが良いのやら悪いのやら・・・

二日めは仙台。駅からさっそく会場へ直行と思いきや、今回、ライブを仕切ってくださったKちゃんと楽天のクリネックス・スタジアムへ急行! そうです、早めに仙台へ移動して、楽天VS横浜の交流戦を見に行ったのでした! 生の野球観戦は数十年ぶりかなぁ。たしか、最後に見たのは神宮球場のヤクルトVS阪神やったかな? それにしても、野球も「ライブ」がええねぇ! あの雰囲気はテレビでは伝わりませんね。バットとボールの音とか、応援の響きとか、マスコットの着ぐるみとか・・・色々と楽しみはつきません。僕のライブも、そういう風にとらえてもらえると嬉しいけど・・・で、ライブのほうですが、Kちゃんのお陰で、「初めて見る」という方々が半数くらいおられました。何でも「初めて」というのは多少の不安感などあると思いますが、皆さんに楽しんでいただけたようなので、僕もホッとしております。また、野球+ライブのセットで行きたいなぁ。

さて三日めは大阪。この日はちょっと体調がすぐれない・・・でも、ベストはつくせたかな、と思っています。いや、そう思いたい(笑)。ギター1本の形態ゆえ、体調が悪いと集中力に影響が出るんですよね。今ひとつ集中できない時というのは、面白いもので、ちょっとした会場の雑音とかに敏感になりがち。まぁ、これはあくまでも演奏者側の問題なんだけど、もっと「集中力」に磨きをかけないといけないなと自省しております。次回はリベンジするでぇ~!

第三者的な眼

最近、自分のライブ映像を見る機会が何回かありました。自分で自分の姿や音をチェックするというのは、すごく恥ずかしい(+辛い)ことなんですが、改めて第三者的な目線で自分を見つめ直すことの大切さを感じた次第です。正直なところ、映像を見ながらストレスを覚えましたが(笑)、自分を擬似的に客席に置くことで、色んなことが分かってくるんですよね。例えば、音的なリズムのこと、全体の流れのこと、曲のつながりのこと、しゃべりの内容のこととか流れに関して・・・とにかく「丸見え」になるんです! そらぁ、恥ずかしいはずですよねっ(笑)。

思えば、昔はしつこいほど自分のライブ演奏を聴きなおしては、「次は、あそこはこうしよう」とか色々と試してみていたのですが、ふと立ち止まって考えてみると、最近はそうしなくなっている自分がいますねぇ。まぁ、格好よく言うと、これまでの経験から「大体、先は読めるし、ある程度結果も見える」という気分でそうなっていたのではと思いますが。でも、これは間違い! やっぱり、視点を変える(得る?)ことは重要なこと。ので、今後もよりよい自分を求めて、事あるごとに“見直し作業”を続けていきたいと思った次第です。

・・・ということで、今回は自戒の念を込めて書いてみました。

では、↓のライブでお会いしましょう!

次のライブ!

次のライブのお知らせです。東京、仙台、大阪と回りますので、ぜひ、お近くの方はご来場くださいね。お待ちしております。よろしくお願いいたします!

5月23日(金):アンコール渋谷(東京)
前売り:3,000円 当日:3,500円(要1ドリンク・オーダー)
開場:18:00 開演:19:00
ご予約先:info@encoreshibuya.com
Tel:03-5935-8425

5月24日(土):サテンドール2000(仙台)
料金:3,000円(1ドリンク付)
開場:18:00 開演:18:30
ご予約・お問合せ先:022-225-1743

5月25日(日):5th Street(大阪)
前売り:3,000円 当日:3,500円(要1ドリンク・オーダー)
開場:17:00 開演:18:00
ご予約・お問合せ先:06-6386-9114

「若い」ってすごい!

皆さんは『全力!』(関西では10チャンネル)というテレビ番組をご存じでしょうか? 土曜日の夕方6時半から始まる、楽器を見事なまでにあやつるスーパーキッズを特集した番組。年齢的には10歳前後の子供たちが中心ですが、その実力、それがスゴイのなんのって! 僕も番組を見ながら「ウソやろ~!?」と、開いた口がふさがらないほどです。あの年齢でギターとかにハマッている姿を見るのはもちろん嬉しいことなのですが、もっとニコッとしてしまうのは、エレキ・ギターとかの場合、けっこう『ベンチャーズ』の曲を弾く子供たちが多いこと。おそらく、ご両親が聴いていた音楽をマネして好きになったのかなと想像しているのですが、ロック系の場合でも、『ディープ・パープル』とか、ほんとうに懐かしい曲を今の10歳前後の子供たちが弾いている姿には感動すら覚えますね~。しかも、いとも簡単に弾いてるしぃ、これは凄いことっ! 

思えば、僕がギターを弾き始めたのは12歳の時だったと記憶しています。きっかけは、もちろん『ベンチャーズ』! ですが、番組に出ている子供たちのようには弾けていなかったと思いますねぇ。あの頃って、1週間単位くらいで上手くなっていくんですよね。僕の場合だと、中学の3年間が急速に伸びた時期だったと思いますが、やっぱり頭が柔軟というか、身体も含めて「スポンジ状態」なんですよね、あの頃は。やればやった分だけ伸びるし。

最近はソロ・ギターのほうでも若いアーティストが出始めています。こちらのほうも上手い(!)人が多いようですし、今後、“ソロギター界”の底上げに寄与してくれることを願ってやみません。僕の場合、もう若くないので(笑)、時間的な余裕はあまりないのですが、一日でも早く「ソロギター」というジャンルが音楽業界で確立されることを祈るのみ・・・かな。

スタンダード・チューニング

最近、立て続けにスタンダード・チューニングの新曲ができました。ここのところ、僕の練習用のギターはスタンダード・チューニングのまま。以前は、気がつけばDADGAD(1、2、6弦を一音下げた調弦)にしてあって、自ずとそのチューニングで練習やら作曲をしていましたが、今は原点復帰というか、またスタンダード・チューニングから再スタートしなおした感じです。別に特別な意識をしているわけではないのですが、今一度、基本的なチューニングを見直すことで、何か新しい発見でもあるかもしれないという気分でしょうか。

思い返せば、僕がギターを始めた頃は「コード」というものの存在すら知りませんでしたし、ましてや「変則チューニング」なんて完全に発想外でした。ので、初めてコードというものを知った時と、その響きを耳にした時の驚きと感動は計り知れませんでした。今でも鮮明に記憶に残っていますねぇ。とくに、Eのコード! そして、次に驚いたコード系は「メージャー・セブンス」。これは、当時、『ガロ』というグループがよく使っていて、たったひとつの音をメジャー・コードから半音下げるだけなんですが、すごくお洒落で都会的な感じがして、田舎者の僕の耳には「なんじゃこれっ!?」と衝撃が走ったことを覚えています。とくに、Fメジャー・セブンス → Cメジャー・セブンスの流れは大好きでした!

今後も、様々な「変則チューニング」を使うギタリストが出てくるでしょうが、基本はやっぱり「スタンダード・チューニング」。なんでも「基本が肝心」とはよく言ったもので、まさにその通り! ここへ来て、再びそんな基本のチューニングに目覚めたことに何か意味でもあるのでしょうか・・・。