【芸能生活40周年に寄せて】

僕は、来る9月21日にデビュー40周年を迎えます。当時(昭和50年)、19歳だった僕も、今や還暦目前。ただただ、こんなに長い年月が―しかも、あっという間に―流れたことが信じらませんが、その間、人並みに紆余曲折があったにせよ、ここまで大好きなことが出来ていることに感謝の気持ちで一杯ですし、すごく幸せを感じています。もちろん、たった1人で生きのびて来れた訳ではなく、沢山の皆さまに直接、間接的に支えていただいたお蔭です。そういった皆さまの温かいお言葉やサポートがなければ、間違いなく挫折していたことと思います。また、今日まで、応援し続けてくださったファンの皆さまにも感謝です! 今も、ステージ上から皆さまの笑顔を見ながら、沢山の「元気」と「愛」をいただいています。あるライヴ会場で見つけた額に、こんなことが書いてありました:

「人に喜んでいただける仕事で最高ですよね!」

まさに、その通り! そして、考えさせられました・・・影響を与えるのであれば、明日への活力になるようなものを提供したい(!)と。同時に、表面的なものではなく、深く魂に届く音楽を追求、表現していかねば、とも思った次第です。

今後は、「量より質」。ライヴ1本、1本、1曲、1曲に「質」、また「高み」を求めていかねばなりません。「♪20歳のめぐり逢い」で始まった僕の音旅・・・今後、どんな“めぐり逢い”があるのか、また、年齢を重ねるとともに、どう音楽が変化していくのか等々、自分でもすごく楽しみにしております。

「今日」という日に感謝しつつ・・・

住出勝則