ドイツ・ツアー記 (3)

11月1日(土)】10時くらいまで眠れた。でも、朝食に間に合わず、昨日からとっておいたバナナ1本で済ませる。今日のスケジュールは夕方の取材のみ(現地のギターマガジン)なので、しばし“ひとり観光”へ。ヨーロッパそのものの古い町並に絵心をくすぐられる。メインの商店街は土曜日とあって混みあっていたけど、歩くのが気持ちいい。美人が多いのには、思わず口があんぐり・・・ランチはマックで済ませた。ホテルで貰った市内地図を手に歩いていたけど、やっぱり、方向音痴の僕としては途中迷ってしまった(笑)。でも、小さな町なので、歩いているうちに振り出しに戻って、思わず「♪ラッキー!」。

その後、フェス会場へ取材を受けるため徒歩で向かう。写真のほうは昨夜のライヴ/ライブ後に撮影していたので、今日は話のみ。影響を受けたギタリストの話とか、ギターが好きになった経緯などなど聞かれました。2ページくらいは割いてもらえるそうです。この後、会場のロビーの楽器展示会場をブラブラ。奥のほうで、アルバート&ミューラーのブースを見つけ、担当者と挨拶を交わす。昨夜のライヴを見てくれたようで、「よかったよっ!」と、きつめの握手を受ける。僕が、ドルフィン・ギターズさんを通じてA&Mギターを弾いてることなどなど、つかの間の談笑。

ホテルに戻って、しばし練習。市内を歩き回って刺激を受けたせいか、急に、♪Precious Moments(廃盤のCD “Shadow Dancer”に収録されている)がよみがえってきた。「ん~? これは、何かのお告げか?」ということで、一気に、感情のおもむくまま再アレンジ。ヨーロッパの色を意識的に出そうとしたわけではないけれど、環境のお陰か、自然とその方向へ行ったようです。ぜひ、次のライヴでお披露目したいなぁ。夕食は町へ出るのが面倒だったので、また例の中華へ。唯一、「カレー」と表示してあったのを注文したら、たしかにカレーっぽいけど、妙な色のものが出てきた(笑)。でも、こういうのも楽しみのうち。気にならない。

11月2日(日)】今日から5日まではオフ! フェスの方は今日が最終日。6日からは連続のツアー(The International Guitar Night Tour)に入るので、しばし、気分転換のため観光客気分に浸ることに。お気に入りのオールド・タウンへ向かう。スターバックスを見つけて、僕の好きな“チャイ・ラテ”でリラックス。町は日曜日のせいか、人が多かったけど、活気があってよし! けっこう歩き回った後、ホテルへ戻り、しばし練習&休憩。夜は、ここのところしっかりとした食事をしていなかったので、またオールド・タウンへ出かけて、ちょっと高めのレストランへ。夜景がすばらしい! 高い建物がないのがいい。ビール2本、サーモンのグリル+海老+ほうれん草を注文。うめっちゃ、うまかった~! 久しぶりに「食った~」という感じでした。

11月5日(水)】昨日買った英語のペーパーバックのスリラーが面白くて、ランチに外出することなく読むことに。そして、明日からのツアーへ向けて練習。ここ数日間けっこう時間があったせいか、なんと、新曲が2曲もできた~! 1曲はミディアム・テンポのグルーブ系で、もうひとつはバラード。この後、1曲目のほうは何回かツアーで演奏することに。僕的には気にいっていますぅ。ピーターから電話が入る。彼と話すのは数日ぶり。忙しいだろうと思っていたので、こっちから連絡をすることは控えていました。明日からのツアーの共演者が到着したので、顔合わせ兼セッションの練習がてら、彼の経営するコンサート・ホールのルーサー・ハウス(+オフィス+録音スタジオ)へ来てくれということで、奥様が20:00に迎えに来てくれました。共演者は、ロシアのイヴギニー・フィンケルシュタインとベルギーのヴェロニク・ジレ。二人ともクラシックのギタリストです。「クラシック」と聞くと、なんか、頭が固くで“うるさ型”の人たちかなぁ、という少なからず偏見をもっていたのですが、ごくごく普通のフレンドリーな人たちだったので、ひと安心。まぁ、向こうにしてみれば、日本のマサ・スミデって、どんなヤツやねん、という不安はあったでしょうが・・・(笑)。

で、ピーターとのセッションは♪Tears In Heavenで決定。そして、全員のセッションは♪Mercy Mercyで行くことに。僕としても、こういう組み合わせのライヴは初めてなので、明日からのツアーの展開が楽しみ。

つづく

こんばんは~。

ドイツの古い町並って、素敵でしょうねえ。ネットの写真や地図を見ても統一されたアンティークな町並みが素敵です。京都以上に景観保護・文化遺産保護の意識がドイツ全体にあるのでしょうね。憧れるう~。

Precious Momentsを再アレンジですか?私は、たぶん聴いた事が無いので、是非ドイツ土産の曲として聴いてみたいですね。ドイツで出来た新曲も楽しみ!

  • by ローズウッド
  • at 2008年11月28日 10:44 PM

※メールアドレスは公開されません。