異文化に関するおもしろい本

思えば、この4月で日本に戻ってきてから7年になります。当時(2002年)は、2月に”Ain’t Life Grand”のレコーディングを東京でやって、その後、4月に再度戻って来たのですが、改めて、時の経つスピードには驚かされますねぇ。早いなぁ・・・5年半を過ごしたオーストラリア(メルボルン)ですが、時間の経過とともに、自然と色んな思い出が風化されていき、僕の中では日々遠くなっていく感覚なんですよね。そんな折、当時、現地で懇意にしていただいていた先輩、また友人でもある石原敏郎氏から「本を出版しました!」という嬉しい便りが届きました。タイトルは、

  • つれあいはオランダ系オージー
    ~タコ社長のポジティブな豪州日記~ 
    (ビジネス社刊):1400円(+税)

です。氏の滞豪期間は数十年を超えるのですが、日本、オーストラリア、オランダの異文化(=発想、考え方の違い)の狭間での体験談には耳を傾けるだけの価値があると思います。また、本書は軽いタッチで書かれていますので、「異文化」という重い言葉を意識せずに、本書を通して、擬似的に違う文化を垣間見ることもできます。

僕も読みながら、「あ~、そうそう、その通り!」と、うなずくことが多かったですねぇ。もちろん、海外での経験がない方々にも、おもしろい読み物であることにはかわりありません。著者自身、「まえがき」に次のように記されています。「この国(*オーストラリア)に興味を持っておられる方々、移住や留学、国際結婚を考えておられる方々、退職後の一時期、中長期に住んでみたいと思っておられるような方々にぜひ読んでみてもらいたいと願っている」と。

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