台湾・香港・中国ツアー記(3)

24日(火)は、花蓮からまたタロコ・エクスプレスに乗って台北へ戻る。今日は、通常の会場での公演ではなく、アンチウイルス・ソフトでお馴染みのトレンド・マイクロの本社でのライヴ! 聞くところによると、ハードに働く社員のために、時々この手のライヴを開催されて、癒しの時間を提供されているそうです・・・と聞いて、僕がウイルス状態にならないといいけどなぁ、なんて思ったり~(笑)。職種のこともあるのか、社員の皆さんの服装はきわめてカジュアル。そして、若い! 初めは、会場が会社だけに受けるかどうか気になっていたのですが、ギター好きの人たちもいて、いい感じで終了しました。そして、参加してくださった社員の方々は、また仕事へ戻っていかれました。それにしても、よう働くなぁ(笑)。

翌日の25日(水)は車で台南へ移動。今日は移動のみでライヴはなし。途中、PA機材をおろすため、台中にあるチア・ウエイ氏の楽器店に寄る。僕的には、3本ライヴやって休みを入れるというペースがいいですねぇ。ので、この移動日は良い骨休みとなりました。

そして、26日(木)は台湾の高雄空港から香港へ移動。香港は数年前にプライベートで行ったのですが、ソロギターでのライヴは初めて。その前のライヴとなると、谷村新司さんのバンドにいたときに『Asian Music Scene』というコンサートで行ったかなぁ。その時は10、000人くらい入る大きなホールでやった記憶があります。たしか、映画俳優のアンディー・ラウさんも出ていたと思います。

今回、香港のライヴもろもろを仕切ってくださったのは、ジャッキー・ラウさんというギタリスト。彼はビジネスマンでもあり、会社経営なども含め幅広く音楽関係の仕事に携わっておられます。この夜、香港電台というテレビ/ラジオ局でラジオ番組の収録が予定されていたのですが、それまで少し時間があるということで、しばし観光へ。スターフェリーに乗って香港島へ渡ってブラリブラリ。いつ見ても、高層ビルが立ち並ぶ景色は圧巻ですね。夜はさらにキレイ! 泊まったホテルも高層階で、眺めがよかった~。 

さて、番組のほうですが、ホストは現地で有名なナンシー・ルーさんという、クラシック界(ピアノ)の重鎮。クラシックと聞いて、けっこう硬い感じの人かなと想像していたのですが、すごく気さくな方でした。僕と、ジャッキー、そしてチア・ウエイの3名で出演してきました。内容は、おしゃべりと、演奏。各人2曲づつ+全員で1曲ということで、結構な時間をとっていただきました。面白かったのは、中国語、広東語、英語が入り混じっていたこと。広東語と中国語は僕の耳には同じに聞こえましたが、チア・ウエイ氏は広東語は分らないそうです。漢字は同じなので読めるそうですが、発音がかなり違うそうです。ジャッキーしかり、ナンシーしかり、3ヶ国語はラクに話せます。これにはびっくり! ナンシーさんの英語は完璧で(当然ですが)、一方、僕のほうはタジタジ状態になってしまいました(笑)。まぁ、でも言いたいことは伝わったかなと思います。あと、この夜はジャッキーの知人でポップスターのアルバート・アウさんが遊びに来られて、収録後、全員で食事に出かけました。色んな出会いのあった、内容の濃い一日となりました!

つづく・・・

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