中国ツアー記(5)

venue14日は瀋陽でのライヴ。会場はギター・クリニックをやったところと同じ。面白かったのは、スピーカーの位置が、なんとステージから見て正面の一番後ろにあったこと! お客さまには後ろから音が聞こえてくる形ですね。逆に、僕に対しては正面から聞こえてくるわけですが、これがやりやすいかなと思いきや、いつもの聴感(会場の響き方)と違い妙な気分。でも、大切なのは、何があっても「受け入れる」ことですよね。僕は海外に行くたびに、そう言い聞かせています。文句を言わず、疑念をはさまず、批判せず身をまかせること。そして、それを楽しむこと! 僕も少しは大人になったのかな~(笑)。

で、ライヴのほうは満員とはいきませんでしたが、盛り上がって熱い一夜となりました。嬉しかったなぁ。そうそう、ちょっとしたアクシデントがあったんですよ。ステージに出るとき、自分で会場につながるドアを開けて登場する運びだったのですが、僕はそのドアから突き出ている金属片で左腕上部を切ってしまったんです。ちょうど、長い爪で強く引っかかれたような5cmくらいの傷が二本・・・ん~、血がにじんでる~。でも、翌日からは、「中国の熱狂的な女性ファンに引っかかれた」ということにしておきました(笑)。ハイ、名誉の負傷です。

Doraemonこの画像はホテル近辺を散策中にゲットしたもの。何かの宣伝用のチラシを配っていた女性の背中にのっかっているドラエもん! 中国風の味付けがええ感じですねぇ。彼女は、僕が写真を撮ろうとしているのに気がつき、くるっと後ろを向いてくれたのでした。シェ~、シェ~。

mongolia翌15日は、次のツアー地の四川省・成都へ飛行機で移動。この日は移動のみで、少しゆっくりできそう。中国は大きな国なので、途中、「包斗」というところで乗り換えが必要でした。飛行機を降りてバスでトランスファー・ロビーへ向かうとき涼しく感じたので、チア・ウエイ氏に「夏でもこんな涼しいところがあるんやねぇ」と言うと、「マサ、ここはモンゴルだよ」という予想外の返答。えっ、モンゴル? 中国じゃないの~? さっそく手持ちのガイドブックを見ると、「内モンゴル自治区」とあった。そして、そのロビーのお土産もの屋さんにもモンゴルらしいものが並んでいた。   

中国ツアー記(4)

station13日からはチア・ウエイ氏とツアーで回るため、まずは、瀋陽へ移動。北京駅発7:20分の列車ということで、ホテル出発は5時30分! ん~、眠い! 途中、タクシーの中から天安門広場が見えたけど、すでにこの早さにもかかわらず観光客が集まり出していました。もちろん、北京駅にもたくさんの人!

Fast Train北京から瀋陽までは4時間の旅。列車は日本の新幹線風で快適でした。朝が早いということで、チア・ウエイ氏が気を使ってくれてグリーン車にしてくれたのは有難かったなぁ。列車は満員。

train ticket列車のチケットの画像です。「一等座」という漢字は分りやすいですよね。そう、「ファ-ストクラスの席」という意味。何でも「一等」は気持ちいい(笑)。

poster瀋陽駅に着いてホテルへ直行し、その後、関係者とランチ。今日は14:00からギター・クリニック。場所は翌日のライヴと同じ会場で楽器屋さんのホール。ここはピアノの在庫が充実していて、聞くところによると、ピアノの需要は「大」だそうです。で、クリニックですが、参加者の皆さんは熱心で質問もけっこうありました。内容としては、それぞれ自分の音楽史みたいなことを話したり、ギターを練習、演奏するうえでの苦労話などなど、意外と気楽な感じで進行。こういうのも「あり」かな。

中国ツアー記(3)

Forbidden City2なんと、偶然にも「中山公園」の出口を出たところに「故宮博物院」の入り口が! 一同、「カモナ、ベイビー」状態! さっそくチケットを買って入場。ここでも、「で・か・い~!」と口をあんぐりさせていると、どこかで見たような光景が目の前に・・・そうや、「ラスト・エンペラー」のワンシーンやんかぁ~。と言っても映画を見たわけではないんですが、宣伝の映像で見たような気がするなぁ。で、上の画像は、まずはそこでの一枚。 

Forbidden Cityここは広いし人も多いので、はぐれるとかなり危険です。ので、とりあえず、ドンの巨体を目印に(笑)行動しました。手元のガイドブックによると、「公開されている宮殿群をざっと回るだけで2~3時間はかかる」と書いてあるので、その大きさは想像できるかと思います。このあと「ハ~ハ~」言いながら見学した後、またタクシーでホテルへ戻りました。前回、北京に来たときは、観光の時間がなかったので見て回れなかったのですが、たとえ天安門近辺だけとはいえ、中国文化にじかに触れられことはよかったし、ラッキーでした。

pooh翌12日は、フェスに参加したメンバーが三々五々帰国の途につく日。触れ合った時間が短かったとはいえ、やっぱり別れは寂しいもの・・・ハグをしながら「また会えるといいねぇ」とつぶやく。この日の僕は終日オフ。身体を休めるために一歩も外へ出ず、食事もホテル内で済ませました。部屋では、最近ハマっている英語の「ラジオドラマ」を携帯プレーヤーで聴きながらリラックス。それにしても便利になったもんですねぇ。だって、ネットから本場のドラマが無料でダウンロードし放題なわけですから! とくに、イギリスのBBCラジオのドラマに凝ってますぅ。   

中国ツアー記(2)

contest211日は、また午前中にギターコンテストが予定されていたので、ホテルを8:30分に出発。今日は中国の参加者限定で、カバー曲での審査。どこかで聞いたなと思いきや、「Dancer’s Delight」や「Keep Rockin’」を演奏してくれた参加者がいてくれたんです。やっぱり自分関係の曲を弾いてくれると素直に嬉しいですねぇ。かと言って、それで点数が甘くなるということはありませんが。他には、岸部くんやら押尾くんやらダグ、ドンの曲などを演奏していました。で、この日の優勝者は、なんと、その「Keep Rockin’」を演奏した人。しかも12歳! わぉ~(笑)。彼は名前を呼ばれた瞬間、涙・涙でした。画像を見てもらって分るように、目元がウルウルですよね。なんか父性本能を刺激されるなぁ(笑)。先は長いから、真っ直ぐに育っていって欲しい、ただそう願うだけです。おめでとう!

tenanmonこの日の午後はフリータイム。そこで有志をつのって観光をすることに。メンバーは、プーさん、岸部くん、ドンと僕の4人。北京と言えば「ここでしょ!」ということで天安門~故宮博物院(Forbidden City)へ行くことになり、タクシーで向かう。中国はタクシーが安いので助かります。ドンは時差ボケのせいか、タクシーの中でイビキをかきながらスヤスヤとひと休み。反面、僕らはカメラを撮りまくり状態。でも天気がいまひとつ。ボヤーんとよどんだ感じではっきりとしなかったなぁ。

zhongshan park無事に着いたのはいいけど、広すぎてどこに故宮があるのやらさっぱり?状態。もちろん、天安門自体はすぐに見つけたけど(笑)。事前の勉強不足もあるんですが、とにかくどこかの観光客グループについていけば間違いないかなということで足のおもむくまま前進。すると「中山公園」というところに到着。一同、「故宮はどこやねん!?」という表情(笑)。でも、この公園でのつかの間の散策は好い気分転換になりました。

中国ツアー記(1)

今回の中国ツアーは当初の予定から少し変更になり、行った場所は、北京→瀋陽→成都→漳州→上海の5都市でした。日本からの移動日などを入れると12日間の旅。各都市ともすごく暑かったですが、それよりも熱く迎え入れていただいて、すごく思い出深いツアーとなりました。今回は、やっと観光にも時間がとれたので、さらに楽しかった~! 招聘元の黄家偉氏と奥さまに感謝です! 多謝!

Beijing Venue7月9日は北京への移動日。僕は、岸部くんとプー横丁のプーさんと一緒に修学旅行的な気分で向かいました。この日は、中国初の『インターナショナル・フィンガースタイル・ギターフェスティバル』に出演するアーティストが続々現地入りする。メンバーは、ドン・ロス(カナダ)、ピーター・フィンガー(ドイツ)、ダグ・スミス(アメリカ)、ロジャー・ウォング(マレーシア)、チョン・スンハ(韓国)、フアン・チアウェイ(台湾)、そして日本からは僕と岸部眞明、城直樹、田中彬博の面々。ロジャー以外とは何回も会っているメンバーだったので、すごく気楽な感じでしたし、楽屋はジョークが飛び交い終始明るい雰囲気。ただ、アジア圏以外から来たギタリストは時差ボケがキツかったらしく、ちょっと可哀相な感じでした。そらそうやなぁ、たしか16時間ほど差があるんやから・・・

contest10日はフェス本番。その前、午前中に会場の北京大学の小ホールのほうでギターコンテストがあり、審査員として参加してきました。この日は中国以外からの参加者もあり、演奏曲はオリジナル限定。全体的なレベルは想像以上! けっこう全員うまかったし、リラックスしていて緊張感がひしひしと伝わってくるという感じでもなかった。優勝した人は台湾の人でしたが、審査員のうち二人が満点をつけるという高評価でした。 

そして午後からは怒涛のライヴ! 僕は夜の部の前半に出演し、6曲演奏してきました。カバー曲の「やさしいキスをして」(ドリカム)を知ってる人たちもいて、気分よく終了。ホテルで打ち上げの頃にはけっこう遅くなっていて、ほんまに長~い一日でした。でも楽しかった! 

ご来場ありがとうございました!

昨日の5th Streetでのライヴにご来場くださった皆さま、ありがとうございました! うだるような暑さの中、ほんまにおおきにでした! お一人の方が電車移動中に気分が悪くなり参加できなくなったことを聞いて心配しています。大丈夫かな・・・で、ライヴのほうですが、少しでも涼しくなるようにと、“爽やか系”の曲を多めに演奏したつもりでしたが、楽しんでもらえましたか?

昨日の僕の旅のスタイルは、半ズボン+Tシャツ+ゾウリ。それに、背中にギター、左手でコロコロバッグを引き、右手にウチワという真夏全開ファッション。それでも暑~い。こりぁ、もう水着だけで歩くしかないかなと思うくらい(笑)。

ギターにも悪い温度変化が続きますが、それにもめげず、頑張るぞ~。ということで、次のライヴもよろしく!

※「中国ツアー記」、もう少し待っててくださいね。 

パラダイス・カフェ ライヴ(横浜・関内)

来る8月6日(金)のライヴのお知らせです。ゲスト出演いたします。皆さまのご来場をお待ちしております!

8月6日(金):Paradise Cafe(横浜・関内)
出演:滝ともはる / 敬愛
ゲスト:住出勝則
チケット:3,000円(ドリンク別)
開場:19:00 開演:20:30~ / 22:00~
お問合せ先:(045)228-1668
http://www.paradisecafe2001.com/

よろしくお願いいたします。
 

中国ツアーから無事帰国

皆さん、ご無沙汰しておりました。昨夜、無事に中国ツアーから戻ってきました。かなりハードスケジュールだったのでクタクタです~・・・詳しいツアー報告のほうは後日ということで、しばしお待ちくださいね。

次のライヴ(25日、大阪5th Street)では、お土産話もろもろてんこ盛りでいきますので、ぜひ、ご来場くださいね!

取り急ぎ「無事帰国」のお知らせでした。

——————————————————————–

【追記】

タブ譜”The Best Of Masa Sumide Guitar Book”ですが、「売り切れ間近」になっております。在庫に関しましては、現在、プー横丁さんとドルフィン・ギターズさんに残っているのみですので、興味のある方はお急ぎください。今のところ再版の予定はありません。

次のライヴのお知らせ

いや~、暑い毎日が続いていますが、皆さんお元気ですか? 僕は↓のライヴをもっと熱くしようと作戦を練っていますので、ぜひご参加くださいね。よろしくお願いいたします!

7月25日(日): 5th Street(大阪・吹田市)
※終了しました。ご来場ありがとうございました!

7月31日(土):Live Space CAVALLINO(埼玉・川口市)
前売り:2,500 当日:3,000(ドリンク代別)
開場:18:00 開演:19:00
ご予約・お問合せ先:(048) 258-0603(キャバリーノ)/ 080-4172-0984(ヤマギシ)

8月1日(日):スタジオ・エム(愛知・江南市)
チケット:3,500円
開場:14:30 開演:15:00
ご予約・お問合せ先:(0587) 53-6416 

ニュー・ギター!

やっとニュー・ギターが完成したという連絡が届きました! 今回のルシアーは、カナダのシェルドン・シュワルツ氏。日本では売っていないレアなブランドですが、きっかけは、3年前のアメリカ~カナダ・ツアーのときに彼と出合ったこと。そこで僕のライヴを体感していただいて、彼なりに「このサウンドにはあの材がいいだろう・・・」などと、彼の発想で材料などを選んでいただいて完成に至ったモノです。

My new guitarあれから3年も待ったので、連絡があったときは、さすがに嬉しかった! 「きたか~」という感じで(笑)。どんな種類のギターであれ、作り手の魂が注入されているわけですから(とくに手工ギター)、弾き手も相当な覚悟と責任感を持って、その気持ちに応えないといけないと思いますねぇ。単にお金の受け渡しで所有権が移動するのではなく、魂と魂の受け渡し・・・そんな感覚でしょうか。

いや~、はやく会いたいなぁ。かなりの美人なんで(くびれ感もええ感じ!?)、ドキドキですっ(笑)。

http://www.schwartzguitars.com/index.html