二日目は、初日がとくに問題なく終了したこともあり、スタート曲はさわやかな作品でいくことに。まずは、弦を換える。ちなみに、僕の場合、弦は一曲ごとに換えることにしているんですよ。最近の弦は長持ちするので、そのまま何曲かはいけるのですが、僕は換えたてのキラキラ感が好きなのと、CDとして永く残る音源として、やっぱり各曲とも新しい弦、新しい気分で演奏したい(!)という思いが強いからなんですよね。今回は、全部で15セット使いきりました!
で、一曲目のタイトルは、「Sunny Afternoon」。たまにはボ~っとするのも必要では(?)という気分で作った曲です。季節で言うと、やっぱり「春」かなぁ。そして、「Happy Ending」という明るめのアップテンポのボサノバ系の曲、「Autumn」というバラードを録音して本日の作業終了。だいたい昨日と同じくらいの終了時間でした。
僕の場合、一曲にかける時間は一時間を目処にしています。プレーバックを聴きながら進行しますので、やっぱり、これくらいはかかりますね。もちろん、必要な場合はもう少し時間をかけますが、ことレコーディングに関しては、かけた時間とその曲の質は比例しないんですよね。皮肉なことですが。ので、毎回言っているように、「やめ時」を見極めることが非常に重要なんです。というのは、ある演奏回数を超えたあたりから判断(+集中力)が鈍るのと、自分が気になる箇所のみにしか神経が行かなくなるからなんです。いわゆる、森を見ないで木ばかり見てしまう・・・という感じ。
つづく。
なんに関しても「初日」というのは、その後の流れを決めるという意味で大切。ので、一曲目をどの作品でいくかは、事前に決めていました。今回のCDのキーワードは「ポップ&アダルト」ですので、スローなブルースナンバーの「Nightfall」を選択。とは言え、午後一時過ぎにブルースモードに入るのはけっこうツラかった~(笑)。続いて、ファンキーな曲「Alive and Kickin’」、そしてバラードの「Dreaming of You」を無事に録音して初日終了。翌日以降も13:00スタート、3曲録音のペースで進行・・・製作のリズム、生活のリズム、すべてが良い方向に動くように規則的な流れを作ることは大切なんですよね。あと、一日の3曲のペース配分というか、曲調の組み合わせ。ハードな曲が続かないようにとか、スローな曲に偏らないとか。これは、指にかかる負担を考えてのこと。それでなくても、ライヴとちがって、レコーディングならではのプレッシャーがかかるので(力が入りまくり!)、なおさらのことです。
この日の夜は、CDのジャケット関係の打ち合わせもやりました。さて、どんな感じになるのかな・・・
つづく。
12日からスタートしたニューCDの録音ですが、昨夜、無事に終了いたしました! いや~、指も痛いし、肩も腰も痛いし、かなり疲れてますが、その甲斐あって、“ええもん”ができたと思ってます。しばらくはボ~っとする時間が必要なくらい集中した一週間でした。孤独で、しかも肉体的、精神的にもツライ作業ではあるんですが、その分、達成感は格別です!
追って、レコーディングの話しなど書いていきますが、まずは、↓のライヴが急遽決定しましたので、取り急ぎお知らせしておきますね。なにかと忙しい年末の時期ですが、一年の締めくくりとして楽しいライヴ&パーティーにしたいと思いますので、ぜひぜひ、ご参加ください。よろしくお願いいたします!
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●12月23日(木・祝日):5th Street(大阪・吹田)
~今年もありがとう&忘年会ライヴ!~
スペシャル・ゲスト:いちむら まさき
スペシャル・ゲスト:?
前売り:3,000円 当日:3,500円(要1ドリンクオーダー)
開場:16:00 開演:17:00
ご予約・お問合せ先:(06) 6386-9114
ホームページ: www.5th-street.com(メール予約可)
ライヴ後のパーティー参加費:2,000円(ドリンク代別)
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※お二人のスペシャル・ゲストを迎えての、まさにパーティーです! お手数ですが、ライヴ後の忘年会に参加される方は「12月20日まで」にその旨を会場までお知らせ願います。
待ってまっせ~!
これは、僕やら他のソロギタリストがすごくお世話になっている『プー横丁』さんのところの出版レーベルの名前です。じつは、僕の新譜(2011年2月3日発売予定)はここでお世話になるんですよ! プーさんは、世界各国から届くレアな音源やら、ソロギター音楽の大きな大きなサポーター&理解者でもあるわけですが、そこから僕の音楽が発信できるということは、ほんとうに有難いことだと思っています。先日、プーさんと電話で話したとき、プーさんから「夢の中で住出さんの新譜がめっちゃ売れてるシーンを見た!」と聞いて(笑)、レコーディングを前にうまい激励の仕方やなぁと思いましたが、じっさいに、そういう夢を見られたそうです! いや~、“ほんまの話し”になって欲しいなぁ・・・。
レコーディング初日はすぐそこ。よし、今日も気合入れて練習するで~! ええもん作るからねっ!
疲れたとき、気分転換には『ステイシー・ケント』の歌声が最高! なんか限りなく癒されます。フ~っと身体の力が抜けていく感じ。つい最近も「コレクション3」を買って聴いていますが、波長が合うんですよね、僕と彼女・・・って、勝手に“彼女”になってますが(笑)。声がたまらん(!)と、過去、何回かこのブログで書いてますが、めっちゃキュート&セクシーで、すごい和むんですよね。聴いてて「音楽ってええなぁ」と素直に思えますし、彼女の音楽にめぐり合えたことに感謝やね!
ニューCDの練習も佳境をむかえ、かなりまとまってきた感じがします。やっぱり技術モノに関しては「くり返すこと」って大切ですよね! で、今回のアルバムですが、全体的にポップな印象が強いと思います。“叩き系”はあえて封印しました(笑)。これまでメロを意識的に前面に出したCDとしては、”Play Me Like A Guitar”と”Happy Together”の2枚がありますが、次のアルバムはよりポップ感が増していると思いますねぇ。いわば、グルーヴとメロディーがうまく混ざった感じかな・・・自分で言うのもなんですが。音楽に限らず「あっちを立てれば、こっちが立たない」的なことってあると思いますが、今回はよくばって、グルーヴ、メロの共生を目指してみました。さて、気に入ってもらえるかな・・・
でも、ものすごい集中力を発揮するときがあるんですよね・・・そう、カニを食べているとき! これは別物(!)というくらい集中できます。なぜか周りも静か~になるし(笑)。この集中力がステージ/スタジオで欲しいなぁ。ということは、見えるところにカニを置いといたらええんかなぁ。でもちょっと臭いかも(笑)。
スポーツ、仕事でもなんでも「集中力」は大切です。もちろん、ライヴ、レコーディングでも。が、最近、年のせいか(笑)、ときどき集中力が散漫になる瞬間があるんですよね。こまったことやなぁ~! まぁ、寝不足とか、その日の体調に左右されることは誰にでもあるんでしょうが、突然、思わぬ考えとかが頭に出てきて邪魔される場合が多いんですよねぇ。典型的な、「同時に二つのことができない」というパターン。あと、集中すると妙に疲れる傾向にあるなぁ、最近・・・ので、レコーディングでは、一日に3曲録音くらいがちょうどいいです。「たった3曲」ですが、集中してやると一日分の労働と変わりないくらいエネルギーを使うんですよね。すべてが瞬時に“過去”となっていくライヴとは違って、CD音源は半永久的に残っていきます。ので、余計に力が入るのかな。練習だとまったく問題ないんですが、いざ「本番」となると、いろんなところに力が入って、普段の自分でいられなくなる・・・ん~、まだまだ修行がたらんのかな~(笑)。と言いつつ、今日もレコーディングに向けての練習、チェックもろもろに頑張ります!
ほぼ新譜の曲順が決まりました。今回は、全オリジナル15曲を収録するわけですが、曲順はキー、テンポ(リズム)を柱に考えていきます。たとえば、マイナー(or メジャー)系の曲が続かないようにとか、同じ感じのリズムものが連続しないようにとか、聴感的にうまく流れていくようにします。でも、最近はCDから携帯プレーヤーに取り込んだらシャッフルとかして、“自分用の曲順”に変えたりできますので、ひと昔のレコードみたいにA面、B面というシーンの変化を楽しむという一面がなくなりつつありますよね。僕としては、やっぱりCDはオリジナルの曲順で、しかも通して聴いて欲しい(!)という気持ちが強いんですよね。つまり、一曲一曲バラバラのものではなく、収録曲の集合体のアルバムとして。それぞれの曲がお互いに支えあってのCD・・・という感覚。でも、これは作り手だけの「こだわり」なのかなぁ?
毎日、ニューCD用の練習が続いています。同時に、「もっと良いフレーズ、コードはないか」とアレンジの再考もやっております。これは録音当日まで続くのかな。あと、今回の録音で使うニューギターもいい感じになってきました。ライヴではまだ一回しか使っていませんが、ようやく、ネックの太さとか持ったときの感覚などにも慣れてきました。どんなギターでも一本一本違いますし、当然、弾き手との「相性」もあります。プラス、その作りによっても弾く感覚が異なります。僕の場合、左手の握力が弱く、弦も比較的細いものを使用していますし、チューニングも全弦半音下げです。ので、作り手側の調整は難しい部類に入ると思います。だから、ナットからブリッジまでの距離を通常より少し長くしてもらったり(いわゆるロングスケール)と、僕に合わせてもらって、少し考えた作りになっているんですよね。有難いことに!
たかがギター1本なんですが、広く解釈すると、作り手、弾き手、はたまたファンの皆さまそれぞれの想い(夢?)の詰まった作品なんですよね。そう、ただの「木」ではないんです。
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