次は・・・

新譜が発売を待つだけの状態になり、やっと次のことへ頭が回り始めました。そうです、4月から始まる一連のCD発売記念ライヴのこと。構成はどうしようかとか、選曲はどうしようか等、地味ですが大切な時間なんですよね。もちろん、新譜から多く選曲することになると思いますが、まぁ、全体的なバランスを考えて「これだ!」というものを出すつもりです。ぜひ、新譜と併せてご期待くださいね。僕のほうはバッチリ練習してのぞみます!

※【お知らせ】
『ベスト・タブ譜』の在庫が少なくなってきています。今のところ増刷の予定はありませんので、興味のある方は今のうちによろしくお願いいたします。

新譜ジャケット画像

Good Company今回のCDの表紙はこんな感じです! どうですか~? 顔は横向き・うつむきかげんが一番です。正面は、あ・か・ん、自信なし~(笑)。

あと、ギタリストの渡辺香津美さんからいただいたコメントを載せておきますね。

“昨年、鉄腕ギタリスト・トミー・エマニュエルとジャパンツアーをすることになった。YouTubeで彼の映像を色々と検索しているうちに、前回の共演者マサ・スミデのギターに出会った。二人の丁丁発止のプレイはゴキゲンだったが、マサの今回のアルバムを聴いてそのテクニックは言うまでもなく、改めてそのアレンジとハーモニーセンスに脱帽した。心地よい大人のグルーブが、僕らの時代のベストヒットをキュートに紡ぎ出してくれる。”
— ギタリスト・渡辺香津美

“Good Company” 3月24日発売決定!

皆さん、新譜(カバー集)の発売日が3月24日(水)に決定いたしました! 準備段階から数えると一年以上に渡る長い制作期間でしたが、やっと、皆さんに聴いていただける日が決まって、ひと仕事を終えた安堵感とともに、「ひとりでも多くの人に届けばいいなぁ」という期待感(願い?)に満ちています。本CDはカバー集ということで、ソロギター音楽に馴染みが薄い方々にも入って行きやすいのではと思っていますし、とくに、今一歩が踏み出せない方とか、インストはちょっと・・・と躊躇しておられる方などに、「ソロギター入門」的な感覚で聴いていただければと思っています。

で、予約開始は3月12日から始まるそうです。詳細は、出版元のドルフィンギターズ(IRUKA MUSIC)さんのホームページに近いうちにアップされると思いますので、要チェックです!

ジャケットの画像など、次の書き込みの時にアップしますね。では、さらなる「口コミ」のほう、よろしくお願いいたします!

『RADIO HAAFUU~ラジオの未来』

ふうさんのスタジオにて昨日は、大阪で『RADIO HAAFUU~ラジオの未来』(ラジオ関西)という番組の収録がありました。パーソナリティーは、畑中ふうさんと南かおりちゃん。畑中さんとは初めてお会いしましたが、なんか初めてとは思えない感じで、しかも温かく迎え入れていただいたので、すごく嬉しかったです! 一方、かおりちゃんの方は、押尾くんのラジオ番組(MBS)でもお馴染み。やっぱり、さすが「声のプロ」だけあって、お二人ともめっちゃええ声してはりますぅ。僕は声が高いので、ふうさんのような低く・太く・渋い声(そうそう、「MIグランプリ」のナレーションの人ですよぉ)には単純に憧れます。

さて、番組ですが、なんと一時間ぜ~んぶ僕の特集ということでびっくり! ふつうは、CDを一曲かけてもらって、まぁ、10分程度の出番なんですが、今回はたっぷりと出していただきました。ありがたいです! ので、ちょっとテンションがあがり過ぎて、支離滅裂なところがあったかもしれませんねぇ・・・嬉しかったんで、ついつい調子にのってしまった、ということかな(笑)。僕みたいに地味に活動しているギタリストにとって、こういう機会はなかなかないから、なおさらです、ハイ。でも、残念なことに、この番組は放送日の

3月18日(木):夜8時~9時

で最終回だそうです。あちゃ~、最初で最後かぁ(笑)。聞くところによると、番組は一時間ですが、ノーカット(か、ロングバージョン)版がポッドキャストで聴けるようなので(↑放送後)、また予定などお知らせしますね。関西限定の番組ですが、ラジオ関西が入るところにお住まいの皆さま、ぜひ3・18をお忘れなく! よろしくお願いしますね。

↓ふうさんのホームページです。
http://haafuu.com/

いい感じ・・・

今日、新譜のジャケット・デザインが届きました。まだ完成品ではないようですが、ええ感じです! 色合いもええ味出してます。メインは「白」ですが、清潔感があっていいです。今回は、僕も顔を出してます。ので、清潔感はそこで薄れてますぅ(笑)。前作はネコとネズミが主役でしたが、今度は出番が回ってきました。

あと、ジャズ・ギタリストの渡辺香津美さんからCD用にコメントを頂きました。偉大なアーティストから温かいコメントがいただけるということは、ほんまに有難いことです。感謝、感謝!

ジャケット、及びコメントの公開まで、今しばらくお待ちくださいね。

マスタリング終了!

昨夜のマスタリングをもって、新譜の音源のほうの作業はすべて終了いたしました! 夜中までスタジオにこもりっきりのハードな一日でしたが、時間をかけただけのことはありました。手前ミソになりますが、ええ出来ですっ、ほんま! そして、何より楽しかった~! 今回は、ちょっとした遊び心を加えたりして、音的にも面白い部分があるんで、今は早く聴いて欲しい(!)という気持ちで一杯ですねぇ。

では、さっそく”GOOD COMPANY”の正式な曲順をお知らせしておきますね。

1. Goodbye Yellow Brick Road(エルトン・ジョン)
2. Just The Way You Are(ビリー・ジョエル)
3. Part Time Lover(スティーヴィー・ワンダー)
4. Penny Lane(ビートルズ)
5. Arthur’s Theme(クリストファー・クロス)
6. Autumn Leaves(ジャズ・スタンダード)
7. 君は薔薇より美しい(布施明)
8. 元気を出して(竹内まりや) 
9. 赤いスイートピー(松田聖子) 
10. やさしいキスをして(ドリカム)
11. Black Cat(ジャネット・ジャクソン)
12. Monkey Magic(ゴダイゴ)
13. オリビアを聴きながら(杏里)
14. I Can’t Tell you Why(イーグルス)
15. Smile(チャップリン)

それでは、3月末の発売まで、しばしお待ちくださいね。あと、ちょっと早めの「口こみ」もよろしくお願いしますね!

ニューCD、明日で完成!

明日、26日のマスタリングで新譜のレコーディング作業が完了します。前にも書きましたが、この作業は、CD全体の音量を合わせたり、曲間の長さを決めたりするものです。音量に関しては、どうしてもバラード系はアップテンポに比べると音圧が足りませんので、調整する必要があるんですよね。あと、もちろん音質も揃える必要があります。最近の音楽はデジタルのせいか、高音域が上がり気味でシャリシャリしたものが多いようです。逆に、この音域を押さえると聞きやすく、まろやかにはなるんでしょうが、時にコモって聞こえる場合もあるんですよね。ので、この高域は気を遣う部分なんです。まぁ、すべてエンジニアーの戸田氏に任せておけば全く問題がないので、僕は聴感的な印象を伝えるだけでいいんですが。

このあとは、ジャケットのデザインの詰め、そして印刷へと流れていって、3月末の発売を待つことになります。無事に一連の作業が最終段階に入るのは喜ばしいことなのですが、「終了する」ことへの一抹の寂しさは、やっぱりありますねぇ(笑)。

さて、この新譜”Good Company”は、間もなく自分達の手を離れてリスナーの皆さまへバトンを渡すことになります。気に入ってもらえるかな・・・どうかな? いずれにしても、乞うご期待!!

最近のヘッドホン

じつは、誕生日のプレゼントに、最新のノイズキャンセリング・ヘッドホンなるものをいただきました。BOSEのQuiet Comfort 15という機種ですが、何人かのファンの方々がお金を出し合って届けてくださいました。高価なものなので、すごく恐縮しているのですが(でも、めっちゃ嬉しい&ありがとう!)、これが「すぐれモノ」なんです。

どういうものかというと、装着してONにしたとたんに周囲の雑音を軽減してくれて、比較的静かな環境で音が聴けるんですよね。音楽だけではなく、例えば、オフィスなどで周りの騒音が気になって仕事に集中できない時とか、近所の喫茶店で“ひとりの世界”に浸って本を読みたい時とか(まぁ、自宅でもいいのですが)に威力を発揮しそうです。もちろん、完全に周りの雑音・騒音を消すわけではないのですが、はずしたときに「え~、ここって、こんなにうるさかったっけ~?」と、そのパワーにけっこう驚かされます。実際、いただいた翌日、交通量の多いホテル近辺をヘッドホンをつけてウロウロしてみましたが(立ち止まってはスイッチoffにしたりonにしたり、かなり怪しい感じ〈笑〉)、その差ははっきりと分りました。今後、電車や飛行機の中だけではなく、野外の喧騒の中でも活躍しそうです。ほんま、ええもん貰いました。あらためて、ありがとう! そして、大切にしますね!

サビるのは早い!?

ここのところ、新譜の曲順をきめたり、ブックレット用のコメントを書いたり、指を休ませるという目的があったりで(左人差し指を弦で切った)、一週間ほどギターを弾いていませんでした。こんなにギターから遠ざかったことは、過去になかったかもしれません・・・で、今日、恐る恐るギターを弾いてみたら、やっぱり、左右とも指の動きが硬いのなんのって(笑)。まぁ、まだ寒いということもありますが、やっぱり、間をおきすぎるとこうなるのかなぁと、改めて「サビるのは早いぞ。気をつけろ!」と自分を戒めています。そのかわり、指はすっかりよくなりましたが。

やっぱり、「確実に毎日続けること」が大切なんでしょうね。

レコーディングのこと

今回で、ソロ・ギタリストとして15枚目(企画CD含む)のCDになります。ので、15回は一連の作業としての録音をしてきたことになるんですが、やっぱり、ソロ・ギター録音というのは“孤独な世界”なんだなぁというこに気づかずにいられませんね。ライヴだと、目の前にお客さまがいらっしゃいますし、反応も瞬時に返ってきます。ステージ⇔客席とのやりとり(ギヴ&テーク?)もあります。が、レコーディングでは、一変して、見渡せば「壁」というモノ言わぬ状況に囲まれた世界ですし、しかも温もりとか、優しさに包まれた空気感というものがありません。無機質な機械的な環境の中で、感情をコントロールしていかないといけないんです。

その上、音がすごく良いだけに(残念ながら、家庭では同じ音で聴けない)、ちょっとしたノイズ、例えば、椅子が動く音、足のタップ音、弦のこすれる音、息の音なども気になるんですよね。一番困るのは、ライヴでは一瞬にして消えていく音でも、いざ、録音するとなると気になる音になってしまうこと。指の運び方からくるビビり音とか、弦が押さえきれずに出る音とか、ポジションによって、若干、音が上がってしまいチューニングがくるって聞こえる音など。すべて、「気になる音」になってしまうんです。で、それを“自然な音”としてそのまま残しておくのか、いや、それは“雑音”だと解釈してやり直すのか、ここで意見が分かれるところなんですよねぇ。僕の場合は、その部分が明らかに間違いに聞こえない限り、できるだけ流れを重視したいので、そのまま残す方向でいくほうが多いようです。

面白いもので、完璧を目指すと粒ぞろいにはなりますが、なぜか平坦な演奏になりがちで、失う部分が多いんですよね、意外と。逆に、粗いままだと、それこそ、そのままの雑な感じになるし。だから、いつも言っているように、レコーディングは「よし、これでok」と見極めるタイミング(止め時)がすごく大切なんですよね。ので、例えば、同じ曲を10テーク録って、10テーク目が3テーク目を上回るという保障はないんです。また、その逆も真なりです。しかも、集中力に限界もありますし。

ん~、今回も勉強の連続で、まだまだ学ぶことは多いですねぇ(笑)。