アレンジのアレンジ

最近、ちょくちょく「♪Tears in Heavenは、もうやらないんですか?」とライヴ会場で聞かれるんですが、べつに嫌になったわけではなく、ましてや、忘れてしまったわけでもありません(笑)。たまたま演奏曲目の中に入っていなかっただけなんですよね。この曲に限らず、そういう扱いになってしまっている曲は数多くあります。まぁ、今後は、できるだけ陽の目を見ていなかった曲をやりたいとは思うのですが・・・オリジナル、カバー、どちらも。

ということで、昨夜、久しぶりにこのエリック・クラプトンの名作を弾いてみました。面白いことに、今の感覚だと、少し捉え方が違うことに気がついたんですよね。“感じ方”の問題なんで、言葉で説明するのは難しんですが、自然と元の自分のアレンジに味付けをしたくなったんですよね。聴感的には劇的に変えてはいないんですが、今の感情の流れに逆らうことなく、少しアレンジし直してみました。せっかくやし、次のライヴでやってみようかな。

自分がアレンジしたものを再びアレンジすることって、けっこう楽しいですねぇ。色々と発見もあります、どちらが良い、悪いではなく。アレンジしかり、ライヴしかり、「その時の感覚、感じ方」を大切にしていきたいと思う瞬間でもあります。なぜなら、それがギタリスト(アーティスト)として、生きている(進化している?)証拠だから!

消してしまった・・・

何かと言うと、5日のライヴ前に少し時間があったので、ホテルの部屋で「ひとりビデオ撮影」をしてたんです。窓から見える景色とかではなく、もちろん、演奏の。じつは、誕生日に有志の方々からハンディー・ビデオ・レコーダーをいただいたので(ありがとう!)、ちょっと練習をかねて録ってみようと思ってやってみました。が、ひとりで操作するのはちょっと無理があったかなぁ、それに機械音痴やし。「よし、録れた」と思ってチェックしてみると、眉毛から上が入ってなかったり(このほうがバランスがええけど)、ギターが半分フレームに入ってなかったりと、けっこう変~(笑)。で、試行錯誤が続いたあと、やっと一曲録り終えたんですが、不思議なもので、機械に色々なボタンとかがあると押したくなるんですよね。そうなんです、「これ押すと、どうなるかな?」という興味津々感に負けて押してみたら、すっぽ~んと映像が消えてしまいました~! ショック~~。「お前、どこ行ったんや~!? 帰ってこんかい」と声を震わせながら問いかけても、無視(笑)。でも、これできちんと学習しました―もう、あのボタンは絶対に押さへん、と!

せっかく貴重なものをいただいたので、今後は、できれば、旅の途中のひとコマとか、ライヴ映像とか、おもしろそうな場面の動画などなど、このHPで公開していければと考えています。まぁ、不定期になると思いますが、気長にお待ちくださいね。ただ、ライヴ当日など、バタバタとしていると忘れたり(ブログ用の写真も)、その気にならなかったりすることもあるんですよね。とにかく、ライヴの邪魔にならない程度に“ドキュメンタリー”タッチでいければいいなぁ・・・と、思考する今朝の僕でした、♪チャン、チャン。

***

※↓次のライヴです。会場でお待ちしております!

3月19日(土):源(名古屋)
“Believe in Me” 発売記念ライヴ!

前売り:3,000円 当日:3,500円
開場:18:20 開演:19:00
ご予約・お問合せ先:(052) 751-2550
ホームページ:http://live-gen.musical.to(メール予約可)

3月20日(日):Pon-Polo-Pooh(石川・白山市)
〜ほっとほっとコンサートSpecial〜
“Believe in Me” 発売記念ライヴ!

前売り:2,000円 当日:2,500円
開場:16:30 開演:17:00
ご予約・お問合せ先:(076) 214-6236
ホームページ:http://pon-polo-pooh.com

ご来場ありがとうございました!

4、5日のライヴにご来場くださった皆さま、本当にありがとうございました! お陰さまで、すごく楽しく、そして、いい時間となりました。やっぱり、ライヴはええなぁ。

で、4日のほうは、滝ともはるさん、スペシャル・ゲストの矢沢透さん(アリス)とピアノには堺敦生さん、そして僕。いや~、文句なしに楽しかった! お互いにいじったり、ちちくりあったり、思いっきりアドリブしたり・・・ライヴならではの内容で、ほんま楽しかったです! この夜は、久しぶりに歌いましたよ~。ちょっと“声体力”がなかったけど、チャレンジしてみました。それと、お店は改装されて、まったく違う感じになってました。すごくいい感じ。なんか、クールな外国のライヴハウスみたい。でも、改装費・・・これ、すごいかかったんやろなぁ。全国的にライヴハウスが縮小とか、お店をたたむ方向に向かう中、大胆にも打って出た滝ともはるの男意気に感動! とてもじゃないけど、僕にはそんな甲斐性はありません(笑)。これから横浜方面へ行かれる方は、ぜひ、関内のパラダイス・カフェにお立ち寄りくださいね。このメンバーでの次のライヴは、4・19のブルース・アレイ(東京・目黒)です。ぜひぜひ、お誘い合わせの上、ご来場くださいね。絶対に楽しくなると思う・・・いや、そうします!

翌日の5日は、神戸・三宮にあるVOICEでのライヴ。初めてお邪魔したお店なんですが、不思議とそんな感じがしませんでした。お店の方々にもお客さまにも温かく迎え入れていただき、最初から最後まで飛ばしっぱなしのライヴでした! この夜も楽しかった~! 昨夜のノリが残っていたので、アンコールラストではシグナルの「SHY」という歌を唄いました。ライヴ後は、残ってくださった皆さまとスタッフの皆さまと一緒に打ち上げ&歓談・・・いい話ができました。今後もソロギター系ライヴを企画されるようで、またひとつ味方が増えた感がして、ついついビールが進んでしまった・・・神戸のアコギ基地的な存在になって欲しいなぁ。

maiko-han話しは変わって、画像は京都駅で見かけた舞妓ハン軍団です! すごい絵図らです。見た瞬間、思わず、「僕、“舞妓はんブギ”っていう曲やってるんですよ~」と心の中で小さく叫んでしまいました(笑)。これは、なんかの縁かなぁ。ええことでもあるとええけど・・・。

気分を新たに

今日から3月です。また気分を新たに頑張りましょうね! ここに来て、少し温度が上がり、過ごしやすくなってきました。僕のほうは、来るライヴの準備も整い、あとは当日を待つばかりです。ぜひ、お誘い合わせのうえ、ご来場くださいね。よろしくお願いいたします。

3月4日(金):Paradise Cafe(横浜・関内)
〜パラダイス・カフェ 10周年記念ライヴ〜
出演:滝 ともはる、住出勝則
ゲスト:矢沢透(アリス)

※↓ご予約・お問い合わせは、直接お店のほうへお願いいたします。
パラダイス・カフェ: 045-228-1668

3月5日(土):Live & Bar VOICE(神戸・三宮)

前売り:3,000 当日:3,500(要1ドリンクオーダー)
開場:19:00 開演:20:00
ご予約・お問合せ先:(078) 763-1177(18:00〜)
ホームページ:www.livebarvoice.com
メール予約:hideki@livebarvoice.com
※「件名」には「住出ライヴ予約」と入れてください。

時間の感覚

昨夜、テレビを見ていたら「なぜ、年を取ると時間が早く過ぎるように感じるのか」という話題で盛り上がっていました。まさにその通りで、年々時間のスピードが増していくようです。今も昔も、同じ24時間なのに。ひとつの理由として、年を重ねるたびに「初めて経験することが少なくなる」ということが上げられていました。これを聞いたとき、僕は「じゃぁ、新しい経験を求めて〔探して〕いけばいいんだ!」と、反射的に思いましたねぇ。そうすることによって、惰性みたいなものを排除できるし、脳の活性化はもとより、感覚的(精神的?)に若返ることができそうな感じがするんですよね。もう1つのメッセージとしては、「音楽、ギターに関しても“初めての経験”を求めよ!」と言われているように感じます。現状に満足することなく、常に自分を磨いていく・・・みたいな。ん、やっぱり、ここでもチャレンジ精神が大切なようですね。失敗~成功~挫折~成功~失敗・・・様々な結果の繰り返し。    

そろそろかぁ・・・

花粉症の季節・・・そろそろ鼻がモゾモゾし始め、眼もかゆいです。聞くところによると、例年の5倍ほどの花粉が飛散するとのこと。大丈夫かなぁ~。暖かくなるのはいいんですが。僕の場合、数十年前に急にきたんです。朝起きたらくしゃみが止まらず、そのまま今日まで来ています。鼻がつまるのが一番キツイ・・・なんとかならんかなぁ。
皆さんは大丈夫ですか?

次のライヴ!

皆さん、次のライヴが近づいてきました。ぜひ、お誘い合わせの上、ご来場くださいね! 僕は、両日とも良い体調で演奏できるよう、とくに風邪を引かないように注意しています。恥ずかしい話しですが、首を冷やすとよくないと、どこかで聞いたので、薄めのマフラーをして寝ているんですよっ(笑)。ときどき、誰かに首を絞められているような気分になりますが、お陰さまで、今のところ元気ですぅ(笑顔)。もちろん、上半身、下半身とも対策はバッチリ。もう、格好なんて気にしてられません! 皆さんも風邪を引かないように注意してくださいね。

3月4日(金):Paradise Cafe(横浜・関内)
〜パラダイス・カフェ 10周年記念ライヴ〜
出演:滝 ともはる、住出勝則
ゲスト:矢沢透(アリス)

※↓ご予約・お問い合わせは、直接お店のほうへお願いいたします。
パラダイス・カフェ: 045-228-1668

3月5日(土):Live & Bar VOICE(神戸・三宮)

前売り:3,000 当日:3,500(要1ドリンクオーダー)
開場:19:00 開演:20:00
ご予約・お問合せ先:(078) 763-1177(18:00〜)
ホームページ:www.livebarvoice.com
メール予約:hideki@livebarvoice.com
※「件名」には「住出ライヴ予約」と入れてください。

では、会場でお待ちしております!

GONTITIさんからコメントをいただきました!

有難いことに、GONTITIのお二人から “Believe in Me” に関するコメントを届けていただきました。じつは、僕はまだお二人にお目にかかったことがないのですが(もちろん音楽は知っています)、今回は、レーベル、版元でもあるSlice Of lifeの松岡さん(プーさん)のほうからCDを送っていただきました。聴いていただいたという事実だけでも満足なのに、すごく嬉しい内容のメッセージ。励みになりますねぇ。まぁ、「イマイチでした」とは言えないわけですが(笑)、僕としては、ただただ、時間を割くだけの値打ちがあったことを祈るばかりです・・・。

というのは、僕もときどき「CDを聴いてください」と頼まれたりするんです。で、その音楽が自分の好みのタイプであればいいのですが、そうでない場合、けっこうツライ時間となってしまうんですよね。良いとか悪いではなく、もう「好みの問題」ですから。もちろん、僕のCDにも同じことが当てはまるわけですが。

三上さん、松村さん、ありがとうございました!

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ゴンザレス三上

住出さんは、「卓越したタイム感を持つ希有なアーティスト」だと、このアルバムを聴いて実感しました。現在は、ギタリスト満載な時代、何でもこなす達者な人や、ビックリするような超絶技巧を披露するアーティストは結構多いのです。しかしながら、タイム感を持つアーティストは、本当に数少ない。

千の超絶技巧の矢を放っても、一発も的に当たらなければ意味はありません。タイム感とは、ただ一つの必中の矢、その一矢が聴く者の心の的を射抜く、という訳なのです。   

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チチ松村

前々より上手い人だな!と思っていましたが、生ギター1本で、ここまで凄いとは!
とにかくリズムの切れが良く、一番気持ち良い所へ連れて行ってくれます。

ハングリー精神?

今、「イングリッシュ・モンスター」と呼ばれる菊池健彦さんという方が話題になっているそうです。ある事情から7年間も引きこもることになり、その期間を利用して英語をマスターしたという、想像を絶する根性の持ち主。たまたまネットで彼の存在を知ったのですが、少し自分のことと重なる部分があって、興味深く彼の記事を読みました。

僕の“引きこもり”は、オーストラリアに渡った直後の2年間・・・ソロギタリストを目指して、一日平均10時間(以上?)の練習に明け暮れていた頃。その間、一日たりとも休んだことはなく、指から血がにじんだり、腱鞘炎で手首が動かなくなってもギターを放しませんでした。もちろん、周りを無視してきた代償は払うことになるのですが・・・なぜ、当時、そこまでやったかというと、僕にはギターで生きていくしか仕事の選択肢はないと、強固な自覚(悲壮な決意?)を持っていたからです。感覚的には、崖っぷちにつま先で立たされて、何十人もの人から手で押されつつ「落ちろ~、落ちろ~」とからかわれ、それに必死で耐えている気分かな(笑)。しかも、風がビュンビュンと吹いているという・・・。

ギターにしろ、語学にしろ、習得するまでの道のりは長くて厳しい(でも楽しい)ものがあるかと思います。究極的に言えば、自分の目標とするものが「どれだけ自分にとって必要なのか」、そして「どれだけハングリーな気持ちで向かっていけるのか」に、かかっているような気がします。最近、とくに、根性論的なアプローチが嫌われる傾向にあるのですが、僕の耳には言い訳としか聞こえないんですよね、偉そうに響きますが。甘い蜜の香りのする近道は遠回りの可能性もあります。逆に、遠回りが意外と近道だったりとか・・・どちらを選択するにせよ、いったん自分で決めたことは、何であれ、とことんやるべきだと思いますね。やった分だけ返ってくるのだから。それが一週間後なのか、一年後なのか、三年後なのかは、結局、自分次第なんですよね。途中で失敗したって、恥をかいたっていいんです。だって、チャレンジャーなんですから!

よし、僕も次のレベルへ行けるよう、日々精進していきますよ~!

音楽のチ・カ・ラ

今、3月、4月の滝ともはるさんとのライヴに向けて、色々と考えをめぐらせています。テーマは、

「好き!」で始まった音楽へのラブストーリー

まさに、そうなんですよね。思えば、「好き!」以外のなにものでもないんですよね、音楽に対する気持ちって。でも「好き!」の幅は広くて、ときにはストーカーのごとくネチネチとくっつく時期もありますし、少し距離を置いて静観する日々もあります。意外と、この距離感って大切かもですね。恋愛にも似てるのかな? 近づきすぐると逆に何も見えない・・・また、離れすぎると、そのまま冷めてしまう可能性も・・・。いや、逆に燃え上がる可能性も。おもしろいなぁ、音楽って。ここまで、ほんとうに紆余曲折の音楽人生でしたが、計り知れない恩恵があったことは確かです。ただ、“裏街道”の陽の当たらない道のりが長すぎた~(笑)。

音楽は人間だけでなく、動物、植物にも恵みを与えてくれます。そして、受ける側にも与える側にも幸せを運んでくれます。ギターであれ、歌であれ、表現の形はどうであれ、平等に魂のメロディー(メッセージ)を届けてくれます。そんなメッセンジャーのひとりとして、いまだに活動できることを嬉しく思います。最近は、「量より質」を目指すゆえ、以前より準備に時間がかかるようになってきましたが、きっちりと自分の役目を果たすために必要なこと。

よし、3、4月のライヴでは歌ってみるか~!

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※「3月4日(金):パラダイス・カフェ」のライヴの詳細ですが、現在、会場が改装中のため(+工事遅れ)、アップが遅れております。が、電話はつながるようですので、予約受付は可能です。ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくご理解のほど、お願いいたします。なお、詳細が出揃い次第、アップさせていただきます。

●パラダイス・カフェ:045-228-1668