回顧―2009年

また一年を振り返る時期がやってきました。ほんまに時の経つのは早い! 言ってもしょうがないんですが、今も昔も同じ24時間やのに、年々、加速していく感じがするのはなんでやろ~(笑)。とにかく時間を無駄にしないようにせんとあかんなぁ、これからも。いや、これからは! 以下、ポイントのみ綴ってみますね・・・

今年も例年のごとく、2月3日の誕生日ライヴ(53歳!)でスタートしました。僕にとって、新たに年を重ねる日にライヴをする意味は大きく(けっしてプレゼント狙いではない!)、「よし、今年も頑張ろっ!」と強い気持ちでリスタートできるんですよね。翌、4日からはニューCD”Cat and Mouse”のレコーディングを大阪のスタジオで開始しました。このアルバムの狙いは「自分色+マニアック=やりたい放題!?」。頑張った甲斐があり、僕ならではの作品に仕上がったかなと自負しています。そして、13日、現在メインで弾いているアルバレズ・ヤイリのギターを受け取りにヤイリさんの工房へお邪魔してきました。このギターができるまでの経緯など、ケーブルテレビのWowWowさんで少し取り上げていただきました。久しぶりのTV出演(笑)。

3月は、カナダからギター・チャンピオンのボブ・エヴァンスを迎えてツアー(7ヶ所)をやりました。ちょうど、WBCと重なったこともあり、僕としては野球のほうが気になってしょうがなかったのですが、ボブも喜んでくれたので、やってよかったなとホッと一息でした。それにしてもホスト役は疲れる~(笑)。

4月末からは、久しぶりの中国ツアー。今回は北京、ハルピン、上海、鄭州、太源へ行ってきました。ギター・クリニックもやりました。ありがたいことに熱狂的に迎えていただき、すごく嬉しかったなぁ。この後、帰国後、一日ブレークを入れて、一宮市(愛知)で100%生ライヴ(PAなし)に挑戦しました。MC用のマイクも使わなかったので、手持ちぶさたでしたが、やっぱり「生音」に勝るものはなし!

7月はドイツからピーター・フィンガーが来日し、10ヶ所でライヴを一緒にやりました。また、日本ツアーの前には韓国(ソウル)へも行き、テレビ番組1本とコンサート1本をこなしてきました。ライヴも満員だったので、僕としては「日本での動員がいまいちやったらどうしよう」と、ホストとしてのプレッシャーを感じずにはいられませんでした。でも、ピーター夫婦は終始ご機嫌で、すごく喜んでくれたので報われた気分でした。

そして、10月末~11月中旬まで、今年のハイライトのバンコク~インド・ツアー。バンコクのほうは、トミー・エマニエルがメインのギターフェスティバルでした。ここでも様々なギタリストに会えたし、良い思い出となりました。ただ、不覚にも、市内観光の前夜に14時間も寝てしまい、結局、参加できなかったというハプニングが・・・ん~、残念! 詳細は、この時期の書き込みを読み返してみてください。で、インドのほうは、ドン・ロス、シャンドア・サボ、コナラック・レディーとのツアーでした。ほんまに楽しかった! 場所は、バンガロール、ムンバイがメインでしたが、ふだん行く機会がなかなかない所だけに、「一生の思い出」になりました。関係者の人たちにも恵まれ、国境を越えた人間同士の付き合いができたことが一番かな。

今年も様々な人たちに直接、間接的に支えていただきました。感謝、感謝です! 今年の僕の活動が、どれだけソロギター音楽普及に寄与したか分りませんが、若いギタリストも出てきているようですし、少しづつ裾野が広がってきているような気がしています。と言っても、全国的な認知度に関してはまだまだですが。僕個人の認知度も含め。

さて、来る2010年はどんな年になるのでしょうか? とにかく、健康で“マニアックな活動”ができれば、それで幸せなのかな・・・どうなろうと、僕とギターの二人旅が続いていくことだけは確かです!