野球:日本 6 – 台湾 1

前半~中半はこう着状態が続いてヒヤヒヤものでしたが(身体に悪い!)、阿部選手のホームランを切っ掛けに流れが日本に傾きました。これは大きかった。もう1つのポイントは、僕いち押しの中島選手の追加点の口火を切るタイムリー。これは嬉しかったなぁ。僕がブログで書いたように9番で起用されたのも気分がいいし(笑)。もうひとりのお薦めのG.G.佐藤選手のほうはヒットこそ出なかったけど、あの威圧感でいいところでデッドボールをゲット・・・痛いでしょうが、これはヒットと同じですから、貢献したことに変わりないですよね。

あと、先発の涌井選手が1点で押さえて責任を果したのも大きかったと思う。そして、調子が心配されていた上原投手の見事な1, 2, 3フィニッシュ! これには、ほんとうにひと安心でしたし、何より、本人がホッとしたことでしょう。もちろん、星野監督も。あとは、いまだ蚊帳の外状態の新井選手待ちかな。

一方、台湾のほうは投手の継投がうまく行かなかったように思います。最後に大学生の投手(いいピッチャーらしい)を出さざるをえなかったのが、致命傷かな。彼はマウンド上で完全にビビッた(パニック)状態でしたし、厳しい投球もできませんでした。これもプレッシャーのせいか。

ところで、先日のキューバ戦での星野監督の抗議に罰金(22万円)が課せられたそうです!? これは納得いきませんねぇ。選手・監督に罰金を課すのであれば、球審(+他の審判)をも取り締まる「ビデオ判定制度」を採用するべきだと思いますねぇ。体操競技とか柔道のように。“権力”を持った人間を取り締まり、公平な形で裁かないと(少なくとも、観戦している人が納得できる方法)、国を代表してプライドをかけて戦う各国の選手は浮かばれないと思います。この決定を知るにつけ、あのWBCの「おバカ球審」の悪夢がちらついてしまいました。すでに、今回もおかしなストライクのコールとかあるから、ひょっとしたら、最強の敵はキューバではなく球審かもしれないなぁ(笑)。

野球:日本 2 – キューバ 4

点差は2点でしたが、完敗でした。チャンスでの併殺と簡単に打ち上げる淡白な打撃が続くと勝てない。決定力不足・・・男子サッカーの悪夢がよみがえる内容でした。いくら調子が悪かったとは言え、ダルビッシュのせいにはできない。そこを打撃陣がカバーしてこそチームというもの。全体的に気迫も感じられなかった。それに、毎回、キューバの攻撃が長くなったことで、自分たちのリズムが作れなかったことも敗因の1つだと思う。光明は、マー君と成瀬投手。マー君のスライダーは打てそうにないから、カウントを早めに追い込めれば彼のもの。成瀬投手も良かった。藤川も無難な立ち上がりだった。

それにしても、キューバの打者の振りの速いこと! 画面からビューンと音が聞こえてきそうですよね。足も思ったより速い。守備も上手い。たしか、数年前、アメリカ・メジャーのオリオールズがキューバに遠征して負けて帰ってきたと思いますが、メジャーも歯が立たない実力のあるチームだけに(今とメンバーは違いますが)、覚悟してかからないとリベンジもままならい可能性がありますねぇ。彼らの試合前のコメントで、「日本には楽勝」というのがあったそうです。ん・・・心理戦の1つなのか、それとも日本がナメラレているのか。これを聞いた日本選手のさらなる奮起を期待したいと思います。これで燃えなかったから、それこそ優勝(金メダル)どころか、韓国(強い!)、アメリカにも足をすくわれる結果になると思う。僕は燃えてます・・・まったく勝敗に影響しないけど~(笑)。

最後にひと言。G.G.佐藤を使ってくれぇ~!

笑顔

メダルを取ったオリンピック選手の笑顔が美しい! 身体全体からあふれる笑顔は、世の中を照らすほど輝いています。それもそのはず、その笑顔の裏側にある汗と涙の量を考えれば、即、納得ですよね。「偽装」という言葉が充満している中、作りものではないホンモノの笑顔に触れる瞬間は、じつに清々しい!

一方、敗者には現実は厳しく冷たくもあります。何年も何年も積み重ねてきた努力が一瞬にして終わってしまう。しかも、ネガティブな部分にスポットライトが当てられてしまう。もう、「参加することに意義がある」という大義名分は、商業化するオリンピックにとって過去のものになったのかな?  

さて、今夜は「星野JAPAN」の出陣! 僕もテンションが上りっぱなしで、今朝は超早起きとなってしまいました(笑)。まぁ、勝負は勝つか負けるか二つに一つなんですが、アジア予選の時のようなシビレる試合が見たいなぁ。行け~、ダルビッシュ!

ステイシー・ケント(2)

ひとつの仕事が一段落して、ちょっと自分へのご褒美として何かないかなと思ってたところ、「そうや、あれしかない!」と、以前、このブログでお話した「ステイシー・ケント」のCDで即決。彼女のアルバムは、これで2枚目。どれにしようか迷ったのですが、1枚目にもサックス奏者として入っていた「ジム・トムリンソン」との共作、♪The Lyric(日本ではキング・レコードから出ています)を選びました。なんと、このジムさんは彼女の夫・・・それを知ったときはファン心理のせいか、ちょっとヤキモチ気分になってしまいました(笑)。

で、このアルバムですが、やっぱりいい! 限りなく可愛くてセクシーな歌声、そして抜群の歌唱力と表現力。ただただ彼女に身をゆだねるしかない! そして、ジムさんの優しくてハートフルなサックス。これも気持ちいい! 

1回目に聴いたとき、僕の心に文字通りキューンときた曲があります。気になったので作者を見てみると、なんと、ミッシェル・レグランドではないですか~。この方も、以前このブログでご紹介しましたが、この巡り合わせに不思議な「縁」を感じますねぇ。まぁ、ただの偶然かもしれませんが(笑)。曲名は、♪What Are You Doing The Rest Of Your Life?です。美しく切ないメロディーが胸にしみます。すばらしい!

もちろん、これを書きながら聴いています・・・

なすび

今日は軽い話題をひとつ。じつは、僕は「なすび」が大好物なんです。和・洋・中、どんな料理にも合いますし、何よりうまい! 今は「水ナス」が最高ですが、味噌汁の具としてもいいですよね。ちょっと色が濁りますが、なんとも言えない味が出ます。あとは、スパゲッティーの具としても♪グゥー(そう、おやじギャクです)ですし、和食だと「ひんやり茄子」がいいですねぇ。あと、グリルしてもうまいし、う~ん、たまらん!

外国のものは、日本のなすびに比べてでっかいんですよね。また、色も白いのとか黄色がかったのもあるようです。でも、やっぱり日本のがいいなぁ。色もええし。あの紫系の色は好きですねぇ。

僕にとって「なすび」と言えば、夏。昔は、カブトムシでしたが、今は「なすび」のほうが身近に感じます(笑)。

あとひと息…

やっとタブ譜の完成が見えてきました。と言っても、まだ印刷に至っていませんが、必要な基本的な作業はほぼ終了となりました。暑い中、けっこう細かい仕事でしたが、採譜してくれたジェームスくん(韓国在住)の苦労に比べれば文句なんて言ってられない! それにしても、このジェームスくん、細かいところまで表記してくれているばかりではなく、いい仕事をしてくれました。「縁」というのは面白いもの。どこでどうつながっているのか、ほんとうに不思議ですねぇ。まぁ、核にはギターがあるのですが。

このタブ譜、日の目を見るまであと一歩。よし、残りも頑張るぞ~。って何を?(笑)。そして、次はドルフィンさんの企画モノのレコーディング。コマンチくん(小松原 俊)とのデュエットが楽しみやねぇ。僕は、デュエットものは初めてかな。曲目はすでに決まっていますが、まだナ・イ・ショ!

次のライヴ!

暑~い中、僕はタブ譜の出版に向け地味な作業が続いております。あと、企画モノのレコーディングもあるし・・・

さて、次のライヴのお知らせです。ぜひ、ご来場くださいね!

8月31日(日):カフェ・メリーココ〔サクラ・フルール青山内〕(東京)
チケット:3000円
開場:18:30 開演:19:00
ご予約・お問合せ先:03-5467-3841

■9月5日(金):モダン・タイムス(京都)
前売り:3500円 当日:4000円
開場:18:30 開演:19:30
ご予約・お問合せ先:075-212-8385
石井完治さんとのジョイント・ライブです!

お手数ですが、もう少し詳しい情報は「CONCERTS」ページをご覧ください。

では、待ってますよ~! よろしくお願いします。

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“The Water is Wide” by Masa Sumide + Doug Smith on YouTube
http://jp.youtube.com/watch?v=46USUR7shNw

忘れてはならないこと

オーストラリア滞在中、もちろん苦い経験ばかりではありませんでした。くじけかけた時に、暗~い感じの雲がサッと晴れるように、手を差し伸べてくださった人たちがいたことも事実です。

あるカフェでの出来事。演奏させてもらえることは有難いのですが(異国ということで、より感謝の気持ちが強い)、悲しいかな、まったくと言っていいほど聴いてくれない・・・完璧に飲食(+おしゃべり)がメイン。ライヴ演奏など「付けたし」そのもの扱い。オマケに、店員などもほとんど僕のことを無視状態で、堂々と僕のすぐ前を横切っていく始末。基本的にアーティストに対する「リスペクト」が感じられない状況での演奏はさすがに辛いのひとこと。「でも、オレはプロやから…」という気持ちを持続しようとすればするほど、「誰も聴いてへんから、もうええわ~」と相反する諦めの境地に陥ってしまう自分がいる。

しかし、そんな時に限って、必ず、隅っこで真剣に聴いていてくれる人がいるんですよね。演奏後、さりげなく寄ってきて、「マサ、君の演奏は個性的で抜群だったよ。楽しかった!」と涙がでそうなことを言ってくれる。チップもくれたりする。もちろん飛ぶように嬉しいのですが、同時に、猛省を迫られる思いが胸を締めつけるんですよね・・・「お前は、魂のこもった演奏をしたのか?」と。

以降、これに似た状況は続くのですが、いつも「忘れてはならないこと」を頭の中において演奏していました。それはもちろん、「どんな状況でも、必ず、真剣に聴いてくれる人がいる」ということ。たとえ、それが一人だったとしても。

この気持ちは今も変わりません。幸い、日本ではきちんと聴いてもらえますので、その点での心配はあまりないのですが、あとはすべて演者の問題かな。何回もライヴをやっていると忘れてしまいがちなことが多いんです。例えば、いつもお客さまは新鮮な気持ちで来られること、それぞれ色んな思いを抱いて来られること、などなど。

とにかく、僕は「どんな状況にあっても”プロの仕事”をする」という心的態度を持ち続けたいと思っています。最近は歳とともに度忘れすることが多いですが(笑)、このことだけは、ステージに立てる間は忘れることはないでしょう。

反骨精神?

オーストラリアに住んでいた頃は、悔しい経験の連続だったように思います。昨日、ふと思い出したのは、あるパブ(「ホテル」と呼ばれて、ライヴが聞ける)での出来事。当時、現地でまったく人脈のない僕は演奏できる場所を探していたわけですが、ある新聞広告で「50ドル争奪・ミュージックコンテスト」みたいなのを見て応募したんです。そのパブがテレビ局の近くにあって、スタッフの溜まり場的なところだという情報も入っていたので、淡い期待を抱きながら出かけていきました。で、結局、最後に残ったのは僕とオーストラリア人の弾き語りの男性二人。この男、どう見てもプロとは思えないし、会場にシールドを持ってきていないというオマケつき。そして、ひとりずつ1曲ずつ演奏してパブの店長が勝者を決めるというものだったんですが、案の定、その彼が選ばれました。

正直、この時ほど屈辱的な気分になったことはありませんでしたねぇ。何も、たった50ドル(当時で3,500円くらい)を取りそこなったからという理由ではなく、明らかに、僕がアジア系の人間で、しかも、ソロギターという形態だったからという空気が見え見えだったからです。気分が落ち着いたあとに、会場にいたお客さん数人に感想をそれとなく聞いてみたら、「お前のほうがはるかに良かったのに・・・。気にするな」と言う人ばかり。

この後も、似たような経験の連続だったのですが、それにつれて、僕の中では「いつか見返してやる。今にみてろ、この野郎!」というマグマにも似た情熱が原動力に変わっていったように思います。僕は、とにかく音楽に関して「なめられる」というのが大嫌いで(とくに、ギター1本だから、という理由で)、当時は、本当になめられっぱなしだったわけです。差別的な待遇にも耐えながら、そんな中で生まれたのが「♪SATORI」なんですよね。タイトルには自戒の意味もこめられていますが、この曲には僕の汗と涙のみならず、僕の反骨精神が注入されていて、僕のソロギターの原点ではないかと呼べる作品だと自負しています。

今も、この燃える気持ちに変化はありません。なぜって? 日本のソロギターの認知度もろもろ見るにつけ、知るにつけ、まだ、「いつか見返してやる。今にみてろ、この野郎!」という前向きな感情を失っていないから…

星野ジャパン!

野球好きの僕としては、たまらないオリンピックになりそう。ただ、ちょっとケガを抱えている選手のことと、上原のことが心配。最近の彼は自信がなさそうに見えるし。あと、この期におよんでのルール変更(タイブレーク導入)がどう出るか。 

さて、「オレにも言わせろ~」的な感覚で、僕なりにベストの先発メンバーを考えてみました。守備のことやらDHのからみもあるでしょうが、まぁ、お遊び程度に見てくださいね(笑)。

1. 西岡(ロッテ)

2. 川崎(ソフトバンク)

3. 青木(ヤクルト)

4. 新井(阪神)

5. G.G. 佐藤(西武)

6. 村田(横浜)

7. 稲葉(日ハム)

8. 阿部(巨人)

9. 中島 (西武/DH?)

先発:ダルビッシュ

このラインナップの売りは、9番の中島。この位置に最強(長打のある)の9番打者がいるというのは脅威にちがいないし、意外と9番にチャンスが巡ってくることも多いんですよね。僕は西武の2人に期待しています。なんかガツンとやってくれそうな予感がするなぁ。