今、エリック・クラプトンの自叙伝を読んでいます。勉強をかねて原書で。約半分を読み終えたところですが、彼の音楽人生、そのほとんどがドラッグと酒と女性を中心に回転していたようです。この本(原題:Eric Clapton / The Autobiography)、語りかけるように書かれていますので、巨匠の目の前で話を聞いているような錯覚すらおぼえますし、思わず感情移入してしまいます。僕は、エリック・クラプトンの音楽を聴きこんだというほどではないですし(もちろんギターは好きですが)、掘り下げて彼のことを知ろうともしなかったこともあり、この本を読みながら、「へ~、そうやったんやぁ」と驚くことばかり。
好奇心にかられて、先ほど「エピローグ」を先に読んでしまいました!? この本をどうやって締めているのか気になって気になって、完全にフライング。内容は詳しくは言えませんが、「将来に不安があるとするならば、まだ若い自分の子供たちのこと。なぜなら、彼らがまだ若いうちに父親を失う可能性があるから・・・」(これは訳ではありません)という一節を見て、ちょっと落ち込んでしまいました。この本を書いた時、彼は62歳。しかも、耳がほとんど聞こえないらしい…
正直に“ありのままのクラプトン”をさらけ出した内容のこの本。残りは一気に読んでしまいそう。そして、クラプトンのことが好きになりそう・・・
お待たせいたしました。以前からお約束しておりました、ダグ・スミスとの共演バ-ジョンの♪The Water is WideがYouTubeにアップされていますので、ぜひ、ご覧ください!
時は、4月22日、場所は京都のModern Timesというライヴ・ハウスで録画されたものです。この日はツアー(The Guitar Parts Tour)の最終日でした。ダグも僕も、あと少しの時間でツアーが無事に終了するという安堵感と同時に、「これで終わり(別れ)か~」という一抹の寂しさを感じながらの演奏だったように思います。
“The Water is Wide” by Masa Sumide + Doug Smith on YouTube
http://jp.youtube.com/watch?v=46USUR7shNw
ホームページやブログをお持ちの方は、ぜひ、リンクしてくださいね。少しでも多くの方々の元へ届けたいと願っておりますので。
よろしくお願いします!
今日は音楽の話題からはなれて、ちょっと気になることを書いてみますね。最近のスーパーで売ってる食料品の量が知らず知らずのうちに少なくなってきてるように思えませんか? パンにしても、なんにしても、以前より確実に小さくなってると感じるのは僕だけではないはず。竹輪にいたっては、穴が大きくなってるし~(笑)。これも原油高騰のせい? それとも、その名を借りた便乗値上げ的なもの?
僕はミルク・ティーが好きで、とくに、「午後の紅茶・スペシャル」がお気に入りなんですが(ぶどうパンとの組み合わせはたまらん!)、この量が中途半端な460ml・・・なんで500mlにせえへんのかなぁ。あと、もうひとつのお気に入りの「岩下の新生姜」も量が減ったというか、ショウガが小さくなったように感じる・・・まぁ、せこい話しで申し訳ないですが、知らないうちに小さくなったり量が減らされていたりする、というのは嬉しくないなぁ。かといって、値段はそのままやし。これって公表されてないのかなぁ。しなくてもいいの? ソフトな“偽装”に当たらないの?
また、燃油サーチャージの高騰で海外旅行客が減っているそうです。場所によっては、ツアー料金よりサーチャージの方が高いところもある始末。ちなみに、先日、ドイツ行きのサーチャージを聞いてみたら往復で42、000円くらいと聞きました。やっぱり高~い!
今朝は、昨日の練習過多で左手首が少し痛んでいます。というのは、今日のブログのタイトルになっているミシェル・ルグランの代表曲「♪シェルブールの雨傘」を夢中になってアレンジし直していたからです。この曲、以前、アレンジしてステージで演奏したことがあるんですが、音源を残していなかったので(残念!)すっかり忘れていたんです。が、昨日、偶然にメロディーがよみがえってきて、一気に再アレンジしました。ほんとうに美しい! 僕のアレンジではなく(笑)、メロディーが。とくに、半音の使い方がニクイ!
さて、僕が持っているミシェル・ルグランのCDは、なんとピアノ・ソロなんです。ひじょうに貴重なアルバムだと思いますが、収録曲は彼が手掛けてきた映画音楽中心。それを自由にソロで弾いているわけですが、アレンジの良さはもちろんのこと、ピアノの音、タッチ、ダイナミックス、構成もろもろ、どれをとっても巨匠と呼ぶにふさわしい芸術的な内容です。「ひとり」でよくもここまで、と口はあんぐり状態になります。録音当時(2000年)、70歳ということですから、ご健在なら現在78歳。最近、僕的には年齢を意識してしまいがちですが、このような大先輩が頑張っておられるというのは励みになりますし、同時に、芸術、テクニック(表現技術)の限りない奥深さを感じずにはいられません。道は遠いなぁ・・・
ちなみに、そのアルバム・タイトルは、MICHEL LEGRAND by MICHEL LEGRANDです。
昨日、「採譜作業終了」の連絡がありました。まだ細かい仕事は残っていますが、8月末(予定)までには発売できそうな雲行きです。で、収録曲ですが、最近の3枚のCDから選んだ“ベストもの”で、全20曲となっております。タイトルは、
●The Best of MASA SUMIDE GUITAR BOOK
です。以下、曲目を書いておきますね。
[from YOU ARE GOLD]
50/50 / Night Groove / That Feeling of Love / Satori / Reason To Hope / Say No More
[from HAPPY TOGETHER]
7th Heaven / Dragon / True Love / Topaz / Tell Me Why / All Smiles
[from BORN TO GROOVE]
Born To Groove / Kamikaze / Gravity / All That Jazz / One Day in Paris / Won’t You Lead Me There / Funk Rag / Winter’s Tale
ギタリストにとって、自分の曲を弾いてもらえることほど嬉しいことはありません。ぜひ、1曲でも2曲でもチャレンジして欲しいなぁ。
また、進行状況などなど追ってお知らせいたしますね。
久しぶりに期待できるギタリストが登場しました。その名は、田中彬博(タナカ・アキヒロ)くん。しかも、まだ22歳という若さ! ん・・・僕と30歳も違うのかという話はさておき(笑)、彼から「聴いてください」と受け取ったCD(“harukazeharmonics”)を聴いてビックリ。これが、なんとも素晴らしい! すでに、巨匠・吉川忠英氏も絶賛されていますが、氏のコメント通り、いや、それ以上のギタリストではないかと素直に感心しましたし、同時に、「この先、汚れることなく真っ直ぐ育って欲しいなぁ」と、親心にも似た感覚を持ちました。
その田中くんが先日のライブに顔を出してくれて、会場に残ってくれたお客さまの前で1曲弾いてくれたんですが、これがまた抜群に上手い! すごくスムースな演奏で、彼の潜在能力の高さが伺えましたし、度胸もある。その席で、9月にウインフィールド(アメリカ)のギターコンテストに出場すると聞き及びましたが、ひょっとすると優勝して帰ってくる可能性もないことはないと思いますねぇ。たとえ優勝できなくても、ベスト3の中に残る実力は十分にあると思う。彼の演奏は、そんな期待感を持たせてくれました。
以前、少しだけお話したと思いますが、8月30日からスペシャル企画のCDの録音が始まることになっています。これは、大阪のドルフィン・ギターズさんの企画によるものですが、日本のギター制作家のギターを僕と小松原 俊さん(コマンチ)で弾いて、その音の違いやら、アーティストによる音の違いを楽しんでいただこうというものです。で、6名のビルダーによる6本のギターを2人で1曲ずつ弾くわけですから、全部で12曲。そして、ボーナス・トラックとして、2人でデュエットを1曲収録する予定になっていますので、計13曲になります。僕としてもこの手の企画は初めてですし、すごく楽しみにしているんですが、とくに、国産の手工ギターをフューチャーする、というところがいいですよね!
小松原 俊さん。彼のことをご存じの方は多いと思いますが、ソロ活動に限らず、近年は藤田恵美さん(すばらしい歌声!)のサポートギタリストとしても活躍されています。アメリカのエド・ガーハードというギタリストが絶賛する腕前は、まさに職人そのもの。
さて、現段階では、オリジナルとカバー曲の半分半分の構成になればいいかなと思っているのですが、気が変わることもありますので(いい意味で!)、曲名に関しては「確定」になった時点でお伝えしたいと思います。僕としては、それぞれのギターの個性やら特性を考えた上で選曲できればいいかなと感じています。ギターたちも僕のことが気に入ってくれるといいけど(笑)。
最後に、発売の方ですが、秋にはリリースされると思います。まだ少し先のことですが、お楽しみに~! そして、早めの「口コミ」のほう、よろしくねっ!
※その前に、ニュータブ譜も出るからね~。この話題は後日・・・
暑~い日が続いていますが、皆さんお元気ですか?
さて、3日間の超ミニツアーの各ライヴ会場にご来場くださった皆さま、ありがとうございました! 今回は、お客さまのノリに救われた感じでした。いつにも増して温かく迎え入れていただいて、ほんとうに気分よく演奏できました。中には遠方から来てくださった人たちもおられて、嬉しかったのはもちろんですが、なんか申し訳ない気もしたなぁ。元は取れたのかな?(笑)。
今回の3ヶ所は、それぞれ良きギター音楽の理解者でもある場所。ゆえに、凄くありがたい所でもあるんですよね。ただ、僕としては、経済的になかなか貢献できない点が気がかりでしょうがないですし、「いつか恩返しせんとあかんなぁ」と思うばかりです。それまでは「借り」の状態が続くのかな(笑)。
今朝の各種新聞は、「野茂引退」の文字が一面に出ているものが多いと思います。ついに来るときが来たかぁ、という感じですが、彼の心境はいかに・・・。自分の人生を捧げてきた対象を失うわけですから(自分の意志であっても)、ものすごく寂しいに違いないでしょう。これからも間接的に野球にかかわっていくにせよ、もう、あのセンターステージで注目を浴びることはないわけだから。僕もいずれはステージから離れる日が来るわけですが、その時にどんな気分になっているのか想像できませんねぇ。
もう12年前になりますが、ドジャースタジアムへ観戦に行ったことがあります。残念ながら、野茂投手はその前日に登板していて、たしか、先発はマルティネスだったと記憶しています。ペドロのお兄さんのほうですね。でも、野茂選手がベンチを行き来する姿は見れたんです。その時は思わず「あっ、野茂が歩いとる!」と子供のように興奮してしまいましたねぇ。彼は僕よりひと回り以上も年齢が違いますが、僕は彼のことを文句なしに尊敬しています。同時に、もっと賞賛されてもよいとすら思っています。彼の功績はもちろんのこと、日本とアメリカの橋渡しを野球を通して見事なまでに成し遂げたわけですから。名前の通り、彼は「英雄」そのもの!
ドジャースタジアムへ行った頃、僕は丁度オーストラリアへの移住が決まっていたこともあり、当時は彼を目標に「オレはギター界の野茂になる!」と密かに誓っていたんです。まぁ、その夢はまだまったく実現していませんが(笑)、その気持ちに変化はありません!
テレビで、海外旅行先への期待度と満足度に関する番組を見ました。この「期待度と満足度」は、なにも海外旅行に限ったものではなく、エンターテイメント、スポーツ、家電製品もろもろ広い分野に共通することですよね。もちろん、ライヴに関しても。
僕の場合は、期待度は6くらいで、満足度は7くらいが丁度いいかな、と思っています(笑)。いちばんツライのは、過度に期待されてしまうこと。「プロは、きっちりと期待に応えて(結果を出して)ナンボ」と言われると耳が痛いですが、やっぱり、10期待されてしまうとツライというのが本音ですねぇ。もちろん、毎回、ベストはつくしますが。
以前、ある漫才コンビが、「めっちゃオモロイ、オモロイと言われて、期待されて、そして爆笑させることほど難しいことはないんですわ」と発言されていたことを覚えています。この、期待感がプレッシャーに変わる感覚は僕にもよく理解できますねぇ。逆に、期待されないというのは限りなく寂しいけど、期待感が強くてプレッシャーになることは多々あるから、要するに、いかに自制できるかにかかってるのかなぁ。まぁ、常に普通にしてたら済むことなんでしょうが。
これからオリンピックが始まるけど、選手の皆さんは大変なんやろなぁ。名誉なことやろけど。
・・・と言いつつ、僕は練習に戻りますぅ。なんの? もちろん、MCの・・・じゃなくて、ギターの(笑)。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |