気分転換(2)

 ヘアーカットに続き、もうひとつ気分転換として、携帯の機種変更をしてみました。僕の場合、携帯に関してはほとんどこだわりがなく、メールやらワンセグやらiモード、カメラなどなど興味がないんです。とにかく、通話できたらOK(!)という骨格だけで十分なんです。これも、「分かりやすいのがええ!」という僕の性格からなんかなぁ。でも、「取り説」は細かく読むのが好きなんですよねぇ(笑)。たしか、徳武さん(Dr. K)も、「取り説」はしっかり読み込むと言われてたような気がするなぁ。

さて、「こだわりがない」と言っても、電話機の色だけは別。もちろん、赤系(メタルレッドというらしい)で決まり! 僕は、以前は「黄色系」が好きだったんですが、最近はなぜか「赤色系」に惹かれます。もう、還暦まで待てない(!)という気分ではないんですが、見渡せば、腕時計にも赤が入ってるし、ギターケースも赤。他にも赤いものは身近にありますが、赤は赤でもワインレッド風(エビ茶色?)が特に好きですねぇ。 

気分転換

週末のライヴが近づいてきたし、暑くもなってきたので、髪を切ってきました。と言っても、ものすごく短くするとかではないのですが、やっぱりヘアーカットは気分転換になりますねぇ。心身ともに軽~くなります。髪の毛はありすぎてもダメだし、なさすぎてもダメ・・・でも、最近、前髪近辺(オデコ)の面積が広くなってきているような気がするなぁ(笑)。

19日(神戸・鈴蘭台)、20日(名古屋)、21日(さいたま市)へ行きますよ~。ぜひ、各会場へご来場くださいね。元気な姿でお会いしましょう。そして、暑いけど、もっと熱いライヴにしましょうね! お手数ですが、ライブの詳細は「concerts」ページでご確認ねがいます。 

トミー・エマニュエル

今年の10月に来日するトミーの名古屋(10/19)、大阪公演(10/20, 21)のチケットが今日から発売になるそうです。主催は、僕もお世話になっているドルフィン・ギターズさん。即日完売になると予想されますが、興味のある方は急いで連絡してみてください。なお、チケットの販売は「HP上のみ」となっているようですので、↓のアドから行ってみてください。

www.dolphin-gt.co.jp

トミーのことは、僕がオーストラリアにいる頃から知っていましたが、直接会って話したのは彼が3年前に来日した時でした。その翌年には音楽雑誌の対談を通して色々と話をすることができましたし、オフレコでセッションまですることができました。僕が知る限り、彼ほど右手を完璧なまでにコントロールできるギタリストはいないと思いますねぇ。もちろん、左手も凄いんですが、あの右手のピッキング(アタック、ダイナミックスなど)はマネできませんね。ただ、この部分は見えにくいところでもありますので客席からは確認できないかと思いますが、会場へ行かれる方は、ぜひ、右手にも注目してみて欲しいと思います。

メガネ

じつは、3月にやったカナダ・ツアーの途中で、ステージ用のメガネを失くしてしまったんです。置き忘れた場所へ戻って探したんですが、結局、見つかりませんでした。まぁ、事故とか大ケガとは違って、単純に買い直せば済むんですが、使いなれた(身体の一部!)メガネだったこともあり、やっぱり残念ですぅ。

「ステージ用」と書いたのは、遠・中・近の3焦点レンズが入ってるものだったんです。普段は1種類のレンズで問題ないのですが、さすがに忍び寄る年には勝てず(笑)、老眼部分をカバーしないとギターを弾く手元が見えにくくなってきてるんですよね・・・。現に、普通のメガネで演奏していた最近のライブは、やっぱり手元がギラギラして見にくかったぁ~。

で、「これでは、あかん!」ということで、またステージ用に新たにメガネを作りました。これで、プレーの間違いとかメガネのせいにできなくなりますが(笑)、やっぱり見やすい! これやったら、もっと素直に、そして、もっと早く「老眼」(←この漢字はなんかイメージ悪い!?)を受け入れといたほうがよかったかなぁ。

曲名

僕の曲には100%英語のタイトルがついていますが、これは、1枚目のソロギター・アルバムを出した頃、英語圏のオーストラリアに住んでいたというのが理由(始まり)です。それ以降、統一性を持たすために、英語の曲名を使っているわけですが、日本語・英語にかかわらず、曲のタイトルには苦労します。僕の音楽がインストルメンタル(歌なし)ということで、より大切になるということもあるんですが、曲のメッセージをひと言、ふた言に凝縮して伝えないといけないので、ボキャブラリーの少ない僕としては、やっぱり苦労するんですよね(笑)。もともと作詞が苦手なことも原因なのかな~?

曲名のイメージは作曲中に浮かぶ時もありますし、あとで録音したものを聴きなおして、そこからイメージするものもあります。また「絵」として浮かぶ時もあります。ここのところ、なぜか短いタイトルをつける傾向がありますねぇ。性格的にも、「すぐ分かる」というのが好きみたいです。

最近、自分なりにアレンジして演奏している「♪言葉にできない」(小田和正)ですが、僕はこのタイトルが大好きです。シンプルなんだけど、ずばりとメッセージを伝えてるし。これ、英語にするとどうなるのかなぁ? ん・・・”Words Fail Me” がピッタリかな?

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TOPAZ
http://jp.youtube.com/watch?v=U_tI9QQpzq8

ライヴのお知らせ

今月は神戸名古屋さいたまへ伺いますので、お近くの方は、ぜひ、よろしくお願いいたします!

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7月19日(土):STARDUST CAFE (神戸・鈴蘭台)
前売り:2500円 当日:3000円
開場:18:30 開演:19:30
ご予約・お問合せ先:078-592-6319

7月20日(日):源 (名古屋)
前売り:3000円 当日:3500円
開場:15:20 開演:16:00
ご予約・お問合せ先:052-751-2550
※通常より早めの時間設定になっていますのでご留意ください。 

7月21日(月):宮内家 (さいたま市)
前売り:3000円 
開場:17:30 開演:18:00
ご予約・お問合せ先:048-788-6033

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各会場のHPアドなど、もう少し詳しい情報は「CONCERTS」ページでご確認ねがいます。では、お待ちしております! 新曲もやるよ~。

前半終了

早いもので、今日で今年の前半は終了。もう半年が過ぎたなんて信じられません! 明日から後半戦が始まるわけですが、とにかく健康で乗り切ることが一番かな。

で、僕の予定ですが、後半にはタブ譜(20曲収録!)の発売、企画モノのCD録音・発売、ドイツ・ツアーなどが控えています。まず、タブ譜は7月中旬前後には採譜が完了する予定です。それからチェックもろもろの作業を入れると、発売は8月末~9月初旬くらいになるかと思われます。そして、企画モノのCDとは、日本のギタービルダーが製作したギター(6名くらい?)を2人のギタリストがそれぞれ弾いて、作り手による音色の違いだけではなく、弾き手による音の違いも楽しんでいただこう、というものです。で、もうひとりのギタリストは、小松原俊さんです。ボーナストラックとしてデュエット曲も考えていますので、お楽しみに! 録音は8月末から始まります。 あと、ドイツのスケジュールですが、現在は「仮」の状態ですので、場所が確定してからお知らせしますね。今の予定だと、現地の滞在期間は26日間(!)という長さになるかも・・・

Stacey Kent

ジャズ・シンガーのステイシー・ケント。これまで、これほどキュートでセクシーな歌声を持ったシンガーに巡り合ったことはありませんでした。ほんとうに久しぶりに、心の奥深いところまで歌声が届くアーティストの存在を知ることができて、今、幸せを感じるとともに、改めて音楽の力を再認識しているところです。完全にハマってしまった~! もし、彼女の歌をライブで聴いたら、おそらく失禁モノかな(笑)。 巷には、売らんがための音楽が溢れていて、素直に「すばらしい」と言えるものが少なくなってきていますが、彼女の歌声・音楽は、心から「すばらしい!」と言いたくなるんですよね。 

彼女のプロフィール的な部分の知識はないのですが、きっかけは、あるコンピレーションCDに彼女の歌が1曲収録されていたこと。で、それ以来、フル・アルバムを聴いてみたいと思っていて、今回手に入れたのが”Collection 2″というベストものだったんです。また、これがいいっ! 選曲(ほとんどがジャズ・スタンダード)、曲順、すべて良しで、ほんとうに癒されてますぅ。

そんな歌を聴きながら、「お返しに彼女に捧げる曲を作らなあかんなぁ・・・」と勝手に思う自分は、初恋気分かなぁ(笑)。

続々と新曲が・・・

もう、すでに30曲くらい新曲ができているんですよ! 我ながら「すごいスピードやなぁ」と思いますが、僕の場合、別に早く完成させようとして急いで作曲するわけではありません。不思議なもので、時間をかけて頭の中で「あ~でもない、こ~でもない」と小手先のアイデアに頼るとロクなものができないんです。もちろん、じっくりと腰を据えて作ったほうがよいタイプの曲もありますが、時間と質は比例しないような気がしますね。少なくとも、僕の場合は、そうです。

新曲が出来るたびに、「ひょっとしたら、この曲はこれまでで一番ええんとちゃうかなぁ」と思ったりもします(笑)。が、それもひと時の自己満足で、次に出来た曲をICレコーダーで聴きながら、「いや、このほうがええでぇ」と思ったり、なんか浮気っぽい自分がいたりして、けっこう作曲は”オモロー!”なんですよね。

曲作りで大切なのは、「ひらめいた瞬間を逃さない」ということかな。この感覚は、カメラで写真を撮る瞬間に似てるかもしれませんね。で、自由自在にひらめきを誘発できれば問題ないのですが、こればかりは”積極的に待つ”しかないのでしょうか。だから、僕の場合、作曲をしようとしてギターを持つわけではないんです。いつも練習の過程でひらめく(上から降りてくる?)ことが多いので、きっかけをつかむまで、好き放題に弾きまくります。当然、魚釣りのように、まったく釣れないときもありますが、それはそれで「よし」とします。逆に、連続してきっかけがつかめる時もあるから。

なんか蝶々の動きに似てるのかなぁ・・・蝶々は追いかけたら逃げていきますよね。でも、こちらが気分を大らかにして待ってると、向こうから飛んできてくれたりします。作曲の「きっかけ」とか「ひらめき」って、そんなひとコマに似てるかもしれませんね。

苦難の日々

『シグナル』が解散して、事務所も離れ、ひとりぽっちになった時、しばらく貧しい生活が続いたことがあります。住まいは四畳半の安アパート。もちろん、風呂なし、共同トイレ。この時ほど、裸電球を見ながらどん底の孤独感にさいなまれたことはありませんでした。文字通り、明日への不安、今後の進路などなど、心配事はつきなかったわけですが、経済的にも先が見えないということで、食費は一日平均200円くらいで済ましていました。様々なことが頭をよぎるなか、「そろそろ音楽界から身を引く時がきたのかなぁ」という思いが片隅にあったのも事実です。

今でも、この頃のことはちょくちょく思い出します。まぁ、人生、上を見ても下を見ても切りがないのですが、本当の意味で「原点に戻れた」(自分の選択ではなかったにせよ)ということで、貴重な人生の一時期だったように思います。それ以降、「ありがたみ」という言葉に対する感覚が変わったような気がしますね。同時に、自分は「一人ではないんだ」という単純なことにも感謝の気持ちがわいてきたし・・・。

「今の自分」と「昔の自分」、今日はそんな“二人”を照らし合わせて、思いを巡らしてみました。

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TOPAZ
http://jp.youtube.com/watch?v=U_tI9QQpzq8

NIGHT GROOVE
http://jp.youtube.com/watch?v=ARlYD6UkHvE

KAMIKAZE
http://jp.youtube.com/watch?v=eF6bG8vU6Qg