

日本の若手ギター製作家5名+住出勝則+小松原俊+ドルフィン・ギターズによるコラボレーションCDが間もなく発売(11/1日予定)になります。表題のアルバム・タイトル通り、それぞれがギターに想いや願いを託して完成した作品です。ぜひ、聴いてくださいね!
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【収録曲順】
1 雲の隙間から―小松原俊(Fellow Guitar)
2 Simple Life―住出勝則(同上)
3 クレイジー・フォー・ユー―小松原俊(Fujii Guitar)〔カバー曲〕
4 シェルブールの雨傘―住出勝則(同上)〔カバー曲〕
5 You Raise Me Up―小松原俊(Suzukawa Guitar)〔カバー曲〕
6 No More Tears―住出勝則(同上)
7 雀―小松原俊(Hidaka Guitar)
8 You Are My Rainbow―住出勝則(同上)
9 海の見える町―小松原俊(Kameoka Guitar)
10 言葉にできない―住出勝則(同上)〔カバー曲〕
11 Desperado―住出+小松原(スティーブンス/ソモギ)〔カバー曲〕
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※以前お知らせしたように、僕の選曲の基準は、メロディー優先+普段の自分のCDとは少し違うタイプの曲+フィンガーピッキングに特化した曲、です。ので、あえてガツ~ンとくる感じの曲は入れていません。あくまでも、「スター」は使用されたギターです!
このCDに関するお問い合わせは、ドルフィン・ギターズまでお願いいたします。
Tel:(06) 6310-6180 / www.dolphin-gt.co.jp
僕は、常に「プロの仕事がしたい」と思っています。また、そう心がけています。どんな職業であれ、「プロ」と呼ばれる人はたくさんいるわけですが、プロのなかでも自ずとレベルは分かれていきます。よって、プロなんだけど“アマチュア”的な人がいることも確か、ということになります。
ギタリストに限って言うと、技術的には、プロは「上手くて当たり前」からスタートです。それ以前に、表現がどうのこうのという話しではありません。まず、技術ありき、です。次に、その技術をひとつの方法として利用しつつ、感情移入・表現の段階だと思うんです。でないと、表現方法の幅が極端に狭くなってしまいます。そして、最終的には、音数が少なくて済んで(納得させられる)、指の速さとかテクニックに頼る必要がなく、それを超越した音色で勝負できる、という域。しかも、すべて個性的でなくてはなりません。よって、技術的にすぐれていても、「○○みたい」と、誰かに似ていると言われている間は勝負にならない、ということですね。
ワン・アンド・オンリー ― 目指すところは、ここです。技術、表現とも、この域を目標にしたいものです。
最後に、僕の「プロ」の定義(心がまえ)です ― プロとは、与えられた条件・状況のなか、文句を言わずに、それを最大限に活用でき(自分のモノにできる)、お客さまの期待に十二分に応えられる人。また、本番までのプロセス(練習量や苦労)を口にせず、サラッと自分を表現できる人 ― のことです。また、人間的には謙虚でなければなりません。逆に、偉そうに振舞っている間は、大したことがないと言えるかもしれませんね。
僕は、そんなプレーヤー(+アーティスト)になりたいと思います。
良いのか悪いのか、僕は実年齢より若く見られます。外国人から見ると、10歳くらいは若く見られてしまうんです。これって、喜んでもいいのかなぁ? もし、ヒゲがなかったら、赤ちゃんとは言わないまでも、見た目だけは、かなり若返ること間違いなしですねぇ。で、外国の方いわく、若く見られるのは最高の褒め言葉だということらしいのですが、僕としては、やっぱり音楽のお陰かなと思っています。音楽の偉大なパワーかな。
若いときは「早く大人になりたい」と思った時期がありましたが、最近は、今の自分のままで、年齢だけ30歳代に戻りたいと思うときがあります。まぁ、今が充実していないという意味ではありませんが、もし、そう質問されたら、そう答えるかなぁ・・・。
よく聞かれる質問に、「どれくらい練習するのですか?」とか、「今でも練習するのですか?」というのがあります。もちろん、練習しますよ! ただ、最近は、○時間とか、とくに長さを決めて練習をするわけではありません。気分がのらないようなときはサッサと切り上げますし、逆に、波にのったときなどは、気がつけば数時間連続という場合もあります。いずれも、練習のための練習ではなく、実益をかねたものになるように心がけています。例えば、作曲も一緒にやってしまうとか、アレンジのアイデア(カバー曲とか)を膨らますとか・・・。
でも、じつは、最高の練習はライヴ本番なんですよね。ん~、お金を取っておいて練習(?)なんて怒られそうですが、本番で感じるプレッシャー、緊張感、真剣さなどは、やはり本番でないと経験できないんですよね。逆に言えば、通常の自宅での練習は、言ってみれば“骨抜き状態”のようなもので、比較的スムースに弾けて当たり前くらいに思っていたほうがいいかもしれませんね。
練習の意味は、常に「今日より明日」の精神に基づいているところにあります。そして、よし、そのまま本番へ突入と思いきや、ライヴで思うように行かず、自分の実力の無さを知らされる。そして、また「明日」を目指す練習に戻る・・・の繰り返し。
ただ、アマチュアの方々には、僕のようなストイックな取り組み方はお薦めできません。あくまでも、楽しみを優先させるべきだと思いますね。ストレスは大敵です(笑)。
お風呂に入っているとき、電車に乗っているとき、歩いているとき ― そんな時、僕の場合は脳が活発になって色んなアイデアがわいてくるようです。とくに、電車に乗ってガタン・ゴトンと心地よいリズムに揺られているときは(新幹線より在来線!)、より、想いをめぐらせることができるような感じがします。リズムと思考。なんか相関関係でもあるのかな? といっても、ギターのフレーズが浮かぶとか細かいものではなく、今後の企画とか、面白そうなアイデアが中心。もちろん、全部が実現するわけではないのですが、実現へ向けて動く気力がわいてくるのも、思考の副産物というか延長線にあるので、やはり、「頭は使え」ということか。
でも、記憶力のほうは、さすがに落ちてきていますねぇ(笑)。一昨日に何を食べたか覚えてましぇ~ん。自信を持って言えます(笑)。自分の曲も、常に弾いていないものに関しては、やっぱり忘れます。そんなときは、もちろんCDを聴きながら「耳コピ」をするんですよ。たまに、どう弾いているのか(ボイシングとか)分からないときもありますが(マジに)、それはそれで問題なし! なぜって? 今の感覚でアレンジし直すから! そう、なんでも結果オーライでいいんです!
月末のドイツ・ツアー出発に向け、ちょっと落ち着かない気分です。別に、大きな心配事があるとかではなく、持って行く必要があるものをスーツケースに入れ忘れるのでは(?)とかいう、そっちのほう(笑)。なんか、大晦日の感覚に似てるのかなぁ。やり残したことはないかとか、あの感覚。その前に、来週に1週間の旅も控えていますので、余計にそう感じるのかな。
さて、今回の旅はざっくり3週間くらいかなと思っていたのですが、移動日を入れてきちんと数えたら、ほぼ4週間となるんですよね。けっこう長い・・・。ので、食べ物関係は気をつけたほうがいいかな。聞くところによると、なんか、ソーセージ系が多い(+うまい)らしい。ということで、野菜のサプリは必需品かな。カゼ薬も。
ひとつ心配があるとすれば、行きの移動時間。まず、関西空港からフランクフルトまで12時間。そして、電車を乗り継いで、目的地のオスナブルックまで4時間強。やっぱり長~い。でも、時差がヨーロッパ回りのほうは8時間くらいなので、アメリカの16時間とかに比べたら少しはラクかなぁ。いずれにしても、飛行機内で寝れるといいけど。どうかな。
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次のライヴは、『16日(木):京都(まっちゃん)』です。すでに曲目も決まって、あとは練習を重ねるだけとなっております。久しぶりに演奏する曲やカバー曲ありの盛りだくさんの感じになりますし、京都では年内最後のライヴとなりますので、ぜひ、ご参加くださいね。詳細は、お手数ですが、「CONCERTS」ページでご確認ください。
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【12月の追加ライヴ】
■12月9日(火):新宿ミノトール2(東京)
新星堂プレゼンツ;
~LET’S GROOVE~
□チケット:3000円(1ドリンク付)
□開場:18:00 開演:19:00
□お問合せ先:03-5269-0795(ロックイン新宿店・アコースティック・フロアー)
□ご予約先:www.rockinn.co.jp ホームページ・バナーからフォームへ
※もう少し詳しい詳細は「CONCERTS」ページをご覧ください。
表題のスペシャル・ギターレッスン(at ドルフィン・ギターズ)に参加された皆さま、ありがとうございました&お疲れさまでした! 3日間で14セッション(各1時間)、13人の方々に僕の技を伝えることができました。まさに密室(!?)での一対一のレッスンで、多少の緊張はあったかと思いますが、僕にとっては、参加者の皆さまの熱意をじかに感じ取ることができたことが嬉しかったですねぇ。まぁ、正直、疲れましたが(笑)。そして、「教える」ことは「学ぶ」ことと言うように、僕にとっても勉強になった3日間となりました。なかには遠方から参加された方々もおられましたが、出費分だけの値打ちがあったことを願うばかりです・・・。
今回、あらためて思いましたが、タブ譜では表しきれない部分が多々あるということですね。たとえば、グルーヴの出し方とか間の取り方とか、音の表・裏(バックビート)の関係とか。で、今回の目的のひとつとして、その辺りが少しでも解明できていれば、やった甲斐があったのではと思っています。
また、レッスン後の懇親会も楽しめました。というか、僕の一人舞台(しゃべりっぱなし!)で申し訳なかったですが、やっぱりギター談義は楽しいし、尽きませんね。くれぐれも、宴会での話しの内容は「オフレコ」でお願いしますね(笑)。そんな僕に、先ほどバチがあたりました。というのは、食事中に舌を思いっきり噛んでしまい、今、舌先がズンズンとうずいております(笑)。はっきり言って、痛いですぅ。ん~、「あんまりしゃべるな!」という神のお告げか・・・(笑)。
今日から10月。ほんまに早いなぁ。今月は忙しくなりそうです。「CONCERTS」に出ていないスケジュールもろもろありますし、末からはドイツ・ツアーが始まります。で、もう帰ってくる頃は寒いのかな?
そろそろ来年の動きを考えつつ、スケジュール組みをやらないといけないんですが、なにせひとりですので、なかなか手がつかない現状ですぅ。まぁ、もう急ぐ歳でもないし、あくまでも「マイ・ペース」でやっていきますわぁ。
次は、10月3、4、5日のスペシャル・ギターレッスン。ワン・セッションが60分と短いですが、僕のこれまでの経験を凝縮して、すべてを伝授したい(!)と思っていますので、参加される方々は頭を柔らかくしてきてくださいね。けっして怖いことはありませんので、ご安心を(笑)。一歩、一歩でいいんですよ~。
次のライヴのお知らせです。どうぞ、よろしくお願いします!
■10月16日(木):まっちゃん Acoustic Pub & Lunch(京都)
□前売り:2500円 当日:3000円
□開場:18:30 開演:19:30
□ご予約・お問合せ先:(075) 344-0117
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【12月のライヴ予定】
■12月12日(金):STARDUST CAFE (神戸・鈴蘭台)
□前売り:2500円 当日:3000円
□開場:18:30 開演:19:30
□ご予約・お問合せ先:(078)592-6310
■12月13日(土):STAGE ONE (山口県防府市)
□前売り:3000円 当日:3500円 (1ドリンク付)
□開場:18:30 開演:19:30
□ご予約・お問合せ先:(0835)26-6006 (ステージワン)
または、080-5239-7992 (あこね本舗)
■12月14日(日):5th STREET (大阪・吹田)
□前売り:3500円 当日:4000円 (要1ドリンク・オーダー)
□開場:17:30 開演:18:30
□ご予約・お問合せ先:(06)6386-9114
※石井完治さんとの『完・勝ライヴ 大阪編』です!
※↑もう少し詳しい詳細は、近日「CONCERTS」ページにアップされる予定です。
今回のツアーも内容の濃い日の連続で、ちょっと疲れましたが、ほんとうに楽しめました! まずは、ライヴに参加してくださった皆さまに感謝いたします。ありがとう!
【9月25日】
この日は、夜にトレース・バンディーくんのギター・クリニックのお手伝い(通訳)が入っていたのですが、その前に、先日終了したドルフィン・ギターズさん企画のCDのマスタリング作業から始まり。ということで、大阪は吹田にあるスタジオへ直行。このマスタリングがどういう作業かと言いますと、まぁ、各曲の音量のバランスを決めたり、全体の音質をととのえたり、曲を曲順どおりに並べたり、とか、曲と曲との間の長さを決めたり・・・とかいうものです。ので、非常に重要な編集作業となります。よく、昔の曲を「リマスタリング」とか言って、この作業をやり直して再発売されることがありますが、その際、はるかに音がよくなっていることはお気づきだと思います。で、この小松原俊さんとのコラボCDですが、タイトルが決定しました!それは・・・When You Wish Upon A Guitar です! ちょっとパロディーが入ってますが(笑)、コンセプト(5人のギター製作家のギターに願い・想いを託す?)にピッタリだと思いますねぇ。ますます、発売が楽しみになってきました。しばし、お待ちくださいね。
で、夜はトレースくんのクリニック@ドルフィン・ギターズ。タッピンングの話題とか複数のカポタストを使っての演奏もろもろ、短い時間でしたが、充実した内容で、参加者の皆さんも大満足のご様子でした。僕は裏方としての参加だったのですが、他人(と言っても彼はナイス・ガイ!)の語った言葉を忠実にお客さまに伝えるということはむずかしい!
【9月26日】
この日は、そのトレースくんとのジョイント・ライヴ@5th Street。お店の協力やプー横丁さんの協力もあり、たくさんのお客さまに来ていただけました。ありがとうございました! トレースくんとは初めて同じステージを共有したわけですが、この夜は、まさに「ジョイント」と呼ぶに相応しい内容になってのではと思っています。トレースくんの口となって大活躍のプーさん(プー横丁)の通訳もよかったですし(まるで“天の声”のよう)、トレースくんのほうは様々なテクニックを使って見せるライヴを展開してくれましたし、すごく乗ってました。じつは、事前に彼から「あまりセッションをした経験がないので、一緒に演奏できる分かりません」と聞いていたのですが、ビートルズなら行けるかも、ということで、アンコールでは♪Here Comes The Sunを一緒に演奏しました。今回も思ったけど、とくにジョイントの場合は、お互いに「自分だけよければいい」という考えだったらダメなんですよね。「自分もよくて、相手もよい」という考えでないと。そして、その結果、お客さももいい・・・と。歳をとってだんだんと体力的にキツクなるけど、精神的には昔と比べて大局的にものを見れるようになってきたし、良い意味で、犠牲心(奉仕心?)みたいなものも芽生えてきたように思う。だから、年齢を重ねることは悪くないのかも(笑)。かと言って、もっと歳をとりたいなぁ・・・ってことはありませんが(笑)。
【9月27日】
東京へ移動。トレースくん一行は名古屋へ向かったのですが、朝、ホテルで会えなかったのが残念だったのですが、なんと、フロントに彼らからメッセージが残っていました。これには大感激! Eメールが中心になってしまった今、手書きのメッセージにはグッとくるものがあるなぁ。新大阪駅へ向かう足も軽かった。その勢いにのって、ランチは焼きサバ寿司で決まり。そして、気分よく東京入りとなりました。
今夜の会場は三軒茶屋にある「Radio Days」というお店。店内にはフォーク時代のLPジャケットが飾ってあって、懐かしい~感じ。と同時に、なんか「唄ってください」と言われているような感覚を覚えました(笑)。ので、ここ数年唄ってなかったけど、二部のほうで思い切って唄っちゃいました! ギターのほうも思いつくままの選曲となり、「ライヴならでは」の構成になったかな? ちなみに、唄った曲は、
♪はるかな風に(ケインズ)、♪地球はメリーゴーランド(ガロ)、♪アリスの曲(内緒!)、♪20歳のめぐり逢い、です。喜んでいただけたとは思うのですが、やっぱり、“声の体力”はなかったなぁ・・・。「唄う」ということは、思ったより体力が必要なんですよね。逆に言うと、「声」でその人の健康状態が判断できる、ということかもしれません。
・・・と言いつつ、今回も無事に終了できてよかったです。
さて次は、10/3~からの『とことん、さしでギター教えます』シリーズのスペシャル・ギター個人レッスン(@ドルフィン・ギターズ)です。参加される皆さま、気楽な感じで来てくださいね。僕も楽しみにしていますよっ!

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