今朝も早起き・・・

いつも、だいたい早起きの僕ですが、今朝は6:20分に起床! やっぱり「恋人」が気になる(笑)。昨夜は、ほとんどニューギターと「添い寝状態」で夢の世界へ・・・思えば、数十年前に憧れのマーチンD45を買ったときも同じ感じでした。

また、ニューギターというのは、ケースを開けたときの匂いもいいんですよね。まったく加齢臭とはほど遠い甘い香りがするんです。そんなクンクンする姿を誰かに見られたら、110番に電話されそうなくらい(笑)。想像してください――僕が鼻をヒクヒクしながらニコッと微笑み、そして、ギターを手にしてニヤッと笑う絵を! たまらん!ええ感じでしょ?

今回は、カナダから送ってもらったので、当然その分長旅でした。ので、梱包のほうも完璧にしてありました。ケースは特注の黄色いカールトン・ケース(重い!)。それを入れる段ボール箱の隙間の詰め物も完璧。「これでもかっ」というくらい守られて到着したわけです。ギターのボディーの中まで詰め物がしてありました。これは装着したピックアップを保護するためですが、こういった気使いは有難いですね、ほんま。楽器、そしてアーティストへのリスペクトを感じずにはいられません! 3年待った甲斐がありました。シェルドン、ありがとう!  

恋人到着!?

先ほど、カナダから待ちわびた「恋人」が届きました! そう、ニューギターです! めっちゃ美人・・・なんか弾くのが申し訳ないほどツヤツヤ&プルンプルンです(笑)。隅から隅までビルダーのシェルドン・シュワルツさんの職人技が冴え渡った一品。大切にせんとなぁ~。というか、まったくボディーヒットなんかできません! 綺麗すぎます。今は、弦を張ってネックが元に戻るのを待っている状態ですが、しばらくは、生まれたばかりの赤ちゃんを抱くような気分、という感じで接するのかなぁ。ので、ライヴ・デビューは少し先かも・・・。

発見!

米アマゾン・コムのCDコーナーで、偶然、おもしろそうなアルバムを発見しました。モノは、名ギタリスト、リー・リトナーの新譜“6 String Theory”。このCDの参加ミュージシャンがすごい・・・BBキング、ジョージ・ベンソン、マイク・スターン、スラッシュ、スティーヴ・ルカサーなどなど。で、その中にアンディー・マッキーくんの名前も発見! 友人として嬉しいですねぇ。曲は、もちろん、Drifting。サンプル音源をちょこっと聴いただけなので、リー・リトナーとの絡み具合は分りませんが、かなり興味深いです。あと、日本からは布袋寅泰さんの名前もありました。もう、ギターファンは買うしかないかな、このCD。

僕も次のレコーディングに向けて燃えてきました! なんか「共演」というのにも興味があるなぁ。誰か来てくれへんかなぁ。タック・アンドレスが希望やけど(笑)。

CDの行く末・・・

HMV渋谷店が閉店したニュースはご存じだと思いますが、今朝の新聞によると、CD市場はネットの普及でピーク時の約4割まで落ち込んでいるそうです。まさに、音楽業界の姿が大きく変化する時期に来てしまった感がありますが、大手でもそうなんですから、僕らみたいな弱小集団はどうしていけばいいんでしょうか。ほんま、先行きが心配になりますねぇ。それでなくても、ソロギターに関しては、全国的に認知度も低いし、圧倒的に購買者数も少ないわけやし・・・ここらで、みんなで共存共栄していける方策を練っていく必要がありそう。

サウンドメッセ in 大阪

9月25日(土)、26日(日)の両日、↑タイトルのイベントが開催されます。残念ながら僕は参加しませんが、ぜひ、お近くの方は行ってみてくださいね。そして、25日(土)の夜は、その帰りに5th Streetでの僕の記念ライヴにお立ち寄りください!

●「サウンドメッセ in 大阪」のホームページ:
http://www.sound-messe.com/index.html

準備中・・・

現在、来月の35周年記念ライヴ(大阪)、その前の3本のライヴ(京都、名古屋、西明石)、またレコーディング(11月中旬開始)の準備に頑張っています。9月の3本のライヴは、記念ライヴと内容を変えたいので、とくに選曲を慎重に行っているところです。レコーディングのほうは、まだ時間があるのであせる必要はないのですが、今のうちに「あ~でもない、こ~でもない」という試行錯誤を繰り返して、候補曲の質を上げていきたいと思っています。今はまったく表に出ない裏の作業ですが、すごく重要なことですので、暑さにめげず頑張ろうと思っています。期待してくださいね!

「ダイナミックス」のこと

最近、ギターコンテストの審査員などでアマチュアの方々の演奏を聴く機会が増えたんですが、思うに、技術に関しては感心することが多いんですが、肝心の「表現力」という点では一様に劣ってしまうんですよね。この点は経験不足が主な理由なんでしょうが、それよりも「ダイナミックス」の欠如が大きいと思うんです。演奏が全体的にフラットなんですよね。悪く言えば、能面のような感じで、感情の起伏が見えないし伝わってこないんです。僕としては、途中で間違うとかは問題ではなく(そこからの立ち直り方は見る)、その人の感情の動きが演奏を通してこちらの胸に響くかどうか、そこが重要なんですよね。求めすぎかもしれませんが・・・。

「ダイナミックス」といっても、単にビートの強弱の繰り返しではなく、大げさに言うと、感情の起伏(起承転結)から生まれる「魂」の対話のことなんです。僕は、そう思うんですよね。演者+ギター+客席の一体感、空気感。すべてを含んで「ダイナミックス」と呼びたいんです。しかも、それらをコントロールするのは演者以外に考えられません! つまり、演者はコンダクターでもあるんですよね。お客さまがメンバーで。「ソロギター」の面白さは、そこにあるのかもしれません。たった一人、一本のギターで、すべての舵を取ることができるわけですから。

最近とくに感じるのは、自分自身とギターとの一体感。ようやくここにきて、身体(心)の一部になった気がします。表裏一体。鏡のような存在。言い換えれば、自分が持つ感情の範囲内でしかギターは応えてくれない、ということ。当たり前ですが。だから、どっちに転んでも、感情を隠すことができないんですよね。すべて音となって現れるから。

僕は、亡きレイ・チャールズの魂の歌声を崇拝しています。歌詞の内容が分ろうが分るまいが、とにかく心の奥深いところに伝わるものがあるんですよね、文句なしに。おこがましいですが、そんなギターを弾いてみたい、と強く思う今日この頃です。

もう35年かぁ・・・

来る9月21日でデビューして35年になります。当たり前の話しですが、その年に生まれた人はすでに35歳! そう考えると、すごい長い時間が流れたんやなぁと改めて思いますが、僕の感覚としては、ほんとに「あっと言う間」でした。この速さやと、還暦はすぐ目の前ということかっ~(笑)。

当初は、とくに記念ライヴなどやるつもりはなかったんですが、熱心にリクエストを送ってくださった皆さまの期待に応えるべく、大阪・吹田の5th Streetでやることになりました! 9月25日(土)・・・この日は、僕にとって特別な時間になりそうな予感。これまでの35年間を凝縮した内容、そして記念ライヴならではのお祭りになるよう、今、作戦を練っているところです。

弟一部のほうは、以前、ラジオ番組でお世話になったときに意気投合したナレーターの畑中ふうさんがゲストで来てくださいます。彼の声と僕の声の対話、融合・・・さて、どうなるでしょうか。僕にとって初めての試みなので、すごく楽しみです!

第二部のほうは、大先輩のキンちゃんこと「アリス」の矢沢透さん、そして、もう32年の付き合いになるシンガーの滝ともはるさんがゲスト。この組み合わせを考えれば、お祭りにならないわけがない(!)という感じですねっ!もう、なにをやっても許される気がするし、そうなるでしょう(笑)。ほんま、楽しみです!

まだまだ準備する必要があって大変ですが、ぜひ、この記念すべき日にご来場いただき、お客さまの全身で僕の35年分を受け止めていただければ幸いです。そして、一人でも多くの方々に来ていただくために、ブログやホームページをお持ちの人たちに、この記念ライヴの告知のお手伝いをこの場を借りてお願いしたいと思います。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

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↓20歳のめぐり逢い(シグナル)
http://www.youtube.com/watch?v=uPJhfxFM_k4

↓岩崎宏美さんバージョン
http://www.youtube.com/watch?v=mppnlhO7JNo

ユーモアは人生をラクにする

海外のギタリストに会うたびに感心することは、彼らのユーモアセンス。もちろん、会う人全員がおもろい人でないのは当然ですが、ほとんどの人がジョークにたけてるんですよね。いわゆる“もちネタ”があったりするんです。ですが、どうしても共通言語が英語ということで、英語が外国語である僕らには100%理解することは不可能なんですよね。それでも、ついていける範囲内のジョークも出てきたりします。

7月に行った中国で一緒になったピーター・フィンガー(ドイツ)、ドン・ロス(カナダ)は共にジョークの名人!そして、二人とも3ヶ国語を操る語学の達人でもあります。楽屋で一緒になればジョーク、食事の席でもジョーク・・・リスニングのトレーニングにはなりますが、聴き取りに集中する必要がある僕としては疲れるんですよね(笑)。

そんな二人が、食事の席で思い出に残るユーモアセンスを発揮してくれました。僕が、「ところで、エビにはshrimpとprawnという単語があるけど、どう違うの?」と聞いたとき、まず、間髪入れずにピーターが、「マサ、それはサイズが違うよ。prawnのほうが大きいんだよ。分りやすく、格とかステータスに例えると、俺がprawnでマサがshrimpかな。」と見事な答え。これには苦笑。次に、それを聞いたドンが、「いや、ピーターがprawnだったら、俺はlobsterだ!」と、これまた見事な返答! ようするに、「俺がいちばんビッグなんだ」と言いたいわけですよね。もちろん、ジョークですが。それにしても、瞬時にこんなユーモアで返せるなんて、もう感心するしかありませんね。脱帽!

僕としては、このユーモアのお陰で、今後、エビに関する英単語で迷うことはなさそうです(笑)。「小・中・大」という大きさの違いもはっきりしたことやし! ということで、ひとつ上のサイズのprawnを目指して頑張りま~す!

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※中国のイベントで一緒になったチョン・スンハくん(韓国の天才ギタリスト、13歳!)が、僕の曲”You Are My Rainbow”をYouTube上で演奏してくれています。ぜひ、ご覧ください。うまいねぇ!

http://www.youtube.com/watch?v=BlU3vngtFZs

熱い旅 (2)

masataki2日からは横浜・関内のホテルに居座り、僕らのような音楽をやっているアーティストの理解者、協力者を増やすべく、人脈作り(?)のための動きをしてきました。その中のひとり、滝ともはるさんには、今回、とくにお世話になりました。ほんま、彼には「男気」があるというか、頼りになるんですよねぇ。おおきに! 6日、彼のお店『Paradise Cafe』にゲスト出演が決まっていたんですが、4日にも顔を出してセッションしてきましたよ~! おもろかったなぁ、ほんま。

umiそんな合間をぬって、横浜みなとみらい地区なども歩いてきました。やっぱり海が見えると落ち着くというか、ホッとするんですよね。この辺りは、ほんまええ感じです。よく整備されているし、写真ポイントも多いです。

kittypandaということで、中華街、山下公園、横浜スタジアムなど、ひと通り回ってきました。暑かったけど、行ってよかったです! 画像は中華街で見つけた「キティーパンダ?」。ん~?、という感じですが、おもろいと言えばおもろいです(笑)。

ystadium次は、野球好きの僕としてはハズせない場所。そう、横浜スタジアム。ちょうど、大学野球世界選手権が開催中で、一瞬、入って見ようかなと思ったんですが、あまりの暑さに外周だけ見学してリタイヤ。

shadowスタジアム(横浜公園)近辺の木々の陰の画像。僕のアーティスティックな部分が刺激された瞬間。なぜか、動脈のCTスキャンにも見えますが、おもろい絵ですよね。

radio最後の画像は、7日にお世話になった『FMレディオ湘南 街ラジmusic flow!!』での一枚。左から、パーソナリティの米重優哉さん(シンガー)、僕、滝ともはるさん。この日は、最新CDから3曲もオンエアーしていただき、しかも生演奏(satori)までしてきました! 緊張しましたが、すごく楽しい時が過ごせました。

今回の旅もたくさんの方々に支えていただきました。今後も、ソロギター音楽の理解者、協力者との出会いを求めつつ、僕の旅は続いていきます・・・そんな過程で、また皆さまとご一緒できれば嬉しく思います。引き続き、よろしくお願いしますね!