順調ですよ~

皆さま、お元気ですか? 僕のほうは、順調に、カバー曲集CDのアレンジの再チェックをやっております。各曲とも、「このままでいいのかなぁ。いや、ちょっと変えたほうが・・・」とか、「もっと良い和音、フレーズはないかなぁ」など、けっこう細かくチェックしています。ひょっとすると、この時間帯が一番楽しいのかも。レコーディングがスタートすると、もう、一心不乱に突き進むだけなので、それまで残された時間内で、より質を上げるための努力を続けたいと思っています。

ギター1本だけのレコーディングというのは、意外と楽しいものではないんですよね。正直、かなり疲れます。まず、ステージとは違う種類の緊張感に襲われるんです。そして、妙に力んだりしますし、「完璧性」の部分が頭をもたげてきたりもします。ので、やめ時―これでいい、と決定する瞬間―がむずかしいんですよね。もちろん、「おっ、今のテークはイケテルなぁ」と自己満足できる瞬間があったりして嬉しいんですが、こと録音に関しては、現場での様々な感情を抑えるのに苦労しますねぇ。今でも。逆に、「ハッピー・アクシデント」もあったりするんですよね。思わぬところへ指が行って(ミス!)、それが思わぬ和音やらフレーズを生み出す・・・でも、これはあくまでもアクシデントですから、前もって狙えるものではありません。だから、ここは期待してはいけない部分かな。

漢字博士養成ドリル!

最近、漢字を題材にしたテレビ番組が大人気で、楽しみながら勉強しておられる方が多いかと思います。僕も、ちょくちょくそんな番組を見て、「へ~、なるほどなぁ」と感心するやら、自分の無知に情けないやら・・・。
よく、「漢字は読めても、なかなか書けない」と言われますが、僕なんて、「読めない・書けない」の代表選手みたいなもんです(笑)。はずかしい~! まぁ、このブログに関しては、コンピューターが漢字変換してくれるので問題ないのですが、すっかり「手書き」から遠ざかっている僕としては、ますます漢字との相性が悪くなっていきそうな予感・・・。

そんな時、一冊の面白い本と出合いました。

『漢字博士養成ドリル』(研究社編集部編)

です。「当て字」と「難字」をメインにしたものですが、1ページずつ表に問題、裏に答え・解説が簡潔にまとめてあります。ので、忙しい人でも細切れの時間を利用して、かなり楽しめるかと思います。一気にやる必要もありません。また、テーマも興味深いです。例えば、「花」、「鳥」、「魚」、「文豪」、「国名」など。思えば、僕も色んな土地へ行きましたが、まだまだ知らない地名が多いんですよね。例えば、「美作」、「白人」、「十八女」なんて、どうやって読むのかさえ分かりませ~ん! 答えは、この本でご確認を(笑)。

最後にもうひとつ。僕の名字はめずらしいほうなのですが、この本にはもっと難しい名字が出ています。「忍足さん」とか「五百蔵さん」とか、どう読むの~!? 

今日からまた始まる

今日から、お正月気分も抜けて(抜かされて?)、仕事はじめの方々が多いかと思います。僕のほうは、新年を迎えても新譜のことで頭が一杯! 決定した曲目表(15曲)を眺めながら、「この曲は、このアレンジで本当にいいのかなぁ」など、それぞれの作品をより進化させるための作戦を練っています。実際、すでにアレンジを180°変えたものが1曲あります。まぁ、と言っても、時間のほうがありそうでないので、無駄なことはできないのですが。

で、その15曲(邦楽6・洋楽9)ですが、レコーディングが終了するまで発表は控えさせてくださいね。ごめん! 途中で方向転換がない、とは言い切れませんし、作業中、思わぬヒラメキがあるかもしれませんので。これも、「より良い作品を完成させたい」という強い願いの現われだと理解していただけると嬉しいです!

が、逆に、選ばれなかった編曲済の候補曲(23曲)をお知らせして、「へぇ~、そういう曲が候補に挙がっていたのかぁ」と、それなりに楽しんで(?)いただけると幸いです。各曲とも、単に今回のアルバムに選ばれなかっただけで、すばらしいですし、しかも思い出が詰まったものばかりです。もちろん、ご存じない曲もあると思いますが・・・

【邦楽】
桃色吐息(高橋真理子)/ 心の旅(チューリップ)/ 恋の予感(安全地帯)/ 黄昏(押尾コータロー)/ 蘇州夜曲 /ルビーの指環(寺尾聡)
【洋楽】
Everybody Wants To Rule The World (Tears For Fears) / Help! (Beatles) / Sorry Seems To Be The Hardest Word (Elton John) / Hotel California (Eagles) / Surfer Girl (Beach Boys) / Isn’t She Lovely (Stevie Wonder) / Over The Rainbow / Lost In Love (Air Suply) / Footloose (Kenny Loggins) / Stayin’ Alive (Bee Gees) / Karelia (Sputnicks) / This Masquarade (Leon Rassel) / Rock With You (Michael Jackson) / めぐり逢い(アンドレ・ギャニオン)/ Pink Panther Theme / Tong Poo (YMO) / So Nice-Summer Samba

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↓数々の年賀のメッセージ、ありがとう!

謹賀新年-2010

皆さま、明けましておめでとうございます! 本年も、どうぞ、よろしくお願いいたします。

新たな気分で、2010年のスタートです。大それた目標などありませんが、今年も一本、一本のライヴを大切にしながら、ソロギターの楽しさ面白さなどを少しでも伝えていければと願っています。まずは、2・3のライヴ、そして、5日からのレコーディングかな。そうそう、収録曲ですが、やっと確定しました! まだ「お楽しみ」ということにしておいてくださいね。

では、2010年も、応援のほう、よろしくお願いします!  

あと3日

今年も残すところ、あと3日となりました。例年どおり、なにかやり残したことはないかとか、今年中にしておくことはないかとか、それなりにせわしない感覚を覚えます。

あらためて、ファンの皆さまはもちろんのこと、今年一年お世話になった皆さまに感謝したいと思います。ありがとうございました! 一人でできることは、たかがしれています。なんとか乗り切れたのも、「元気」をくださったファンの皆さま、そして、直接・間接的に支えてくださった皆さまあってのこと。

来年もなにかとお世話になると思いますが、引き続き、よろしくお願いいたします。

では、良いお年をお迎えください!  

そろそろ・・・

カバー集CDの最終曲目(15曲予定)が決まりそうです。今回のアルバムは、大阪のドルフィン・ギターズさんのレーベル『Iruka Music』からリリースされることもあり、これまでのように、自分勝手に選曲できないんです。と言っても、これは文句ではありませんよ~。誤解のないように。要するに、その分、違った見方、感じ方などを選曲を通してCDに反映できる、ということなんですよね。面白いのは、お互いに交換した中間報告では、15曲中、11曲が重なっていたこと。ので、今は、あとの4曲をどうするか・・・というところに来ています。あと、邦楽・洋楽の曲数のバランスもあるし。

それにしても、38曲からそぎ落としていく作業はツライなぁ。まぁ、落選した曲も今後ライヴで演奏できるからいいんですが、すでに感情移入してるから、けっこう“別れる”のが悲しい感じ・・・でも、その時が刻々と近づいている・・・あ~、どうしよう~(笑)。

回顧―2009年

また一年を振り返る時期がやってきました。ほんまに時の経つのは早い! 言ってもしょうがないんですが、今も昔も同じ24時間やのに、年々、加速していく感じがするのはなんでやろ~(笑)。とにかく時間を無駄にしないようにせんとあかんなぁ、これからも。いや、これからは! 以下、ポイントのみ綴ってみますね・・・

今年も例年のごとく、2月3日の誕生日ライヴ(53歳!)でスタートしました。僕にとって、新たに年を重ねる日にライヴをする意味は大きく(けっしてプレゼント狙いではない!)、「よし、今年も頑張ろっ!」と強い気持ちでリスタートできるんですよね。翌、4日からはニューCD”Cat and Mouse”のレコーディングを大阪のスタジオで開始しました。このアルバムの狙いは「自分色+マニアック=やりたい放題!?」。頑張った甲斐があり、僕ならではの作品に仕上がったかなと自負しています。そして、13日、現在メインで弾いているアルバレズ・ヤイリのギターを受け取りにヤイリさんの工房へお邪魔してきました。このギターができるまでの経緯など、ケーブルテレビのWowWowさんで少し取り上げていただきました。久しぶりのTV出演(笑)。

3月は、カナダからギター・チャンピオンのボブ・エヴァンスを迎えてツアー(7ヶ所)をやりました。ちょうど、WBCと重なったこともあり、僕としては野球のほうが気になってしょうがなかったのですが、ボブも喜んでくれたので、やってよかったなとホッと一息でした。それにしてもホスト役は疲れる~(笑)。

4月末からは、久しぶりの中国ツアー。今回は北京、ハルピン、上海、鄭州、太源へ行ってきました。ギター・クリニックもやりました。ありがたいことに熱狂的に迎えていただき、すごく嬉しかったなぁ。この後、帰国後、一日ブレークを入れて、一宮市(愛知)で100%生ライヴ(PAなし)に挑戦しました。MC用のマイクも使わなかったので、手持ちぶさたでしたが、やっぱり「生音」に勝るものはなし!

7月はドイツからピーター・フィンガーが来日し、10ヶ所でライヴを一緒にやりました。また、日本ツアーの前には韓国(ソウル)へも行き、テレビ番組1本とコンサート1本をこなしてきました。ライヴも満員だったので、僕としては「日本での動員がいまいちやったらどうしよう」と、ホストとしてのプレッシャーを感じずにはいられませんでした。でも、ピーター夫婦は終始ご機嫌で、すごく喜んでくれたので報われた気分でした。

そして、10月末~11月中旬まで、今年のハイライトのバンコク~インド・ツアー。バンコクのほうは、トミー・エマニエルがメインのギターフェスティバルでした。ここでも様々なギタリストに会えたし、良い思い出となりました。ただ、不覚にも、市内観光の前夜に14時間も寝てしまい、結局、参加できなかったというハプニングが・・・ん~、残念! 詳細は、この時期の書き込みを読み返してみてください。で、インドのほうは、ドン・ロス、シャンドア・サボ、コナラック・レディーとのツアーでした。ほんまに楽しかった! 場所は、バンガロール、ムンバイがメインでしたが、ふだん行く機会がなかなかない所だけに、「一生の思い出」になりました。関係者の人たちにも恵まれ、国境を越えた人間同士の付き合いができたことが一番かな。

今年も様々な人たちに直接、間接的に支えていただきました。感謝、感謝です! 今年の僕の活動が、どれだけソロギター音楽普及に寄与したか分りませんが、若いギタリストも出てきているようですし、少しづつ裾野が広がってきているような気がしています。と言っても、全国的な認知度に関してはまだまだですが。僕個人の認知度も含め。

さて、来る2010年はどんな年になるのでしょうか? とにかく、健康で“マニアックな活動”ができれば、それで幸せなのかな・・・どうなろうと、僕とギターの二人旅が続いていくことだけは確かです!

候補曲出揃う

昨日、Monkey MagicをIC Recorderに録音し終え、すべてのカバー曲の候補が出揃いました。全38曲! 我ながら、よ~く頑張ったなぁ。とくに、ここ数日は根を詰めてアレンジに集中していたので、若干疲れ気味。ので、しばらくボ~っとしようかなと思います。というか、僕にとって、この「間」を空ける(距離をおく)ことはすごく大切なことなんですよね。最終選曲へ向かって、頭をからっぽにする。そして、ほどよくアレンジを忘れかけた頃に再び聴いてみる。そうすることによって、第三者的に判断ができるんですよね。今は、その「忘れる期間」かな。

そして、収録曲が決まったら、次はアレンジの見直し。それから、練習~弾き込みへと流れていき、予定では2月5日からレコーディングに入ります。

このカバー曲集(そうや、タイトルも考えんといかん)、必ずいいアルバムになると思うので、皆さん、楽しみに待っていてくださいね! 

Acoustic Guitar Book 30発売中!

お知らせですぅ。『アコースティック・ギター・ブック30』(シンコー・ミュージック・ムック)が発売中です。今回は、なんと、2ヶ所に載せていただいています。1つは、ピーター・フィンガーとのインタビュー、そして、もう1つは、プリアンプ試奏ライヴ(w/いちむら まさき)のときの記事。

皆さん、ぜひ、ご一読くださいね!よろしくお願いします。

いっぱい~!

昨夜、数ある候補曲の録音済分を冷静に聴いてみました。やっぱり、人気があって親しみのある曲が多いので、最終選曲はかなり悩みそう・・・とか思いながら、それでも「なんか、たらんなぁ」という気もする。そこで、どんな感じのものが必要なのか考えてみたら、そう、限りなくポップで、しかも弾むリズムの曲。ん~、ありそうでなさそう・・・そんな時、僕のレーダーに引っかかったのが、スティーヴィー・ワンダーの♪Part Time Lover。これは、いい! 思わず心が弾むビート、そして、メロも分りやすい! 思ったとおり、ばっちりギターにハマりました。これは、ハズせない感じですねぇ。

で、年内には「15曲」に絞る予定・・・キーのことやらマイナー、メジャー、テンポとか聴感的な部分もあるし、どっちにしてもナ・ヤ・ムなぁ(笑)。