5~10分前・・・

この本番前の時間帯、けっこうナーバス&ぴりぴり状態になります。心拍数も上がります(笑)。何年ライヴをやっていても、この時間がくると緊張感がピークに達して、妙な感じに襲われるんですよね。「うまくいくかな」という不安感やら、「期待に応えないとなぁ」という気負いにも似た気分が入り混じった結果・・・

僕が演奏する会場は小さなところが多くて、通常のコンサート・ホールのように、お客さまと距離が置ける楽屋がない場合が多いんです。ので、お客さまから見える位置でこの時間帯を迎えることになるので、余計に頑張ろうとする気持ちがあるのかも知れないですね。あと、控え室があっても、だいたい客席から近くて、お客さまの話し声やらザワザワ感が届いてきます。ので、これも緊張感を増す要因となるんですよね(笑)。高揚感とともに。

歌を唄う場合、緊張しすぎると、歌詞を忘れたり、一番なのに二番を唄ったりということがあります。ので、歌詞を目の前に置いておくだけで、かなり緊張感から開放されることになります。ギターの場合は、最悪、頭が一瞬真っ白になって指がとんでもないところへ行くか、間違ってボロボロになるか、どちらかになります。あいにく、ソロギターの場合は「歌詞カード」に代わるものはなく、ステージ上で精神的に頼れるものはありません。ので、けっこう「孤独」な状態なんですよね(笑)。

キーワードは「コントロール」かな。これは、精神面+演奏面とも共通しているんですが、むずかしい~! だから面白い(!)のかな。