バンコク~インド・ツアー記 / プロローグ

今回の旅の出発日は10・28。まず、奈良へ『アリス』のコンサートを見に行ってきました。ひょっとすると、もう見れないのでは(?)ということで、飛んでいきました。といっても、無理をお願いしてチケットを準備していただいたのですが。

奈良公園の鹿で、開演まで少し時間があったので、とりあえず奈良公園で鹿とたわむれることに。聞くところによると、ちょうどオス鹿の発情期ということで、刺激しないように遠くから写真をとったりして(怖いので!?)、つかの間の観光気分を味わいました。この後、会場へ向かい、メンバーの皆さんとスタッフの方々に挨拶し、超満員の客席につく。コンサートは、会場とステージが一対となったすばらしいものでした。途中、ライヴレコーディング(新曲?)のコーナーがあったりして、さらに客席とステージが近づいた感じでした。ライヴ後、楽屋に再度お邪魔して挨拶をしてきました。それにしてもスタッフの皆さんの若いこと! 思わず、「あれから時が流れたんやなぁ」と、当たり前のことに驚いたり・・・うれしかったのは、なかには数十年前に一緒に仕事をしたスタッフもいて、僕のことを覚えてくれていたこと。あと、核になるスタッフの皆さまは、ずっと一緒に行動してこられていることなど。つながりの強さにあらためて感心しきりでした。この後、きんちゃん(矢沢透)と打ち上げで盛り上がりました。話した内容はナ・イ・ショ(笑)。

Ebisu45にて翌日(10・29)は、恵比寿(東京)のEbisu45という楽器屋さんでの企画ライヴ。各社のプリ・アンプをお客さまの前で試奏するというもの。今回の相棒は「いちむら まさき」。この時にも話したように、僕は以前、「なんで、アンプ(PA)の前にさらにアンプがいるの?」と不思議でしょうがありませんでした。が、このプリ・アンプやらを使うのと使わないのとでは、かなりの差があるんですよね。とにかく音がよく(太く)なるんです。実際に、この日のライヴでは、それを実感してもらえたかなと思っていますし、このちいさな機械に投資することの重要性も認識していただけたかなと思っています。詳しい内容に関しましては、後日、『アコースティック・ギター・ブック30』(シンコームック』に掲載される予定ですので、ぜひ、ご一読くださいね。で、ライヴ終了後は、ファンの皆さまと一緒に打ち上げ。ここで、皆さんから「バンコク、インド・ツアー頑張ってくださいね!」と励まされる。

で、その言葉を胸に、翌日(10・30)、成田空港からバンコクへ旅立ちました。

つづく・・・