曲の習熟度、つまり、どれだけ身体に染み込んでいるかということですが、これはもう、その曲の「繰り返し」の回数に比例するとしか言いようがないですよね。練習での回数はもちろんですが、本番のプレッシャーのもとでの回数。そして、その繰り返しがその曲を演奏するときの自信とか安定感につながっていく。ので、新曲とかカバー曲を初めてステージで披露するときは、やっぱりしっくりこないんです。もちろん、繰り返し練習するのですが、本番の緊張感がない状態ということもあり、習熟度に関しては浅くならざるをえないんでしょうね。かと言って、緊張感がありすぎても良い演奏にはならないし、皮肉なものです(笑)。緊張すると、まず、指とか腕(右、左とも)に力が入りすぎます。いわゆる、ガチガチの状態。それに、「ミスなしでうまく弾かないと・・・」という気負いみたいなものもあるし。
おもしろいもので、本番で数をこなしている曲に関しては、しばらくの間弾かなくても、練習を再開したときに戻りが速いというか、ずっと好い感覚が残ったままなんです。この状態が、ひとつの「習熟度」を計る尺度になるかもしれませんね。
たったギター1本の世界ですが、奥が深い! ステージをやるたびに、そう思わされますし、「よし、次のライヴこそ・・・」と、前向きな気分にもなります。
というわけで、次は29日(土)の広島です。さて、どうなるでしょうか・・・
久しぶりの『青葉館』(石川県白山市)でのライヴ、そして、久しぶりの更新です。まずは、ライヴにご来場くださった皆さまにお礼を言わせていただきます。ありがとうございました! 主催者のPonPoloPoohさんとお店の皆さまのご協力のお陰で、たくさんの方々に来ていただけました。ほんま、お世話になりました!
ここは、昨年のピーター・フィンガーとのツアーでお世話になった場所ですが、あれから少し雰囲気が変わったようで、さらに“ええ感じ”になっていました。PAにウーファー(低音部分用のスピーカー)が加わったことで、ず太い音になり、迫力も増したようです。
で、僕の演奏ですが、一部のほうは硬かったですが(新曲もあり、ちょっと緊張した~)、二部のほうでリベンジできたかなと思っています。初めてソロギターのライヴをご覧になった方々もおられたようですが、「楽しかったです!」と力強い感想をいただいて、嬉しかったなぁ、正直に! なにより、お客さまの皆さん、そして関係者の皆さまに温かく迎え入れていただけたことが嬉しかったです! 僕のMCは一方的だったかもしれませんが(笑)、「愛」をビシビシと感じました~。
この夜は、他にもいい音楽に出会えたんですよ。たまたま、関係者の方がBGMとしてかけてくださったCDがすごく良かったんです。アーティストの名前は、「西海 孝」さん。僕は、勉強不足で知らなかったんですが、久しぶりに琴線に触れるものがあって、ライヴ後も続けてかけてもらっていました。売らんがための音楽が多い中、思わず耳と心が反応した音楽でしたねぇ。このCD「♪空を走る風のように、海を渡る波のように」は要チェックですよっ!
石川県(白山市)と広島のライヴが近づいてきましたので、こちらでもお知らせしておきますね。両方とも、新・旧+カバー曲を取り混ぜた構成でいく予定です。もちろん、新曲、新カバー曲もやりますよっ! お近くの皆さまのご来場をお待ちしております!
——————————————————————
5月21日(金):純喫茶・青葉館(石川・白山市)
前売り:2,500円 当日:3,000円(要1ドリンク・オーダー)
開場:18:45 開演:19:30
ご予約・お問合せ先:(076) 214-6236
主催:Pon Polo Pooh
5月29日(土):スタジオ DUCK(広島)
前売り:3,000円 当日:3,500(要1ドリンクオーダー)
開場:19:30 開演:20:00
ご予約・お問合せ先:(082) 248-1270
(午前11:00〜深夜 3時まで)
オープニング・アクト:山川義幸&JESSE
——————————————————————
よろしくお願いいたします。
おもしろいもので、その時々によって自分のリズムというか、モードにハマるんですよね。今は「作曲モード」。ということで、昨日もええ感じの曲ができました! まだ100%ではないですが、骨格は完成しているので、あとは質を上げていくだけ。よく言うように、僕はすごく「リズム」を大切にします。これは、文字通りの音楽のリズムというより、むしろ、曲ができていく過程のほうのことです。ので、「ひらめいた瞬間を逃さない」というのが鉄則かな。そこから一気にのっていく、という感じですね。だから、流れが悪いときはムリには続けません。結局、時間のムダになってしまうことが多いので。大切なのは、それから少し時間をおいて次にギターを持ったとき、そのフレッシュな感覚にうまくのっかっていけるかどうか、ということです。とくに創造の世界では、「ムリ」は形になって表れる場合が多いので、時間の流れと自分のリズムの流れの波に逆らうことはやらないほうがいいように思いますねぇ。まぁ、人それぞれですが、僕の場合はムリをして好いほうに転んだことがないので、なおさら、そう思うのかもしれませんね。
良いのか悪いのか、僕には「締め切り」みたいなプレッシャーがないのが幸いしているんですが、その分、日頃からリズム(流れ)にのりながらの曲作りはやっています。ので、カッコよく言うと、休みナシです! ある意味、売れっ子状態かな~(笑)。
ここのところ新譜のこともあり、カバー曲を演奏する機会が多くて、すごく自分の中で「さわやかモード」が続いてるんです。どういう意味かと言うと、最近できた曲も(とりあえず2曲)、“さわやか系”のメロディーで分りやすいものなんですよね。別に、意識的にそうしたわけではないんですが、チューニングに関してもスタンダード。そして、両曲とも4カポ。偶然? ん~、なんかおもろいなぁ(笑)。
そして、今日は、なんとデビュー曲の『♪20歳のめぐり逢い』のギターアレンジに挑戦中! けっこうおもろいでっせ~。完成したら、次のライヴでやってみようかな。でも、もうこの曲を知ってる人は少ないかも、ですね。あれから、今年の9月が来たら35年(!)が経つんですよね。ほんま、時流の速さには「信じられん!」というのが本音です。
———————————————————
Masa plays “Over The Rainbow” on YouTube. Check it out!!!
http://www.youtube.com/watch?v=wacNw5pwE1k
ジェフは、オーストラリア(メルボルン)在住のブルース・シンガー&ギタリスト。僕の大好きなミュージシャンの一人です。日本では馴染みがないかもしれませんが、オーストラリアはもちろんのこと、アメリカ、ヨーロッパを定期的にツアーをしてたりするので、ブルース業界では名前の通った人と言えるかと思います。僕がメルボルンにいた頃、ちょくちょく彼のライヴを見に行ったり、一緒にライヴをやったり、セッションしたりしたことがあるんですが、すごくギターも上手いし、“ほんまもんのブルースマン”であることは間違いなしです。それに、ナイス・ガイなんです、彼は。これが一番! 僕としては、日本で彼と一緒にツアーをやりたいなぁと切に思うのですが、なかなか動員面とか経済面で(僕サイドの話)実現しきれないのがくやしいところ・・・。
で、今日は、「世界には、こんなすばらしいアーティストがいる!」ということを知っていただくべく、下に彼の動画リンクを貼っておきます。ぜひ、ご覧くださいね。ここではアコギを弾いてますが、もちろん、彼のバンドではエレキも弾いたりします。が、僕としては、彼のアコースティック・ブルースのほうが好みです。ほんま、ええ感じやわ~!
“Don’t Play Guitar” by Geoff Achison. Check it out!!!
http://www.youtube.com/watch?v=ip9bbTAuo_A
ゴールデンウイークが始まって、たくさんの人たちが行楽地へ向かう中、僕のほうはギターと過ごしております(笑)。ツアー中に割れた爪(右中指)も回復し、また通常の練習など開始しました。そんな中、今日、タイトルにある「♪上を向いて歩こう」のアレンジを完成させました。この曲、じつは過去にスイングでやったりしたことがあり、初めてのチャレンジではないのですが、急にひらめいて、あっと言う間に完成! こういう場合、だいたいウケがいいはずなのですが、例の「宇宙の法則」(?)があるので、今は???にしておきます(笑)。
どんな感じかというと、思いっきりスローにして、アジア色を前面に出しました。ところどころタッピングを入れてますが、この曲には必要な要素かな。よし、次のライヴでお披露目しようっと。
それにしても、この曲の洋題”Sukiyaki”はいただけませんねぇ。言い換えれば、日本語で♪しゃぶしゃぶ、とか、♪親子どんぶり、とかいうタイトルがついてるのと同じですもんね。内容的にはチャップリンのSmileとかの線と同じで、人生の教訓にもなりそうな名曲やのに・・・まぁ、いいか~。
この本番前の時間帯、けっこうナーバス&ぴりぴり状態になります。心拍数も上がります(笑)。何年ライヴをやっていても、この時間がくると緊張感がピークに達して、妙な感じに襲われるんですよね。「うまくいくかな」という不安感やら、「期待に応えないとなぁ」という気負いにも似た気分が入り混じった結果・・・
僕が演奏する会場は小さなところが多くて、通常のコンサート・ホールのように、お客さまと距離が置ける楽屋がない場合が多いんです。ので、お客さまから見える位置でこの時間帯を迎えることになるので、余計に頑張ろうとする気持ちがあるのかも知れないですね。あと、控え室があっても、だいたい客席から近くて、お客さまの話し声やらザワザワ感が届いてきます。ので、これも緊張感を増す要因となるんですよね(笑)。高揚感とともに。
歌を唄う場合、緊張しすぎると、歌詞を忘れたり、一番なのに二番を唄ったりということがあります。ので、歌詞を目の前に置いておくだけで、かなり緊張感から開放されることになります。ギターの場合は、最悪、頭が一瞬真っ白になって指がとんでもないところへ行くか、間違ってボロボロになるか、どちらかになります。あいにく、ソロギターの場合は「歌詞カード」に代わるものはなく、ステージ上で精神的に頼れるものはありません。ので、けっこう「孤独」な状態なんですよね(笑)。
キーワードは「コントロール」かな。これは、精神面+演奏面とも共通しているんですが、むずかしい~! だから面白い(!)のかな。
昨夜の大阪(5th Street)のライヴにご来場くださった皆さま、ありがとうございました! ネットで告知など協力してくださった方々のお陰もあり、沢山の皆さまに来ていただけました。すごく嬉しかったです! 正直なところ、毎回、場所がどこであれ、「めっちゃ少なかったらどうしよう・・・お店に申し訳ないし」という一抹の不安がるんですが、昨夜は初めてのお客さまも多く、年齢層も幅広くて、予想以上に盛り上がりました。いや、盛り上げてもらった感じかな(笑)。もちろん、常連の皆さまの存在も心強かったですよ! ライヴは生もの、うまくいくとき、そうでないとき折々ですが、幸い好いほうに転んでひと安心ですぅ。
ライヴに関して、おもしろいもので、説明のつかない「宇宙の法則」的なものがあるんですよね。例えば、演奏でいうと、練習ばっちり、会場でのサウンドチェックもバッチリ・・・こういう時は、逆に本番でうまくいかないときが多かったりするんです。もちろん、バッチリのときもあります。また、自分で「今日はええ感じやったなぁ」と心の中で満足してるときなど、意外とお客さまの反応は逆だったり。CDに関しては、たくさん持っていくと売れない、逆に、少なく持っていくと「なんで、もっと持ってこないんですか~」と、結構、売れたりするんです(笑)。まぁ、今後も、ライヴに関しては、この“法則”に逆らわずにやっていくしかないのかな。
そうそう、昨日言い忘れましたが、次の大阪でのライヴがすでに決まっているんですよ。会場は同じく5th Streetで、7月25日(日)です。詳細は後日にお伝えしますが、とりあえず、カレンダーにマークをお願いしますね。
では、皆さま、よいゴールデン・ウイークをお過ごしくださいね。僕は、また次の目標に向かって準備(練習)をしていきます。ゆっくり気味のスケジュールですが、一本、一本、大切にやっていきますので、引き続き応援してくださいね。よろしくお願いいたします。
※数々のコメント、おおきに~!
大阪でのライヴが迫ってきましたので、今一度、詳細を上げておきますね。ぜひ、よろしくお願いします!
4月24日(土):5th Street(大阪・吹田市)
前売り:3,000円 当日:3,500(要1ドリンク・オーダー)
開場:18:00 開演:19:00
ご予約・お問合せ先:(06)6386-9114
※当日は、”Good Company”から主にお届けしますが、久しぶりに演奏する曲もいくつか揃えています。
お楽しみに! 待ってまっせ~。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |