ミシェル・ルグラン

今朝は、昨日の練習過多で左手首が少し痛んでいます。というのは、今日のブログのタイトルになっているミシェル・ルグランの代表曲「♪シェルブールの雨傘」を夢中になってアレンジし直していたからです。この曲、以前、アレンジしてステージで演奏したことがあるんですが、音源を残していなかったので(残念!)すっかり忘れていたんです。が、昨日、偶然にメロディーがよみがえってきて、一気に再アレンジしました。ほんとうに美しい! 僕のアレンジではなく(笑)、メロディーが。とくに、半音の使い方がニクイ!

さて、僕が持っているミシェル・ルグランのCDは、なんとピアノ・ソロなんです。ひじょうに貴重なアルバムだと思いますが、収録曲は彼が手掛けてきた映画音楽中心。それを自由にソロで弾いているわけですが、アレンジの良さはもちろんのこと、ピアノの音、タッチ、ダイナミックス、構成もろもろ、どれをとっても巨匠と呼ぶにふさわしい芸術的な内容です。「ひとり」でよくもここまで、と口はあんぐり状態になります。録音当時(2000年)、70歳ということですから、ご健在なら現在78歳。最近、僕的には年齢を意識してしまいがちですが、このような大先輩が頑張っておられるというのは励みになりますし、同時に、芸術、テクニック(表現技術)の限りない奥深さを感じずにはいられません。道は遠いなぁ・・・

ちなみに、そのアルバム・タイトルは、MICHEL LEGRAND by MICHEL LEGRANDです。