11月13日(金)、いよいよ”World Guitar Nights”コンサートのバンガロール公演。ここでは、明日とあわせて二日間の公演になります。場所は、Jayamahal Palace Hotelの敷地内。ので、野外での演奏ですね。
その前に、選挙運動のごとく「最後のお願い」に、地元のFM局・RadioIndigoの朝の人気番組にドン、シャンドアと僕とで生出演してきました。しかも生演奏! めっちゃ朝早くて大変でしたが、いい感じで終了。さっそくスタジオのコンピューターに視聴者から生の声がメールで届いたりして、反応の速さにビックリ~。内容もいいものだったの全員「ホっ」。で、画像は、そのときのDJのメロディーさんとのもの。さすが声がうりもののラジオ・パーソナリティーだけあって、ええ声してはりました(なんで、ここだけ京都弁?)。ちなみに、左からシャンドア、メロディー、ドン(髪が短くなってます)、僕の順です。念のため。
次は、会場の画像。右の青いテント部分がPAさんの卓やらが置いてあるところ。ライヴが始まる夜になると、右側の大きな木も緑色にライトアップされて美しい色を添えていました。
夜になると、ステージはこんな感じです。少し暗い雰囲気ですが、じつは、これくらいが丁度いいんですよね。
次の画像は、サウンド・チェック中のコナラックさん。彼は、このナイロン弦ギターと別に、エレキ・ギターも弾かれます。Bossのループステーションを使いこなしたり、インド独特の「ン~~」とうなる音の出るなんとかというエフェクター(画像の右奥、マイクがたててある小さなもの)を使って見事にインド料理風にアレンジされていて、すごく興味深かったです。ギターの腕は名人級! まいった~。
Konarak Reddy (India) on YouTube. Check it out!!!
http://www.youtube.com/watch?v=2DMYe5YHq6U
で、肝心の二日間のコンサートですが、お陰さまで、すごく喜んでいただけました! お客さまにも「初めての種類のライヴ」ということで、どうリアクションしてよいのか分らなかった点があったと思いますが、各個人のコーナーはもとより、デュオ部分(コナラック+ドンとか、シャンドア+僕とか)も全員でのセッション部分も大いに受けて、スタッフも大喜びしてくれました。二日目の僕のコーナーの時に雨が降って、機材が濡れたりしましたが(お客さまも)、そんなことは小さなこと、と思えるくらい会場は熱かった!
終了後、そんな残り香を味わいながら、安堵感がドッと押しよせてきました。今夜はビールの味も格別! 何より嬉しかったのは、「ギター1本でも十分、観賞にたえる」ということを実際に目と耳を通して分っていただけたこと、証明できたこと。遠かったけど、来てよかったっ!
つづく・・・
市内へ向かう車中からの景色が、なんともインドらしい。当然ですが、日本と180度違う雰囲気に、片道約2時間の移動も気にならない。またfisheyeへ向かい、そこで取材を数本受けることに。週末のコンサートにかけるスタッフの意気込みを強く感じ、あらためて「いい演奏をしないとなぁ」と心に誓う。以前にも書きましたが、インドでアコースティック・ギターだけの、しかも海外からメンバーが揃うという企画は初めてらしいのです。なんでも「初めて」というのは末永く記念に残るもの。ほんとうに週末が楽しみ~!
夜のミニ・ライブは「Opus」というお店。若者に(こういう言い方をする僕は?)人気があるお店らしく、平日でしたが、そこそこ席はうまっていました。当初、コナラックさんから、「ほんの2曲くらいでいいよ。あくまでも本番のライヴに気を引くためのものだから」と聞いていたのですが、会場に行ってみると、どうやら、30分くらいはやらないといけない雰囲気。ドンとシャンドアも同行したのですが、彼らは出番がないと知ってか、すでにお酒を飲んでリラックス・モード。「俺も飲みたいなぁ」とか思いつつ、そこはプロ。お水で我慢! で、本番ですが、若干、スピーカーがハオリ気味でしたが、喜んでもらえたと思う。お客さまにも声をかけてもらえたし。演奏後、みんなで食事、そして、また車での長い移動のあと別荘へもどる。ちなみに、画像は会場のボードに書いてあった僕の正しい名前。たまに変な名前を書かれたりするので、「おっ、ちゃんと分ってるやん」ということで撮っておきました。そう言えば、ドン・ロスも過去に名前を間違えて表記されたことが何度もあったらしい・・・トーン・ロスとかドニー・ローズとか(笑)。
この後、残りの二日間はゆっくりと別荘で英気を養いました。もちろん、コンサートの練習(全員でのセッション部分+デュオの部分)もバッチリやりましたよ。ハイライトは、メイン・ハウスから見える丘のてっぺんまでの早朝ハイキング。そんなに過激なトレッキングではなさそうなのですが、それ用の靴がないので、とりあえず、画像のようなサンダルと靴下で代用しました(笑)。ええ感じ!
メンバーは、ドン、僕、シャンドア、コナラック、奥様のキトナ、犬のバンブーとサプライズ。画像は、頂上について「やったぞ~」と叫んでいるところ。とにかく眺めが最高&気分爽快!
つづく・・・
11月9日(月)。夕方、無事にバンガロール到着。まずは、Fisheyeの事務所へ向かう。そこで、取材(主に新聞)を数本受ける。もちろん、すべて英語。ん~、やっぱりインド訛りはキビシイ~(笑)。ちなみに、カナダ人のドン・ロスに「君のようにネイティブでも、彼らの英語のアクセントは分かりにくいの?」と聞いてみると、「僕でさえ、聞きなおしても分らないときがあるから、心配いらないよ」との返事。これでひと安心!(笑)。
取材終了後、コナラックさんの別荘にミニ・バスで向かう。市内から40Km以上離れている山奥にあるそうで、とにかく真っ暗らしい。ので、「びっくりしないでね」と先に予告されていました。最後の行程は、ユラユラというより、サファリにでも行ったように左右にグラグラと車が激しく揺れるほど道の悪いところでしたが、約2時間かかって無事に到着。予告通り、真っ暗~! コナラック夫婦が、懐中電灯を手にして迎えにきてくれていました。静か~。空気もいい。と言っても、ほとんど足元しか見えなかったので、周りがどうなってるのかは、明日にでもチェックかな。
翌朝、第一印象は「眺めがすばらしい!」でした。メイン・ハウスからは岩がむき出しの丘が丸見え。もちろん、木々も見える。聞くところによると、丘の奥の村には野生の象が時々現れるそうです。実際、何回も目撃されているらしい。もちろん、他に、この敷地内では「コブラ」なんかもいるそうです! あちゃあ~。ヘビは勘弁して~(笑)。ここは、とにかく広い。何坪あるのかわかりませんが、日本だったら100軒くらいの家が建ちそうな感じ。上の画像は、僕が泊めてもらったコテージ。このような建物が、他に2つもあるんですよ。メイン以外に。
ついでに、その部屋の中の画像もアップしておきますね。ここを「お城」として過ごしていたんですよ。電気関係が途中で止まったりしましたが、いや~、ほんまに快適でした。ありがたいなぁ。
次は、敷地内にあるバナナ畑の画像。すべて収穫すれば2トンにもなるそうです! この手の風景は初めてなので、思わず、周りをウロウロと歩きまわってしまいました。でも、コブラに遭遇する前に、スト~ップ。笛もってきてないし~(笑)。
明日は市内へ向かい取材、そして、週末のコンサートの告知をかねた僕だけのミニ・ライヴが予定されている。
つづく・・・
1時間20分ほどでムンバイに到着。とにかく暑い! でも、なんと「冬」らしい!? ハ~っ?という感じでしたが、32度くらいあったようです。急な気温の変化のせいか、心拍数が上がって、少しの間気分が悪かった・・・でも、インド初のソロギター・ツアーということで、頑張らないと(!)と自分で励ましました。
バンガロールは、ITの最先端を行く世界有数のコンピューター関連都市ですが、一方、ムンバイは映画関連で有名。”Bollywood”と呼ばれて、映画好きな人はご存じかと思います。が、悲しい現実としては、市の60%くらいはスラム街らしいです。明と暗。光と影。表と裏・・・これも人生なのでしょうか。
ランチ・タイムにホテルでドンとシャンドアと合流。プラス、今回、ツアーを仕切ってくださったFisheyeという会社のスタッフとも再会(バンガロールで顔合わせ済)。ドンとは数年ぶり、シャンドアとは初対面。ここでも初めて会ったような気がしない。この感覚は、同じツアーを過ごす者同士としてすごく大切。ますます楽しみになってきた!
さて、今夜の会場は、現地で有名なBlue Frogというクールなお店。音もいい! 機材関係も、とくに問題はなかった。画像は、サウンドチェック前のセッティングのときに撮ったもの。左から、ドン、ロビー(フィッシュ・アイ)、僕、コナラック。シャンドアは行方不明ではなく、この写真を撮っていてくれたのでした(笑)。
次の画像は会場の雰囲気。プチ・ラスベガス風でディナーショーみたいなセッティングになっています。本番では(売り切れ!)前方の空いた場所にもお客さまが座って観ておられました。
コンサートは、予定より一時間遅れて始まった。どうやら「インド・タイム」というのがあるらしい(笑)。加えて、車のラッシュアワーのこともあるし・・・でも、熱く迎え入れられ、初日としてすごくいいスタートが切れたと思う。この夜の演奏順は、コナラック~僕~シャンドア~ドン。当初、アンコールを全員でやる予定だったのですが(練習もしていた)、リハでモニターのバランスがうまくいかず、結局、姿だけあらわして「お礼」に代えることに。それでも、各30分くらいづつの演奏なので、全部で2時間は越えたのかな。おかげさまで、僕の演奏もウケましたし、気分も上々。終了後、会場でインタビューを済ませたあと、軽く食事。すでに深夜。長~い一日の終わり。フ~っ。
明日は、空路、バンガロールへ戻る予定。行き先はコナラックさんの別荘。バンガロールでの二日間のライヴの前日まで、そこで過ごす予定。
つづく・・・
じつは、バンガロールへは、僕だけ先入りだったんです。ので、8日のムンバイ(旧ボンベイ)のコンサートまで時間がたっぷりありました。さっそく、今回お世話になる、インドを代表するギタリスト、コナラック・レディー夫妻とランチで合流。二人ともすごくフレンドリー! 初めて会ったと思えないくらい。彼いわく、「僕の家は君のホテルから歩いて2分くらいだから、遠慮せずにいつでも来てくださいね」。すごくやさしい。一瞬にして救われた感じ(笑)!
で、レストランへ向かったのですが、ここからが恐怖・・・というのは、道路を渡らないといけないから。ん? なんで怖いの? と、聞こえてきそうですが、とにかく車の量が多いのと(切れ目なし!)、人が渡ろうとしてもまったく止まってくれないから。これは怖い、ほんまに。ましてや、見渡す限り信号もないし・・・ということで、大きな身体のコナラックさんの後ろに隠れながら渡ったのでした。カッコわる~~(笑)。でも、生き延びたよ~。じつは、道路を徒歩で横断したのは、インド滞在中、このときの往復の2回のみでした! もう一回言いますね、怖すぎるから。ちなみに、画像の黄色い屋根のタクシーは、インド版のトク・トクでauto rickshaといいます。
「何か食べたいものある?」と聞かれれば、そりゃ~「カレー」 でしょ! もちろん。ということで、インド初の本場のカレーを注文することに。どうやら、お店の人と友人らしく、店長から画像にある豚肉料理がプレゼントされる。“笑顔”のポテト・フライが、なんとも可愛い! この手のユーモアは、人生をラクにしてくれますよね。
この後、数日間、ホテルの周辺、市内などを一人で冒険しながら過ごしました。そして、8日(日)、”World Guitar Nights”最初の公演地のムンバイへコナラックさんと飛行機で向かいました。現地のホテルで、今回の相棒のDon Ross(カナダ)とSandor Szabo(ハンガリー)と合流する予定。で、画像は、荷物が多くて、僕のスーツケースがタクシーの屋根の上に置かれるハメになったときのもの。この時点で雨は降っていなかったのですが、途中、なんと降り始めた! ん~、バッグがかわいそうとか思いましたが、まぁ、動きながらやから雨もスライドして流れていくから大丈夫やろ、と言い聞かせる(笑)。ここでも「所変われば品変わる」か。
最後にもう一枚画像を。高所恐怖症の僕が、ヒーヒー言いながら機内から撮ったもの。航空会社の名前は、ずばり、「スパイス・ジェット」。これもインドならではかっ(笑)。
つづく・・・
夜中に、次の目的地、インドのバンガロールに無事到着。けっこう税関が混んでいたけど、スムースにゲートから出られた。荷物も無事。テロ警戒のためか、マシンガンを手にした警備員の姿が目につく。さっそくルピーへの両替(日本では無理)を済ませ、待っているはずのタクシーの運転手さんを探す。と思いきや、ゲートをすぐ出たところには、制服を着た高級そうな車の運転手の人しか見当たらず、しばし「あれ~?」状態。すると、その中の一人が、「一般の出迎えは建物の外ですよ」と知らせてくれた・・・と思う(笑)。なぜかと言うと、かろうじて彼のインド訛りの英語が聞き取れた感じだったからです。なんか、この先、リスニングで苦労しそうな予感がして、目が覚めた思いがしました。正直なところ、少し英語ができると言っても、しょせん僕にとっては第二言語・・・ちょっと心配(汗)。
で、とりあえずホッとして外に出てみると、夜中だというのに、沢山の出迎えの人でごったがえしていました。名前を書いたボードを順番にたどっていくと、やっと「Masa Sumide」に行き着き、心の中で万歳三唱~! 思わずニコっ! よかった~(笑)。右も左もわからない土地では、やっぱり不安な気持ちはつきもの。この後、彼の車に乗って市内のホテルへ直行。第一印象は景色ではなく、車のクラクション! これがスゴイ! あらゆる角度から「プー、プー」の連続で、どの車も「そこのけ、おいらが通る」状態。センターラインもあってないようなもの(笑)。
40~50分くらい乗ったあと、市内のど真ん中にある小さなホテルに到着。料金を払う段階になって、「駐車場のお金を出せやらチップを出せ」などと、カマをかけてくる運転手。幸い、大体どれくらいかかるのか事前に聞いていたので(タクシー・メーターがついてない!)、それにちょこっと上乗せして渡すと、さらに何とか言ってお金をもぎとろうとするので、「これでも十分すぎるのは知ってるし、チップも十分はいってるぜ! え~っ?」的な言葉遣いで言うと、おとなしく帰っていった。いやはや、えらい所に来たなぁ、というのがこの時の正直な感想でした(笑)。
翌朝、表通りの車のクラクション音で目が覚める。かなりうるさい。さっそく旅の疲れと汚れを落とそうとシャワーをあびる。バスルームには、なぜか、大きめのバケツと小さな風呂オケが置いてあった。一瞬、何のため(?)と不思議に思いましたが、すぐに、「あっ、これは水の節約のためだ」とピ~ンときました。案の定、このバケツ一杯のお湯で身体も洗えましたし、頭も洗えました。このちょっとした経験で、改めて、僕らがいかに水を無駄使いしてきているか、考えさせられたのでした。
つづく・・・
今日、11月2日はバンコクからインドのバンガロールへ向かう日。フライトまで時間があるので、チェックアウト後、関係者とホテルの周辺散策とランチへ。もちろん、スンハくん軍団も一緒。まず、『パラゴン』という商業施設へ行き、ウインドーショッピングやらあてもなくブラブラ。月曜日とは思えないほど活気がある。道路にはピンク色のタクシーやら、タイ名物の三輪車タクシー(トク・トク)がところ狭しと走っている。さりげない風景だけど、タイ独特の感じがいい!
昼食は、スタッフが気をつかってくれたのか、和食の「しゃぶしゃぶ」ということになり、その店へ直行。でも、入店と同時にちょっと妙な雰囲気に気づく。なんと、そこには回転寿司のごとく、しゃぶしゃぶの材料がお皿にのってコンベーヤー・ベルトで回っているではないですか~。たしかに、自分の好きなものをいちいち注文しなくても、さっと取れるので便利ですが、僕としては、やっぱり鍋とともに出てきて欲しい気分でしたねぇ(笑)。味もちょっと変わった感じでしたが、「所変われば品変わる」の言葉どおり、違いを楽しむことにしました。
この後、「空港へ行く途中に、タイ式マッサージのいいところがありますので、ご招待しますよ」ということで、僕とスンハくんのお母さんとで向かう。思えば、若~いスンハくんにマッサージなんていらないよね(笑)。で、そこで一時間、疲れた筋肉をほぐしてもらい、リラックスした気分のまま空港へ。滞在は短かったけど、いつも「別れのとき」はツライもの。みんなに温かく見送ってもらいながら、後ろ髪を引かれる思いでチェック・インを済ませました。
さぁ、次はインド! 初めて行く国。しかも、いくら考えてもイメージ的に「ソロ・ギター」と結びつかない。はたして何が僕を待っているのか・・・と期待と不安が交差するなか、20:50発のタイ航空で機上の人に。フライト時間は3時間強。到着予定時間は、現地時間の23:15分。予定では、バンガロール空港で予約してもらっているタクシーが僕を待っているはず。もし、いなかったらどうしよう、という一抹の不安はかくせないけど・・・
つづく・・・
昨夜(といっても25:30頃)、「じゃあ、明日はお昼の12時にフロント集合ね」と確認しつつ、市内観光へ行くメンバーと別れた。部屋に戻り、疲れていたせいもあってか、そのままバタンキュー。これが“問題”の始まり・・・次に起きたのは電話の音が鳴ったとき。思わず、時計を見る。ん、針は5時前をさしている。「誰やねん、こんな朝早くから電話かけてくるんわ」とムッとしながら話し出すと、相手はスンハくんの通訳さんのDさんで、「Masaさん、何をしてるんですか~!」とキレイな英語でいきなり言われ困惑・・・何をしてるんですかって、寝てますけどぉ、とか口ごもっていると、「みんな心配してましたよぉ。どこへ行ったのかって。今、観光から戻ってきました」と???の回答。まだ、この時点で僕の頭の中は?状態で、とりあえずカーテンを開けに行ってみた。そしたら、なんと外は明るい! ここで納得。そうか、夕方の5時前かっ、と(笑)。そうです、不覚にも14時間近くも寝てしまったんです! あちゃあ~。しかも、部屋をDさんと変わっていたので(スンハくんと同じ階にいたいという理由で)、その部屋に電話をかけても出るはずがないんですよね。いや~、それにしても、何年ぶりかなぁ、こんなに寝たのは・・・お陰で、体調はいい感じ(笑)。
この後、スンハくん軍団と19:00に夕食へ出かける。もちろん、最初の話題は、僕の「寝過ごし問題」。みんなに「ごめんね」と言いつつ、観光写真を見せられ、すごく悔しい思いをする(笑)。なんか、ボートに乗って川を渡りながら観光してきたようで、タイ独特の景色などが次から次へと出てきて、すごい損をしたような気分でした~。しかも、写ってるメンバーの顔が楽しそう! まぁ、いいか。次の機会に・・・と、自分で自分を慰めておきました。
食事のあと、眺めのいいところへ行こうということで、タイで一番高いビルのBaiyoke Sky Hotelへ徒歩で向かう。途中、ナイト・マーケットのど真ん中を通り抜けながら、昼間に撮れなかった写真をガンガンとる(笑)。
スカイ・ホテル到着後は、85階だか87階にある(記憶が薄い)展望台へ直行。すばらしい眺め! しかも、ここには一歩外に出れて、回転式のデッキがあるんです。高層階で感じる風は格別でしたねぇ。ちなみに、写真の中央下に写っている赤いVマークが見えるビルが、僕らのホテルです。
中へ戻ると、それなりに楽しめるものが置いてあったり、飾ってあったりして、飽きませんでした。スンハくんとは、まるで親子のようにはしゃいでいました。お母さんもDさんも楽しそう。ので、僕もついついノリすぎて、こんな姿になってしまいました~(笑)。
最後の画像は、「やっぱり建物が高いと宇宙から変な生き物が来やすいのかなぁ」という一枚。なぜか、親しみを感じてパチリ! 後ろの番号は階数です。
つづく・・・
バンコク初の朝食は、トーストとエビ焼きめしという妙な(?)コンビネーション。ホテルの担当者がすごくやさしくて感激! 献身的な心遣いに、気分よく一日のスタートが切れた。国は違えど、やっぱり基本は人間そのもの。相手に優しくしてもらえば、こちらも優しくなれる。だから、いつも優しい心を保ちたい―という単純な“人生の法則”に感心しながら、会場のセントラル・ワールドへ出発。それにしても、スンハくんは可愛い! 限りなく“父性本能”を刺激されます。ただただ、真っ直ぐに育って欲しい(!)と願うばかり。
会場は、巨大なショッピング・センターなどが入るビルの中にあるのですが、赤系のシートがクールな感じのホール。1、000人以上は入るのかな。この日の出演者は、僕の他に、ジョー・ロビンソン、マイケル・フィックス、アダム・ラファティー、地元ギタリストのブーンチョブ、ゲストとしてスンハくん。そして、メインは、もうギター1本で世界制覇したといっても過言ではない、トミー・エマニュエル。フェスティバルのタイトルは、『バンコク・アコースティック・ギター・セレブレーション 2009』。
サウンドチェックは10時過ぎくらいから始まったのですが、音のほうもいい感じでした。このあと、タイの有名なギターサイト「ギタータイ・コム」のインタビューを受けました。けっこう会員が多いらしく(たしか、70、000と聞いた)、ここにもギター好きがいることに、思わずニコッ(笑)。取材終了後、ホテル(同じ複合施設内)のチェックインまで少し時間があったので、しばし、ビル内をスンハくん軍団と散策。昼食は、「そら~、タイといえば『トム・ヤンクン』でしょう」で一致して、フード・コートでゲット。スパイスがきつかったけど、やっぱり本物はう・ま・い!
フェスの開始は15時だったのですが、僕は二部のほうの出演だったので、会場入りは17時。ロビーでも催しものがあったりと、いかにもフェスティバルという賑やかな感じがグ~。
本番では8曲演奏してきました。モニターの位置とか音量がリハと違うというアクシデントで、正直やりにくかったのですが、お客さまに温かく迎え入れていただいたお陰で、気分よく自分の担当部分を終えることができました。さっそく、その模様の一部がYouTubeにアップされていますので、ご覧ください。曲は、♪Spider。
http://www.youtube.com/watch?v=wEfJiLHct7M
僕のあと、ジョー・ロビンソンくん(まだ十代!)が登場したのですが、抜群にうまいのに感心しきりでした。先に演奏を終えていたマイケルは、「彼は大胆不敵で、すごいヤツ」と僕と同様、口あんぐり状態でした。彼はエレキも弾くらしく、トミーの後継者No1と言っても間違いないでしょう。
で、大成功に終わったフェスの打ち上げは(夜中前くらいから始まった)、55Fにある見晴らしのよいバー。高層階からの眺め、しかも屋外に出で見る夜景は、言葉にできないほど美しかった! 気持ちよくお酒に酔いながら、「明日はバンコクの市内観光かぁ」と心が躍る・・・でも、朝起きて、とんでもないことが起こるのでした???
つづく・・・
10月30日(金)―バンコク出発当日。東京のホテルをチェックアウト後(10時!)、4時間ほど時間をつぶす必要があったので、運動をかねて渋谷まで歩くことに。以前、この近辺に住んでいたことがあり、景色をみながら「あ、そうそう、このビルあったなぁ」とか懐かしい感じに浸ることができました。途中、カフェに寄って遅めの朝食。2階の禁煙席へミルク・ティーをトレーにのせて運ぶ途中、なんと、階段でつまづき膝を強打! でも、なんとか飲み物にしがみつき、三分の一ほどこぼしただけで済む。ん~、「なんかイヤな予感・・・」と、一瞬心がくもった~(笑)。
それにしても、渋谷の変わりようにはびっくり。まぁ、何十年振りの散策だったので当然かな。喜んでいいのやら、悲しむべきなのか、ちょこっと複雑な気分でした。ついでに、昔、所属していた事務所があったビルにも行ってみましたが、このビルだけは、そのまんま! 一気に「当時」がよみがえってきて嬉しかったなぁ。
この後、成田空港へNEXに乗って向かう。新宿駅のホームが遠いのにはまいった~。ギター(ハードケース)+スーツケース+バックパック(パンパン状態)+ショルダーバック(これもパンパン状態)が、ずっしり重い! 肩にくい込む。でも、小分けしたかいがあり、成田のチェックイン・カウンターでの計量でオーバーはなく、セーフ。よかった~(笑)。ただ、機械のチェック・インというのは好きになれないなぁ。便利なんでしょうが、僕は「人対人」の“古い形式”のほうが好きですねぇ。それに、人の扱いが雑になってきている点も気になります。そんなことを思いながら機上の人へ・・・アナウンスによると、フライト時間は6時間少々ということ。もっとかかるのかなぁと思っていたので、少し得した感じ。この時点で現地の温度は「32度!」。ワオ~(笑)。
夜のフライトだったので、バンコク着は夜中。でも、む~っと暑い! 長袖のTシャツがべっとり吸いつく感じ。税関が混んでいたこともあり、ゲートの外に出た頃はすでに25時近かった。で、迎えに来てくれたスタッフと無事に会えて、そのままホテルへと思いきや、「じつは、今回のフェスのスペシャル・ゲストが間もなく着きますので、しばし待ってください」とのこと。「ん、誰やろ?」と急に気になり始める。好奇心旺盛の僕としては、ゲートへ戻って待つことに。すると・・・出てきた瞬間に分った! そう、チョン・スンハくん! 韓国の天才ギター少年。今回は、お母さまと通訳の方と一緒。再会をすごく喜んでくれた。この後、そのまま近くのホテルに直行。翌朝の朝食の時間をきめて、それぞれの部屋へ。コンサート会場への出発は9時。
つづく・・・
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |