【11月1日(土)】10時くらいまで眠れた。でも、朝食に間に合わず、昨日からとっておいたバナナ1本で済ませる。今日のスケジュールは夕方の取材のみ(現地のギターマガジン)なので、しばし“ひとり観光”へ。ヨーロッパそのものの古い町並に絵心をくすぐられる。メインの商店街は土曜日とあって混みあっていたけど、歩くのが気持ちいい。美人が多いのには、思わず口があんぐり・・・ランチはマックで済ませた。ホテルで貰った市内地図を手に歩いていたけど、やっぱり、方向音痴の僕としては途中迷ってしまった(笑)。でも、小さな町なので、歩いているうちに振り出しに戻って、思わず「♪ラッキー!」。
その後、フェス会場へ取材を受けるため徒歩で向かう。写真のほうは昨夜のライヴ/ライブ後に撮影していたので、今日は話のみ。影響を受けたギタリストの話とか、ギターが好きになった経緯などなど聞かれました。2ページくらいは割いてもらえるそうです。この後、会場のロビーの楽器展示会場をブラブラ。奥のほうで、アルバート&ミューラーのブースを見つけ、担当者と挨拶を交わす。昨夜のライヴを見てくれたようで、「よかったよっ!」と、きつめの握手を受ける。僕が、ドルフィン・ギターズさんを通じてA&Mギターを弾いてることなどなど、つかの間の談笑。
ホテルに戻って、しばし練習。市内を歩き回って刺激を受けたせいか、急に、♪Precious Moments(廃盤のCD “Shadow Dancer”に収録されている)がよみがえってきた。「ん~? これは、何かのお告げか?」ということで、一気に、感情のおもむくまま再アレンジ。ヨーロッパの色を意識的に出そうとしたわけではないけれど、環境のお陰か、自然とその方向へ行ったようです。ぜひ、次のライヴでお披露目したいなぁ。夕食は町へ出るのが面倒だったので、また例の中華へ。唯一、「カレー」と表示してあったのを注文したら、たしかにカレーっぽいけど、妙な色のものが出てきた(笑)。でも、こういうのも楽しみのうち。気にならない。
【11月2日(日)】今日から5日まではオフ! フェスの方は今日が最終日。6日からは連続のツアー(The International Guitar Night Tour)に入るので、しばし、気分転換のため観光客気分に浸ることに。お気に入りのオールド・タウンへ向かう。スターバックスを見つけて、僕の好きな“チャイ・ラテ”でリラックス。町は日曜日のせいか、人が多かったけど、活気があってよし! けっこう歩き回った後、ホテルへ戻り、しばし練習&休憩。夜は、ここのところしっかりとした食事をしていなかったので、またオールド・タウンへ出かけて、ちょっと高めのレストランへ。夜景がすばらしい! 高い建物がないのがいい。ビール2本、サーモンのグリル+海老+ほうれん草を注文。うめっちゃ、うまかった~! 久しぶりに「食った~」という感じでした。
【11月5日(水)】昨日買った英語のペーパーバックのスリラーが面白くて、ランチに外出することなく読むことに。そして、明日からのツアーへ向けて練習。ここ数日間けっこう時間があったせいか、なんと、新曲が2曲もできた~! 1曲はミディアム・テンポのグルーブ系で、もうひとつはバラード。この後、1曲目のほうは何回かツアーで演奏することに。僕的には気にいっていますぅ。ピーターから電話が入る。彼と話すのは数日ぶり。忙しいだろうと思っていたので、こっちから連絡をすることは控えていました。明日からのツアーの共演者が到着したので、顔合わせ兼セッションの練習がてら、彼の経営するコンサート・ホールのルーサー・ハウス(+オフィス+録音スタジオ)へ来てくれということで、奥様が20:00に迎えに来てくれました。共演者は、ロシアのイヴギニー・フィンケルシュタインとベルギーのヴェロニク・ジレ。二人ともクラシックのギタリストです。「クラシック」と聞くと、なんか、頭が固くで“うるさ型”の人たちかなぁ、という少なからず偏見をもっていたのですが、ごくごく普通のフレンドリーな人たちだったので、ひと安心。まぁ、向こうにしてみれば、日本のマサ・スミデって、どんなヤツやねん、という不安はあったでしょうが・・・(笑)。
で、ピーターとのセッションは♪Tears In Heavenで決定。そして、全員のセッションは♪Mercy Mercyで行くことに。僕としても、こういう組み合わせのライヴは初めてなので、明日からのツアーの展開が楽しみ。
つづく
【10月31日(金)】「オープン・ストリングス・フェスティバル」初日。ホテルの周りが静かなことと、長い移動で疲れていたこともあって、さすがによく眠れた。朝食付きということで、まずは1Fへ。なんと一番乗り! いい感じのおばあさんが笑顔で迎えてくれた。英語が通じない(当たり前)・・・でも、「ダンケ・シェン」(ありがとう)さえ言えれば問題なし。ハム、ソーセージ、チーズ、ゆで卵、ジャム、パン、フルーツ、ヨーグルトといったメニューでしたが、初日なのでおいしく食べれました。この後、毎日、同じメニューが続くことになるのですが・・・(笑)。
朝食後、ホテルの周りを散策。町並みがいい感じ。ベンツとかBMWの高級車が多く行きかう。寒~い。息も真っ白。所々でフェスティバルのポスターを見つけて、ちょっといい気分に。もちろん、カメラに収めました。ホテルの部屋に戻って、少し練習。周りの部屋からもギターの音が聞こえてくる。フェスの出演者かな。じつは、この時点で、まだスケジュールを知らなかったし、主催者でもあるピーター・フィンガーとも話していなかったんです。当然、相手も僕が無事に着いたかどうかも知らない!? ので、Acoustic Music Recordsへ電話。そこでピーターの携帯番号を聞いて、ようやく彼と連絡が取れ、15:00に迎えに来てくれることに。その前に、散策中に見つけた中華料理店でランチ。当然のごとく英語が通じない。汁もののラーメンを注文したつもりだったけど、焼きソバが出てきた。まぁ、ええか~(笑)。すごい量~!
15:00、時間通り、ピーターが自家用車で迎えにきてくれた。顔をあわせるのは、今日が初めて。でも、なぜか、初めて会ったような気がしない。ほどよく会場に到着。けっこう大きなホールで、まだ各ギター・メーカーの展示会場のほうの準備は進行中。リハは順調に終了。音量がホールの割りに小さかったのが気になりましたが、まぁ、現地のやり方に合わすのが一番かな。そう、「郷に入っては郷にしたがえ」か。本番は、ピーターの心遣いもあって、トリをつとめることに。僕的には何番目に演奏しようが気にならないのですが、でも気分は悪くなかった(笑)。が、ステージに出たら、なんと、椅子も変わってるし(リハより少し高い)、座る位置(モニターから遠い)も違うじゃないですか~。 それに、録音用の2本のマイクの位置が、演奏の邪魔になるようなところに立ってる・・・ん、けっこうツラかった~。でも、「プロは文句を言わず、与えられた情況で最高の仕事をする」ということを自分に言い聞かせながら頑張りました。お客様の反応は、アメリカのような直接的なガツ~ンというのはないけれど、静かに聞いてもらえたし、拍手も一杯貰いました。
この夜は、僕の他に5人のギタリストが出演しました。全員、個性のある素晴らしいアーティストでしたが、特に印象に残ったのは、カナダのRyan LeBlanc と南米はチリのAndres Godoy。ライアンは、まさにワンマン・バンド状態で、ハーモニカ、カホーン(箱みたいなパーカッション)、ギターを一緒に演奏するという離れ業が目をみはりました。カホーンに座って右手で叩く、そして、ギターは左側に立てて左手だけで弾くというふうに。一方、アンドレスは、事故に遭って右腕を完全に失っているのですが、ギターを左側に立てて、左手だけで演奏するというスタイル。もう、見事と言うしかなし! 他のギタリスト(イタリア、フィンランド、フランス)も「ただモノではない」人たちでしたし、そんなアーティストと出会えて、触れ合えて、ほんとうに嬉しい一夜となりました。部屋に戻った時、25:30でした。
頭の中でギターの音が交差しながら眠りにつく・・・
つづく
ん~、久しぶりによく眠れた~。やっぱり、畳の上やないとあかん! それと、米がおいしい! ハム、ソーセージ、肉類、チーズ、ピザ、パン(しばらくは「禁句」)の連続やったから、和食はこの世のものと思えんくらい、う・ま・い! これも、しばらく離れていたお陰で、普段だと当然のものと受け止めていて、特別な感動を感じないものなのかもしれないなぁ。食事面のみならず、やっぱり、何でも距離感が大切ということか・・・とくに海外遠征は、確かに体力的にはキツイけど、色々と考える材料を与えてくれるから、その点でも良かったと思いますねぇ。そうそう、「おかえりのメッセージ」ありがとうございます! 待ってくれている人たちがいるということは有難いこと。疲れも和らぎます。
さて、前置きはこれくらいにして、ツアー記へといきましょう。今回も日記を基に書き綴っていきますね。しばし、お付き合いくださいね。
***
【10月30日(木)】関空へ向け、新大阪駅発7:17分の「はるか」に乗る。早朝にもかかわらず、関空は円高のせいか、けっこう込み合っていた。早速、ルフトハンザのカウンターへ。いつものように通路側の席が取れたまではよかったけど、なんと、荷物の重量オーバー(12Kg)で、4万円を超える超過料金を請求される!? 1キロごとの追加料金システムらしく、しかもフランクフルトまで長距離ということで、もう払うしか方法はなく、なんとも気が重いスタートとなりました(笑)。そして、機内での「フランクフルトまでの飛行時間は約12時間20分です」のアナウンスにノックアウト・・・長いのは分かっていたけど、これには「フ~」とため息が。よし、ビールでもということで、ビールをお願いすると瓶で出てきた。缶でないところにドイツ人のビールのこだわりを見た気がしました。少し苦めでおいしかったなぁ~! 機内の気圧とかを考えて、アルコールはこの1本だけにしておいた。先は長いから!
予定より少しだけ早く(15:00)フランクフルト空港に到着。気温は5度で小雨。寒いところを飛んできたということで、なんと、飛行機の一番前の出口が凍って開かないというアクシデントがあったけど、急いで出口へ向かう。税関では何も聞かれず、いい意味で、気楽でよかった。最後の出口の要申告・申告なしのゲートには係員が一人もいなくて、放し飼い状態。アメリカと比べると、かなり“自由”な感覚がして、なんともいい感じ(笑)。その足で、目的地のオスナブリュックに電車で向かうため、DB(ドイツのJRみたいなもの)のインフォメーション・センターへ。そこで、電車のスケジュールと一番良い行き方を聞いて、さっそく長距離列車(ICE=ドイツの新幹線)のプラットホームへ向かう。乗り継ぎなどの情報をプリント・アウトして貰ったので(ドイツ語ですが)、それを見ながらの移動となる。時間的には正確で、ほぼ日本と同じ感覚。ただ、電車はすごく混んでいて、乗り換え駅のドルトムントまで、そして、そこから乗り換えてオスナブリュック行きの電車までも満員で座れず、ずっと通路に立ったり/座ったりして行くという状態でした。キツかった~。でも、電車内、プラットホームとも無駄なアナウンスがなく、すごく静かなのが良かった。まぁ、乗り過ごさないように注意は必要ですが。
オスナブリュックに19:21着。ドイツでの最初の買い物はミネラルウォーター。けっこう高い感じがした。タクシーでホテルへ向かう。石畳の路地にある小さくて可愛いホテル。チェックイン後、そく「バタンキュー」で寝てしまった。長~い、長~い一日の終わり。
つづく
あ~、長かった~、そして疲れた~! これまでで、いちばん体力的にキツかったけど、充実したツアーとなりました。途中、体調を崩して、集中力が持たない日々もありましたが(寝不足と不規則な食事の連続で)、今は、ほんとうに「無事に戻ってこれてよかった~」とホッとしています。なんか、身体の奥深いところに疲れが溜まっているみたいで(目の下にはクマができてるし~)、当分はボ~っとする時間が必要かなぁ・・・
で、ツアー報告のほうは、追ってお知らせすることにしますね。
ひとまず、取り急ぎ「無事、帰国」のお知らせでした!
以前からお知らせしています表題の企画CDですが、発売日に関して、当初の予定より遅れて、11月末頃になると連絡を受けました。申し訳ありませんが、今しばらくお待ちくださいね。このアルバムの内容に関しては、10月16日の書き込みを再度ご覧いただければ幸いです。
で、このCD(+インタビュー)が最新の『アコースティック・ギター・マガジン Vol.38』に取り上げられていますので、そちらのほうも、よろしくお願いしますね。
取り急ぎ、お知らせでした~。
今、ドイツ・ツアーを目前にして、けっこうバタバタしています。それと、来年3月に予定しているカナダのボブ・エバンス(ギター・チャンピオン!)との国内ツアーのスケジュール組みもあって、「あれも・これも状態」で、なんか、せわしない感覚ですが、ひと通り公演場所の輪郭が見えたのでひと安心というところです。皆さん、その節は、またよろしくお願いしますね!
ちなみに、ボブの最新アルバム”4 on 6″は、先週、カナダの音楽祭でインスト・アルバムの最優秀作品賞に輝いたそうです。すばらしい! で、このCDタイトルですが、ビートルズのカバー・アルバムで、ビートルズが「4」人、ギターの弦が「6」本ということを表しています。つまり、4人の作品を6弦ギター1本で弾いている、ということですね。
あと、先日お知らせしていた、上田正樹さんのライヴへお邪魔する件ですが、12月26日、27日で決定いたしました! 毎年恒例の、横浜はParadise Cafeでの公演に乱入(まじめに!?)いたします。売り切れ必至のライヴですが、お近くにお住まいの方々は、ぜひ、よろしくお願いしますね! この出会いを作ってくれた、滝ともはるさんには感謝~!
・・・ということで、おそらくドイツ前の書き込みはこれが最後になるかもしれません。11月末頃に帰国しますので、それまで、皆さん、お元気で! そして、遠いところにいる僕に「気」を送ってくださいね(笑)。
僕とギターの“二人旅”は続きます・・・
今回の1週間の旅は、信じられないほどの出会いの連続でした! まずは、17日の滝ともはるさんの記念ライヴでの出会い―スペシャル・ゲストの高山厳さん、因幡晃さん、平山みきさんは、昔、僕が所属していた音楽事務所の先輩にあたり、数十年ぶり(?)の再会でした。そして、同じライヴのゲストとして初めてお会いしたのは、大森隆志さん(元サザン・オールスターズ)、桑名正博さん、上田正樹さんでした。あと、ももちゃん(丸山ももたろうさん)とも再会できました。
もちろん、皆さまにお会いできたのは嬉しいことなのですが、一番嬉しかったのは、上田正樹さんと楽屋でセッションできたこと! たまたま楽屋が隣りで、僕とももちゃんと大森さんとでセッションしていたら、上田さんが途中から“乱入”され、そこから大セッション大会となり、僕も上田さんと何曲か一緒にできたんです。いや~、それにしても上田さんの歌声には完璧にやられましたねぇ。ソウルを感じると言うか、ハートはもちろんのこと、身体の内臓にまで響くというか、伝わる深さが圧倒的に違う! 僕も、ギターでそういう音色が出ていればいいけどなぁ、と即座に願った次第。そして、上田さんから「今度、一緒にやろうぜ!」と言っていただいた時は、本当に嬉しかったっ! 12月頃に実現しそうかな・・・
翌日は、名古屋へ移動して、そのあと岐阜の可児市にあるヤイリ・ギターの工房へお邪魔しました。じつは、東京の新星堂さんとの企画で新しくギターを製作していただくことになり(Alvarez・Yairi)、ギターの材やらデザインなどの打ち合わせでした。この規模の工房へ行ったのは初めてだったこともあり、すごく新鮮な感じでした。で、ここでも更なる出会いが・・・なんと、偶然か、ケーブルTVのWOWWOWのスタッフの方々が取材に来ておられて、急遽、僕も取材されることに。でも、めっちゃ普通の格好(オッサン!)してるし、ほっぺたのヒゲも剃ってなかったので「大丈夫かなぁ・・・」状態でしたが、まぁ、久しぶりのTV出演やし、めでたし・めでたしかな(笑)。たしか、来年の2月頃の放送だとお聞きました。
そして、次の日から3日間は、トミー・エマニュエルのライヴ・ツアーのちょっとしたお手伝い。彼とは2年ぶりの再会でしたが、殺人的なスケジュールをこなしているとは思えないほど、元気でした。僕より1つ年上なんですが、僕があのスケジュールで動いたら、おそらく1週間で入院かも(笑)。面白いのは、ますます、彼はギター好きになってきていること。なんと、名古屋から大阪へ向かう新幹線ホームでギターを弾きだしたのにはビックリしました。キオスクの前とかホームの白線近辺とか、入ってくる新幹線に向かって(JRの人に笛をふかれてましたが)・・・そこへ、音響担当のニールがトミーの足元に帽子を置いてお金を入れだし(10円とか!)、これには近辺にいた人たちも大笑い。こういう、ちょっとしたユーモアは人生をラクにするんです。
今回もセッションが楽しかった! トミーのほうから「やろうぜ!」と言ってくれて、昨日の大阪公演の前に僕の部屋でセッション大会。たしか、4~5曲やったと思うけど(ブルースとか、ファンクとか色々)、やっぱり、この人のアイデアの引き出しの多さには感嘆するしかないかなぁ。で、本番では♪Come Together、♪Superstitionの2曲をやりました。セッションだから、キーくらいしか打ち合わせしてなかったんですが、その場でしかできないモノになったのかな? 音楽が共通語で、しかも、それでお互いに会話ができる、というのはすばらしいことだと再確認できたように思います。ライヴ後に、彼が真剣な眼つきで僕に言ってくれたことは、僕の胸に秘めておくことにします・・・。
そして、話は前後しますが、その日の会場へ出発する前に、ホテルのロビーで、なんと、スティーヴ・ルカサー(TOTO)と超至近距離で遭遇! しかも、彼はトミーとは顔馴染みで、トミーを介して紹介してもらえることに。また、ここでも僕を紹介してくれたときのトミーの言葉にはグッとくるものがあった・・・でも、スティーヴは、ライヴ前にすでにほろ酔い状態。別れ際に、トミーに向かって、「ライヴのあと、吐くまで飲もうぜ!」と言ってはりました(笑)。
今回の旅は、まさに、「出会いがあるから僕らは動いているのかなぁ」と思わずにはいられないほど盛りだくさんな内容でした。
さて、次はどんな出会いが待ってるのかなぁ・・・そして、どう動いていくんだろう・・・
***
Tommy Emmanuel & Masa Sumide playing “Summertime” on YouTube.
Check it out!!!
http://jp.youtube.com/watch?v=wJubNR7VF9E
日本の若手ギター製作家5名+住出勝則+小松原俊+ドルフィン・ギターズによるコラボレーションCDが間もなく発売(11/1日予定)になります。表題のアルバム・タイトル通り、それぞれがギターに想いや願いを託して完成した作品です。ぜひ、聴いてくださいね!
***
【収録曲順】
1 雲の隙間から―小松原俊(Fellow Guitar)
2 Simple Life―住出勝則(同上)
3 クレイジー・フォー・ユー―小松原俊(Fujii Guitar)〔カバー曲〕
4 シェルブールの雨傘―住出勝則(同上)〔カバー曲〕
5 You Raise Me Up―小松原俊(Suzukawa Guitar)〔カバー曲〕
6 No More Tears―住出勝則(同上)
7 雀―小松原俊(Hidaka Guitar)
8 You Are My Rainbow―住出勝則(同上)
9 海の見える町―小松原俊(Kameoka Guitar)
10 言葉にできない―住出勝則(同上)〔カバー曲〕
11 Desperado―住出+小松原(スティーブンス/ソモギ)〔カバー曲〕
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※以前お知らせしたように、僕の選曲の基準は、メロディー優先+普段の自分のCDとは少し違うタイプの曲+フィンガーピッキングに特化した曲、です。ので、あえてガツ~ンとくる感じの曲は入れていません。あくまでも、「スター」は使用されたギターです!
このCDに関するお問い合わせは、ドルフィン・ギターズまでお願いいたします。
Tel:(06) 6310-6180 / www.dolphin-gt.co.jp
僕は、常に「プロの仕事がしたい」と思っています。また、そう心がけています。どんな職業であれ、「プロ」と呼ばれる人はたくさんいるわけですが、プロのなかでも自ずとレベルは分かれていきます。よって、プロなんだけど“アマチュア”的な人がいることも確か、ということになります。
ギタリストに限って言うと、技術的には、プロは「上手くて当たり前」からスタートです。それ以前に、表現がどうのこうのという話しではありません。まず、技術ありき、です。次に、その技術をひとつの方法として利用しつつ、感情移入・表現の段階だと思うんです。でないと、表現方法の幅が極端に狭くなってしまいます。そして、最終的には、音数が少なくて済んで(納得させられる)、指の速さとかテクニックに頼る必要がなく、それを超越した音色で勝負できる、という域。しかも、すべて個性的でなくてはなりません。よって、技術的にすぐれていても、「○○みたい」と、誰かに似ていると言われている間は勝負にならない、ということですね。
ワン・アンド・オンリー ― 目指すところは、ここです。技術、表現とも、この域を目標にしたいものです。
最後に、僕の「プロ」の定義(心がまえ)です ― プロとは、与えられた条件・状況のなか、文句を言わずに、それを最大限に活用でき(自分のモノにできる)、お客さまの期待に十二分に応えられる人。また、本番までのプロセス(練習量や苦労)を口にせず、サラッと自分を表現できる人 ― のことです。また、人間的には謙虚でなければなりません。逆に、偉そうに振舞っている間は、大したことがないと言えるかもしれませんね。
僕は、そんなプレーヤー(+アーティスト)になりたいと思います。
良いのか悪いのか、僕は実年齢より若く見られます。外国人から見ると、10歳くらいは若く見られてしまうんです。これって、喜んでもいいのかなぁ? もし、ヒゲがなかったら、赤ちゃんとは言わないまでも、見た目だけは、かなり若返ること間違いなしですねぇ。で、外国の方いわく、若く見られるのは最高の褒め言葉だということらしいのですが、僕としては、やっぱり音楽のお陰かなと思っています。音楽の偉大なパワーかな。
若いときは「早く大人になりたい」と思った時期がありましたが、最近は、今の自分のままで、年齢だけ30歳代に戻りたいと思うときがあります。まぁ、今が充実していないという意味ではありませんが、もし、そう質問されたら、そう答えるかなぁ・・・。
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